公務員にインタビュー【海上保安官①】〜女性海上保安官の悩みとは?〜
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運営しております。
元公務員であり、
長年公務員受験指導に携わっています。
多くの方に、公務員になっていただきたく、
活動を続けております。
第7弾です。
国家公安職である海上保安官。
”海猿”という映画が大ヒットしたことで、
とても有名になりました。
その海上保安庁で働く入庁2年目の方に
インタビューさせていただきました。
基本情報
・入庁2年目(専門学校1年 途中退学)
・5月実施の海上保安学校学生(特別)試験合格
・海上保安学校10月入校
・機関課所属
・年収約300万円
(航海日当等の手当を含む)
仕事内容
船艇内にある発電機やその他機器の整備、
エンジンルームの見回り、プロペラの点検、
見張り 等々
仕事のやりがい
危険性がある海域で、
漁船が安全に運航している姿を見ると、
自分たちの仕事が、安心を届けられていると
感じ、達成感を覚える。
また、港を警戒しているときに、
フェーリーを利用する方に、
ありがとうと感謝の言葉を言われた時、
自分の仕事に誇りを持てる。
辛いと感じたこと
経験のない業務に、もたついていると、
心ない言葉を投げかけてきた時、
何もできない自分が嫌になって、
すごく落ち込んだ時があった。
→先輩に励まされ、やる気を取り戻して、
今はあまり悩まず業務にあたっている。
海上保安官になった経緯
元々、剣道を長く続けていて、
現役の警察官に話を聞く機会が多く、
人を助ける警察官になろうと思っていた。
しかし、早期に合格をもらった
海上保安官も、同じ人を助ける仕事だと
思い、この道を歩むことにした。
海上保安学校での思い出
入校時、25m程度しか泳げなかったが、
入校10ヵ月目(7月ごろ)に
5~6km程度(約7時間)泳ぐ訓練がある。
水泳の授業が始まった1月から7月までの
約半年間、ほぼ毎日プールに行き、
水泳の特訓をしたとのこと。
辛かったが、とても良い思い出とこと。
女性海上保安官の悩み
女性海上保安官が増えていることは嬉しいが、
船艇内の設備を改善してほしいと思う。
特にトイレに関して、
男性は数か所あり、また便座の数も多いが、
女性は1か所しかない上、
シャワー、洗面所も同じ場所にあるので、
とても不便に感じる。
インタビューを終えて
元々は警察官希望であったが、
自分の理想を叶えれる仕事について、
その仕事に適応している。
本来の希望職種でなくても、
働いてやりがいを見つける人もいることを
証明してくれている。
あまり大きな声では言えないらしいが、
同世代の中でも、給料面が非常に良く、
それが仕事のモチベ―ションにもなっている。
海上保安官、オススメの仕事である。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
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