ちょっと立ち止まって、今を見つめて/ほしおさなえ「言葉の園のお菓子番 見えない花」
「言葉の園のお菓子番 見えない花」は、ほしおさなえさんの新シリーズ第1作目です。ほしおさなえさんと言えば、「活版印刷三日月堂」を、以前こうさぎも紹介させていただきました。優しく丁寧な文章が印象的な作家さんです。
主人公の一葉は、勤めていた書店が閉店してしまい、現在失業中。そんな時に出会ったのは、亡き祖母が生前やっていた「連句」でした。
祖母に倣って、毎月季節のお菓子を持って連句の会に行くうちに、徐々にその奥深い世界に魅了されていきます。
連句を通して出会った人たちから、書店