吉村順調にローテーション入りへ…野手の争いは捕手、内外野すべてで激化!※映像がないため無料配信です。 マツダ~カープOP戦~

FC2マガブロ「スワローズ観察日記R」とnote「スワローズ観察日記R別館」の違いについてはこちら
FC2マガブロ「スワローズ観察日記」&note「スワローズ観察日記R別館」のお知らせ

マツダ カープOP戦
S 001012100 5
C 000010010 2

勝吉村
S久保
負森

本塁打
盗塁
失策 小園(6回・遊ゴ1塁悪送球)
盗塁死 曽根(5回・ケラ-松本直)
走塁死 濱田(3回・二走本塁突入)濱田(5回・二走本塁突入)内山壮(8回・一走三飛ラン&ヒット戻れず)
暴投 木澤(8回)
捕逸

勝吉村 4回 1安打 4奪三振 1四死球 0失点 自責点0
 ケラ 1回 2安打 2奪三振 1四死球 1失点 自責点1
 石山 1回 1安打 0奪三振 0四死球 0失点 自責点0
 田口 1回 0安打 0奪三振 0四死球 0失点 自責点0
 木澤 1回 1安打 2奪三振 0四死球 1失点 自責点1
S久保 1回 0安打 1奪三振 0四死球 0失点 自責点0

負森 3回 3安打 1奪三振 5四死球 1失点 自責点1
 アドゥワ 1回 1安打 0奪三振 1四死球 0失点 自責点0
 松本 1回 2安打 1奪三振 1四死球 1失点 自責点1
 戸根 1回 3安打 0奪三振 0四死球 2失点 自責点0
 島内 1回 1安打 1奪三振 1四死球 1失点 自責点1
 森浦 1回 0安打 1奪三振 1四死球 0失点 自責点0
 河野 1回 0安打 1奪三振 0四死球 0失点 自責点0

⑧7並木 四球 二飛 四球 三安 中飛
⑦9内山壮 四球 右飛 左飛 中飛 四球
⑥長岡 二飛 二ゴ 二ゴ 右飛 空三振
③オスナ 三ゴ併 四球 四球
R3松本友 右安② 三飛
⑨8濱田 左2 右2 右2① 三ゴ 空三振
8丸山和
⑤赤羽 四球 中安① 空三振 四球 中飛
D三ツ俣 投ギ 二飛 右安 投ギ
HD宮本 右飛
②松本直 死球 右飛 遊ゴ(1塁悪送球)左2①
2古賀

⑧秋山 四球 空三振 空三振
⑨野間 二ゴ 三ゴ 遊ゴ
9田村 二ゴ①
③マクブルーム 左飛 二ゴ 左飛
5内田 空三振
⑦西川 中飛 左飛
⑦中村 左安 遊直
Dデビッドソン 空三振 空三振 遊飛
HD堂林 頭語
②坂倉 左飛 死球
R4曽根 一ゴ
H上本 右飛
④菊池 右安 中2
2持丸 遊ゴ
2清水 空三振
⑥田中 空三振 空三振
6小園 三飛
⑤3林 捕邪飛 中2① 右2

マツダでのカープ2連戦、ルーキー吉村が先発して4イニング無失点と好投。
リリーフ陣も大きな崩れはなく、5-2で勝利した。

この日も映像で見ることはできなかったため、あくまでも紙上の試合評となる。
先発の吉村は、ストレート、スライダー、フォークとさまざまな球種で三振を奪っている。
追い込んだあと、球種を絞りにくいというのは一軍で先発する条件のひとつ。
フルカウントから前回はスライダー、この日は四球になったがフォークと、不利なカウントであっても変化球が投げられるのは、相手にとって嫌なはず。
多彩な球種でカウント、勝負ができるとなれば、配球で組み立てが可能になり、捕手としてもやりがいのある投手といえそうだ。
ローテーションに前進というより、髙津監督が“ペースダウン”を指示した段階で、使える投判断があったのだろう。
ルーキーだが、開幕に合わせるスケジュールが優先となり、開幕後から中6日で回すことを考えてはいないかもしれないが、ローテーションに入ることが前提の調整となっていそうだ。

