【特別区経験者】試験本番を意識した面接対策はいつから始めるべきなのか【再チャレンジ】

今回は、特別区経験者の面接試験対策の開始時期について、
解説していきます。

特別区経験者の面接対策を一次試験後にすればいいのでは?
と思っている方は、多いと思います。

「それでは遅くないですか?」
というのが、本稿の結論です。

まず、試験スケジュールを確認します。
特別区経験者採用試験では、
6月中旬~7月中旬までが申込期間で、
この期間中に申し込まないと、9月からの試験を受験することができません。

また、
申込み時点で、4つの質問に答えた職務経歴書(面接カード)を提出する必要がある点に特徴があります。

1次試験(択一・論文)は、9月第1週の日曜日に行われます。
2次試験(面接)は、10月最終週or11月第1週に行われます。

以上を踏まえ、
予備校によっては、面接対策講義を9月の一次試験後に行うところもあるくらい、面接対策は直前にやる、ということが業界的に浸透しています。

しかし、
本当にそれで試験対策として十分なのでしょうか?
他の受験生との差別化をして、面接本番で高評価を狙えるのでしょうか?

社会人経験者向けの面接対策の特徴として、
対策に一定の時間を要することが挙げられます。

職務経験の棚卸し、そのブラッシュアップに時間を要することも理由ですが加えて、面接本番でどのような応答をするか、という点に一定の熟成を要することも理由として挙げられます。

どういうことかというと、面接本番で説得力を得るための回答を練り上げるために、受験生自身の内面の変化が求められるからです。

公務員試験、特に社会人経験者向けでは、民間の採用試験と同じように回答しても高い評価は得られません。行政向けにブラッシュアップした回答をすることが必要なのです。

この変化に対応するには、一定の時間を要するのです。

ここで、
一次試験が終わってから、二次試験までの間に準備できるのではないか?
と思う方がいらっしゃると思います。

忘れてはならないのは、「職務経歴書(面接カード)」の存在です。
1次試験後の対策では、面接試験で使用する職務経歴書の記載に反映することができないのです

何が言いたいかというと、
申込み段階で面接本番を意識した準備をした職務経歴書と、
そうではない職務経歴書では、自ずと評価に差がでてしまう、ということです。

面接官から、どのような質問がされるか、深堀りの質問にどう答えるか、という視点を踏まえた職務経歴書とそうでないものでは、試験の充実度が変わってきます。面接官にとって、質問のしやすさが違うからです。

再チャレンジに向けて挑戦する方は、
6月中旬から始まる申込みの段階で、面接試験の準備を開始しましょう。
そこで、他の受験生と差をつけましょう。
足りない点を把握して、2次試験までに説得力のある回答ができるように準備しましょう。

そのためには、申込みの1~2か月前から、準備・検討を開始しましょう。
この準備期間を充実させることが、最終合格への近道となります。


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