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無農薬のお米づくり・品種について

農薬や化学肥料を使用しない栽培をする上で品種選びの重要性を感じています。 今年も色々な狙いの中で、実験中。
今年栽培している3種類の品種を紹介します。

1.コシヒカリ

7/6時点のコシヒカリ


言わずと知れた人気の品種。
甘味と粘りが人気の秘訣です。

少ない肥料で育つように作られてきた品種のため有機栽培に向くと考え、私たちは一番長く育ててきました。
弱点としては、茎が弱いことです。

今、除草(草取り)のメインがチェーン除草なのですが(詳細は先日の原稿へ)チェーンで除草すると、どうしても茎にダメージがあるので、この栽培方法とコシヒカリが合うかどうかは検証が必要と考え始めています。

チェーンの状況:チェーン除草後に半分近く倒れてしまい起き上がるのに2~3日かかる

2.イセヒカリ

7/6時点のイセヒカリ

病気に強く、株も強い。有機米で良く栽培される品種です。
コシヒカリに比べて茎が強く倒伏に強いという特徴があります。
昨年育てて味見もしました。噛むと甘味がじわりと感じられ、米が硬めです。楠スタッフは硬め好きが多く、イセヒカリは人気でした。

チェーン除草後の状況:作業した直後でも倒れていない。チェーン除草によるダメージがさほど大きくない印象。

3.ハッピーヒル

7/6時点のハッピーヒル

自然栽培の祖である福岡正信さんが開発した品種
株が強く大きく、多収品種と言われている
今年はじめて育てる品種ですが、定植後15日の段階で比較して株が大きい 印象。 他の品種と比べて、背が高く茎が太く 、稲というより稲科の雑草のような見た目 。見た目通り強く、除草の際もびくともしません。
成長が早く、こまめな除草をせずともそのまま雑草に勝ってしまうかもしれないと思える勢い があります。

弱点としては、お米の品質(見た目)が悪くなりやすいと言われているので売れるお米になるかは、収穫後に検証します。
(スタッフ/高田夏実)

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