ラズベリーパイ買って動かしたら快適やったことと、これなん何に使えるの?考えたらいろいろ考えたこと。
どうせ使いみちないだろうと思っていたラズベリーパイ
それは教育用途であるからだ。私は教育者ではないし、親でもないし、この子供ためにLinuxやらPythonやらわざわざ用意して教えてあげる環境を作る必要はない、ロボットにも興味ないし、自由工作をする時間もないから、ラズベリーパイを使用する目的はない。だから私には必要ない。
と思っていたが、いろいろあって買ってしまった。アマゾンでフルキットのラズベリーパイ4B(4GB)LPDDR4版を購入。本体は日本では8000円程度だが、SDカード128GBや、アンカー社の電源やらケーブルやらなんでもかんでも付属していて、16000円程度だったので、購入。
さっそく組み立ててみた。
RasbianのLinuxで動かすわけですよ。しかも早速会社にもっていって、会社にあった使用してないMonitorとキーボードなどを組み合わせました。
なぜラズベリーパイを購入したのか。
これは私には絶対いらないのに。
それは先月の中頃のサムソン電子本社のギャラリーをみにいったことから考え始めました。
勤務先会社が所属する団体の旅行があり、韓国のスウォン(水原→水原紀子さんのあの名前の関連ね)にいき、サムソン社の博物館に行きました。
余談ですが、この博物館、近くに行くならおすすめ。訪問するべき。日本語の解説もあるのと。
なんせサムソン博物館ではなく電気博物館だから
ふつう、大きい会社が博物館とかつくると、自社の製品や歴史を並べるだけでしょ?このサムソンの博物館は電気の発見からはじまります。勉強になります。しかもサムソンに関係のない他の会社が作った製品などもアンティークで集めていて、素晴らしいです。日本電気(NEC)やパナソニックの過去製品なども電気製品の歴史として取り扱っています。
どうせサムソン製品と歴史をならべられるだけだろとおもっていたら、ぜんぜん予想と違う内容で、驚きました。世界最大の電機メーカーともなると視点が大きくなりすぎていて、あっけに取られました。
自社製品をならべるだけの博物館とは全然違うので、近くにいくことがあればぜひ行ってほしい。(ただし、この博物館のためだけに韓国の水原にいくべきかというとそこまでのPushはできない。水原にはいろいろあるからそちらと一緒にいくとよい)
話をもどしますと、ここで、最近のサムソン製品を飾っているじゃないですか、それで冷蔵庫とか白物家電を飾ってあるんですよ。するとあ、これはと思うようなものが別にないんですけど、一つ、なぜ日本のメーカーがやらないのかとおもっていたものがありました。冷蔵庫にカメラがついた製品があったんです。外ではなく、冷蔵庫の室内にむかってカメラがあるんです。
このカメラの目的は冷蔵庫の在庫がなにがあったか、わかるようにするためだけのカメラです。外から冷蔵庫の内部を見れるようにするというだけの、いわゆる ずぼら向けのカメラです。しかもこのカメラ、数分に1回撮影すればいいだけなので、静止画で良いそうで。でもこれって本当に究極の事例だと思っています。
・コストを気にして必要性があってもつけない日本メーカー
・利用者がちょっと見ればいいから、いらないと判断する日本メーカー
・カメラをつけると記憶装置とか、ネットワークとか新機能が入るので開発リソース使うからやらね、という日本メーカー
がもやもやもやーと予想されて、これは日本では出ないよなーと思うわけです。
私はこの必要性を感じます。なぜならば、飲食店などをしていると、どの程度、どのように冷蔵庫内の在庫があるのか、補充されているのか、消費されるのかを把握することが必要です。しかしそれは容易ではないし、誰かが毎日その役割をはたしている。もし自動化できればどんなに楽だろうと。
冷蔵庫だけにかぎらず、棚とか、倉庫とか、全部把握できればどんなに楽だろうと→アマゾンGoとかその技術つかってるんですけどね
となるとカメラが必要で、まずCMOSやまほどならべないと行けないわけですが、それを用意するとむっちゃ金がかかります。ネットワークカメラを大量購入してシステム組むのが早いのでしょうが、カメラがまず高い。
一方、もし冷蔵庫そのものを購入しようとすると、日本のメーカーではこういったものはまだ発売されてないし、サムソンやLGの冷蔵庫を購入することはかなり難しく、しかも高いです。(サムソン製は世界では高級品あつかいになっているので、安く売るしかできない日本市場にはほとんど入ってきていません。)
こういう製品があるとよいのになーとおもったら、やはり自作するしかない、でも自作するならどうしたらよいか、ネットワークカメラは1台1万円以上で、高い。
こうなったら、開発もかねて自作するしかありませんよね?
CMOSのモジュールつないでなんとかできないかな。
NVIDIAの開発キットあったな、
ラズベリーパイとやらもやたらと検索ひっかかるな、
JETSON高いんですよ。ラズベリーパイと比べると。その目的が違うから、仕方ないんですが。。。。
となり、結局ラズベリーパイを購入することになりました。
他にも理由ある
上記は私個人がプライベートでラズベリーパイをつかって、安物冷蔵庫カメラモジュールを組み合わせて作れると思った例です。
それともう一個理由があります。それは今の電子部品の営業の仕事のためにラズベリーパイ(みたいなモジュール)をつかおうと考えたことです。
私は電子部品の営業の仕事にも携わっているんですが、技術的なクレームがきたとき、質問などがあるときは私を介して仕事をしています。でもあくまで開発をしているのではなくて、営業の1社員です。開発や量産部門からきいた情報を右から左にコーディネートしてお客様に情報をつたえるだけしかできないです。
数年前にはEngineerやってましたが、最近はまったくやらなくなりました。電子部品単体の質問などもうけますが、技術者として現役ではないのでやっはりなにか情報も経験も不足していて、お客様からもう少し技術屋としての立場をはたしてくれ、と時々クレームも言われます。でも私の所属は開発部門ではありませんから、機材もないし、何もできません。手元にWindowsしかないのに、Linux上の開発環境についての話などされて本当に困ったことがあります。
この解決策は自分が販売している部品を自分のボードでつかって、自分で検証するしかないんです。それでNVIDIAのJETSON NANOやQualcommの開発ボードなども考えたのですが、なんせ金が不足していて(笑)いちばん安いラズベリーパイを選択しました。でもメモリ4GB(16Gb のLPD4 2個)なんですよね。これはありがたい。
海外では40−50ドル程度の格安教育用モジュールとして有名だそうです。40−50ドルですよ。メモリ4GBのLPD4でもすでに16ドルくらいするはずですが、よく40ドルで売れるよな、とびっくりしています。
日本では配送料などが関連していて、ラズベリーパイ 4 メモリ4GBは8000-9000円程度するようです。
おっと訂正10000円やった。中に乗っている電子部品の値段を考えるとまったく高くなく、安い。しかもLinux快適にうごくので、デスクトップPCとしても使用できます。(ただし Rasbian Linuxですよ)
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