【特別区経験者】一次試験から二次試験(面接試験)までにすること①

特別区経験者の二次試験まで残り1か月程度となりました。

公務員試験あるあるの一つとして、
一次試験の合格発表後にすぐに二次試験(面接試験)が行われる、
というものがあります。

特別区経験者も同様でして、
一次試験の結果発表が10月20日、
二次試験(面接試験)が10月28日スタート、
という日程になっています。

ここでお伝えしたいことは、
一次試験の合格発表から二次試験の準備をはじめるのは時間的に厳しいですよ、ということです。

1か月程度前から、徐々に二次試験に向けた準備を開始して、一次試験発表後にスパートをかける、といった形で、二次試験に望むことをオススメします。

さて、では、二次試験に向けて何をすればいいのでしょうか?
特別区経験者採用試験は、申込み時点で職務経歴書(面接カード)を作成し、提出しています。この状況で、何に取り組めば効果的な対策になるのでしょうか?

対策①:職務経歴書を面接官に説明できるように準備する

まず、職務経歴書を改めて読んでみて、自分が何を面接官にアピールしたいのか、どのような点がアピールポイントになるのか、といったことを確認しましょう。

面接試験では、職務経歴書に書いていないことも聞かれますが(「他には?」タイプの質問)、基本的には、職務経歴書に記載した内容を基にした質疑応答が行われます。

記載している内容を、第三者である面接官に対して分かりやすく伝えるために、どのような補足を入れつつ説明すれば分かりやすく伝えられるか?という視点で内容を検討して、良いと思った表現はメモに残しましょう。

ポイントは、実際に声に出してみることです。

声に出してみると、頭の中で思ったこととのズレを理解することができます。なんか思ったことと違うなと感じるところから実践的な面接対策が始まります。

なお、1級職の場合、3分間プレゼンが求められることがあります。
また、質問の中で、自己PRなどを1分間で説明するよう指示されることもあります。

このため、説明内容を1分間、3分間で説明できるように練習しましょう。
実際に声に出して読み、どこまで読んだらどれくらい時間がかかるかをメモしておきましょう。

対策②:職務経歴書に対する深堀りの質問に応えられるように想定問答を作成する

対策①を進める中で、記載内容に、第三者の説明としてわかりにくい表現が含まれていることが多々あります。

これまで添削してきた経験からは、業界用語や業界の常識を説明無く書いていて業界外の人間が状況を把握できないケースが多いです。また、抽象的な説明に終始していて、具体的に何をしたのか、どのような結果になったのかがよくわからないケースもよくみられます。

そのような点に対して、面接官からの「深堀りの質問」を想定し、どのように回答するかを検討してみましょう。

「深堀りの質問」は、そんなに難しく考える必要はありませんが、
どのような質問がされるかイメージできない、という場合は、
記載内容に対して、「なぜ?」を2回程度繰り返してみると良いでしょう。

ポイントは、「なぜ?」に対する回答に対して、「なぜ?」を繰り返すことです。

よくあるのが、不十分な回答をする、ということです。
根拠や質問に対する補足説明などが不十分で、面接官にとって回答としてよくわからない場合、「なぜ?」が繰り返されることになります。

そうならないために、事前に想定した深堀りの質問に対して、適切な回答をするトレーニングを重ねましょう。

自分の回答に対して更に質問を重ねられるという点を意識して準備しておくと、試験本番で面接官から質問を重ねられても、冷静に対応することができるようになります。

なお、想定問答は、なるべく文字に残すことをオススメしています。
手間はかかりますが、適切な回答を意識するために有用だからです。

次回、試験対策としてのリサーチについて、解説いたします。

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