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大好きを叫びたい


 写真で何かを表現するにはまだまだ未熟で、それでも表現する事、伝えたい事を諦めたくないので、稚拙ながらも文章を添えたいと思いました。

 虹ヶ咲を知っている人が写真を見た時、「虹ヶ咲」そして「優木せつ菜」を連想してくれる場所。そんな思いで選んだ場所がここでした。
 虹ヶ咲学園の校舎として描かれていて、同好会の練習場所としてアニメにも頻出していて、そして中川菜々がスクールアイドルを続けると決意した場所。なによりここは、優木せつ菜が大好きを叫ぶために歌った場所です。写すならここしかないという思いがありました。
 優木せつ菜がここに立って大好き叫ぶ姿。その姿をここで想像しながら撮りました。



 撮影時、天候は雨。この天候もむしろプラスとして考えていました。
 「DIVE!」のMVでは水の中の優木せつ菜という演出がされました。映り込んだ水たまりのリフレクションにその姿が重なれば、そんな思いで撮りました。また、雨というのは虹ヶ咲にとってとても大事な表現だとも思っています。虹ヶ咲のアニメ、PVで多様されている天候ですし、なにより虹ヶ咲の「トキメキ」を表現する虹の前には、必ずと言ってもいいほど雨が必要です。虹が咲くような光の景色が、スクールアイドルである彼女たちにとって「ステージ」であるなら、雨はそこに向かうまでの努力であったり準備であったり、そんな姿を表しているのではないかと考えているからです。もちろん、困難や挫折といったネガティブな表現としても使われています。しかしそれらを一歩ずつ乗り越えていく姿も、応援したい大好きな彼女たちの姿ですしそんな姿も含めて連想できればと思います。


 今日という日に優木せつ菜のために写真をあげる事、大好きを叫ぶ事。そこにネガティブな感情が無いと言えば嘘になります。この写真はそこも含めた自分の心の内も現れていると思います。しかし、そういった気持ちを持ちながらでも大好きだという気持ちが揺らいだり、小さくなったり、無くなったりすることはありませんでした。今でももちろん大好きです。
 雨のこの場所の写真ですが、優木せつ菜が、虹ヶ咲が大好きな「あなた」がこの場所を想像する時、どのような場面が思い浮かぶでしょうか?
 私は光の中、大好きを浴びて輝き歌う、そんな優木せつ菜を想像しました。
 その連想される景色の移り変わりのように、雨から虹が咲く景色へ、いつか私の中のこの思いも移り変わって行ってほしい。そんな願いもあります。

 なぜ、数ある聖地の中でアニメの聖地を選択したのか。それは「アニメ化」という出来事が、虹ヶ咲のみんなにとって最も大きな転換点だと思ったからです。アニメ化の予定は無いと言われていた虹ヶ咲にとって、アニメ化、そしてそれ以降の展開はまるで夢のような出来事だったのではないでしょうか。そしてそのアニメのストーリーも、一人一人の魅力を発信した素晴らしいものでした。
 特に挿入歌については、ソロアイドルとしての彼女たちの姿も、一人の人としての内面も、考え方であったり秘めている想いも全てを詰め込んだ、一曲一曲がまるで輝く虹のような歌でした。より、彼女たちの事が大好きになりました。
 だからこそこの場所を写したかったのです。写す事でこの気持ちをずっと持っていたいと思ったからです。

 「DIVE!」と「CHASE!」どちらを写すのかは最後まで悩みました。決め手のようなものは無く、ただより優木せつ菜を強く感じられるのは「DIVE!」ではないかという事でそちらを選びました。
 アニメの中で「CHASE!」を披露したあの場所は、それ以外の思いも、強く残っているからです。

 


 
 ここでの撮影に、どれだけ大好きの気持ちを詰め込んだのか。それを写真でも、文章を添えても、全てを伝えきれてはいない気がします。
 それでも、今日この日に大好きを叫ばずにはいられませんでした。

 いつか、よりこの気持ちを伝える一枚が撮れるように、この大好きな気持ちを抱えながら、一歩ずつ進んでいけたらと思います。

 虹ヶ咲のこと、優木せつ菜のこと、大好きです。


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