さいきんのこと


実は最近、狩猟者(ペーペー)になった。

今年は狩猟登録ができなかったんだけど、来年はしたいところだ。

ここ数ヶ月、猟師さんに鴨撃ちやイノシシ猟に連れて行ってもらっていた。

私によくしてくれる猟師さんの鴨撃ちは、車でいける池にいって、鴨がいたら撃つ、の繰り返し。現代的だなと思う。

イノシシ猟は全く違って、とりあえず山の中を歩く歩く。犬が探してくれて、それを撃つ。それか、くくりわなね。手伝ったんだけど、ものすごくかかってるから、おじちゃんの目利きがいいのね。


猟師は動物を殺すけど、でもものすごく動物のことを愛している。

動物のことはなんでも、どんな習性があるか、「あいつらは」という言葉に隠されたあたたかさ。

こっちも、むこうも、その瞬間に一生懸命いのちを削る。

これはすごく愛だと思う。

自分の手を汚す。一瞬でやってやる。無駄なくつかう。

私は鴨の種類なんて、木の種類なんて、ほとんど知らずに生きてきたんだと気づいた。

相手を知って自分を知る。これはとても冷たくて苦しいけど、そこでの対話はとてもキラキラしていて、冬のこの冷たい空気にとっても合うのだ。




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