2番手のケラは前回同様失点をした。
ストレートの威力とともに、武器となるのがカーブといわれてきたが、まだその球が決まらない。
カーブが決まるようになれば、もっと楽な投球になりそうだが、今のところストレートとチェンジアップで勝負というスタイル。
開幕までの課題はカーブの制球となるが、外国人投手の目標はあくまでも開幕。
新外国人投手3人のなかで、もっとも実績をもち、またリリーフはケラだけ。
ストレートの威力は増しているだけに、順調というところだろう。

3番手の石山は、ストレートが昨年よりいい感じだが、フォークで空振りを取ることができない。
ストレート、スライダーの組み立てとなり、クローザーは苦しいが、接戦での中継ぎもしくは打順を見たうえでの7回であれば十分使えそうだ。

4番手の田口は、順調そのもの。
開幕前に一度落ちるかもしれないが、それはあえての下降であり、今季は勝ちパターンを計算できそうだ。

5番手木澤は、2ベースから振り逃げでピンチを作ったが、これは実戦の調整としてはいい舞台。
後続は打ち取り、危なげはない。
三振もふたつ獲り、クローザー候補としての番手を挙げている感じだ。

6番手は久保。
前日の長谷川、この日の久保と田口が勝ちパターンへ入るのなら、この2人のうち最低1人は一軍ブルペンにいてほしい存在。
前回も古賀とのコンビで、武器のシュートよりもスライダーで勝負していたが、オープン戦ということでもう少しシュートを意識させた方がいいように思える。
前回見た感じでは、シュートもしっかり投げ切っていて、昨年の自信をもち続けているようだ。

野手は、まず捕手争い。
中村、ユーティリティとして打撃を活かす内山壮は確定だが、松本直と古賀の争いになっている。
オープン戦の起用を見ると、現状では松本直がリード。
古賀がどこまで追い上げるかという状況だ。
ただそれだけでなく、実質3番手の捕手をファームで試合に出すという考えもあり、内山壮の起用法によってはベンチ入り捕手4人という可能性もある。
この争いは開幕まで続きそうだ。

外野手では、塩見が開幕に間に合いそうということだが、丸山和、並木に加え、濱田にもセンターを守らせているのは、危機管理としてはいい準備。
内山壮、濱田はライトを守る機会もあり、これはサンタナへの控えとして右打者の長距離砲としてのテストだろう。
同じ外野であっても、レフト、センター、ライトはそれぞれ違うもの。
風の影響受ける屋外球場であれば、クッションも含めて経験しておいた方がいいだけに、この辺りにも河田コーチの加入のきめ細やかさが出ている。

ユーティリティの控えとしては、前日に初めてヒットが出た三ツ俣が、守りとともに買われていたバントを2度成功。
赤羽も打撃でのアピールが続いている。
また、セカンドは元山が死球による欠場はあったものの、打撃でアピール。
昨年は宮本の頑張りがあったが、控えとセカンドのバックアップとして存在感を見せ始めている。
武岡もその枠を狙うひとりであり、この争いは開幕まで続きそうだ。
ただ全員左打者ということ、セカンドの控えは、山田のバックアップであり、3番打者が欠場するということ。
控えに関しては、ポジションが多い方がいい。
長期の離脱の場合は、守り重視となるが、短期的な場合は攻撃重視のパターンも試しておきたい。
そういう意味では、来週の本拠地神宮で内山壮をセカンドで試しておくのも、危機管理としてはありと考える。

ここから先は

0字
公式戦は現地観戦、テレビ観戦すべて試合評として挙げる予定です。FC2「スワローズ観察日記R」では13年連続公式戦、ポストシーズンすべて書いてきました。球団への取材などは行わず、あくまでもプレー、作戦などから感じた私的な試合評になります。

プロ野球東京ヤクルトスワローズの試合評を、オリジナルデータやプレーを観察したしたうえで、1年間現地、テレビ観戦を通して個人的なや評論を書き…

サポートも歓迎しております。神宮球場での観戦費用として使わせていただきます。