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35日目 子供に困難を経験させる。才能ではなく努力を褒める

4連休!

世間は4連休だけれど、夫婦で育休中の我が家は特にかわらない毎日である(昨日からお風呂に入れ始めたけれど)。正直1日でもいいから休日がほしい。
本当はオリンピックだったのか。育休前は「ずっと休みだからオリンピック好きなだけ見れるじゃん」なんて思っていたけれど、実際に育休に入ったらテレビを一度もつけていないので、おそらくLINEやtwitter経由の速報くらいしか見れなかっただろう。

今日も天気が悪かったので散歩デビューはお預けになった。明日は出かけられるかな?ふたりとも夜元気があふれているのでそろそろ日中の散歩(日光浴)などで夜はスヤスヤ寝ていただきたい。

困難を経験させる。才能ではなく努力を褒める

Amazon Prime Readingで無料で読めたので、GRITの本を読んでいる。

自己啓発(自分のキャリアのため)として読み始めたのだが、子育てにも生かしていきたい内容だった。原著がアメリカ発のため、ミレニアル世代についてよく触れられていた。アメリカのミレニアル世代は日本でも最近言われがちな「温室育ち」として育てられてきた世代らしい。

 報酬を得るのに一生懸命頑張る必要がなく、親がこの世からすべての苦難を取り払ってくれて、卓越性の基準が凡庸なレベルにまで下がり、実社会ではランチの仕出しや通勤手当など様々な特典がついてくるという環境で、どうしたらもっと上を目指そうと思えるだろうか?
 仮に、こうした若い人たちが困難な目標を設定し、それを達成したいと強く願ったとしても、今までに一度たりともそういう経験をしたことがない彼らは、そのために必要なスキルをどこで身につければよいのだろう?意志力を養うためには満足を先延ばしにすることが重要だということを、彼らに知るすべはあるのだろうか?彼らの手本となる人間はどこにいるのだろうか?彼らはどうしたら、目標を設定し、進路を保ち、ときに方向転換をしながら、ゴールが見えるまで進み続けるような責任の概念を持てるようになるのだろうか?

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1011-1018). Kindle 版.
 ドウェックは、生まれ持った知能を褒められて育った子どもは自分の強みや才能は先天的なものであって伸ばすことはできないという信念を持つようになることを発見した。そうした信念を「硬直マインドセット」と呼ぶ。生まれ持った知能を褒めるというのは、例えば、パズルを解いたり、絵を描いたり、競争で勝ったり、通信簿の成績が良かったりしたときに、こんな風に褒めることをいう。「あなたって賢いのね!」「あなたはすごい子だわ!」「あなたの才能をもってすれば当然の結果ね!」といった具合だ。
 こうした褒め方をされて育った子どもは、うまくできそうにないことを避けるようになる。なぜなら、彼らは自分が「特別」であるというイメージを崩したくないからだ。自分が特別であるという感覚がなくなってしまうと、彼らは自分が価値ある人間であると感じられなくなってしまうのだ。

 一方で、結果には関係なく努力そのものを褒められて育った子どもには、「しなやかマインドセット」が育まれる。努力そのものを褒められることで、たとえ何かできないことがあっても、たくさんの努力をして粘り強く頑張ることができれば、最初はうまくできなかったことでも時間をかけて習得することができるということを学ぶのだ。

キャロライン・アダムス・ミラー. 実践版GRIT やり抜く力を手に入れる (Japanese Edition) (Kindle の位置No.390-401). Kindle 版.

これは日本の現代でもありそうだなーと思った。成功体験も必要だけれど、そこにたどり着くまでの過程を大事にしないといけなそうだ。私自身があまり「私にはやり抜く力がある!」と思えていないので、子供には自信を持ってどんなことにも挑戦できる心を持ってほしい。

真偽はわからないがこのような話もtwitterで見た。子供が安心して挑戦できるための帰れるところを作るのも親に役目なんだなあ。

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