演奏は引き算
土曜日は弦楽合奏の練習でした。年明け1/13の演奏会まで2ヶ月を切り、そろそろ「譜面通り📖」には弾けるようになっていたい時期ですが、、メインのドヴォルザーク(弦楽五重奏第2番の弦楽合奏版)が難曲で皆さん苦戦してます😅
チェロ譜も音符がギチギチに詰まっていて、一息つける箇所がほとんど無いんですよねぇ。。ず〜っと弾きっぱなし。息継ぎせずに泳ぎ続けているような。情報量が多いので集中力を切らすと途端に雑な演奏に陥ります😱
みんなバリバリ弾いていて、熱量は十分なのですが、なんか、、「深み」が足りないんだよねぇ😅
f(フォルテ)を見るとすぐに興奮して勢い一辺倒の演奏になりがちよ、、それなりに弾けているように聴こえますが、録音を聴くと細部がコントロールできてなくて、節回しも、音程も、リズムも、色々とネジが緩くてテキトウ。。
先日、カルテットの公開マスタークラスを聴いて強く感じたのは、「引き算の重要性」です。
楽譜に指示記号として記載されていなくても、各人のバランスや役割、メロディの抑揚、、プロを目指す彼らの演奏には無数の強弱緩急が盛り込まれていて、我々アマチュアの演奏に比べて桁違いに情報量が多くて複雑、つぶさに観察しているとカレイドスコープを覗いているような魅力がありました。
多彩な変化を生み出す秘訣は弱音の使い方にあると思うんですよね。pを際立たせるからこそfが活きてくる。
もちろん我々もそれなりに考えているつもりですが😅、たぶん、自分達が思っている5倍くらい強弱の差異を加えるつもりで弾かないと聴衆に伝わらない、、そのためのテクニックや練習も足りてない。
音程も大事。
音程が合わない→ハーモニーが濁って音が通らなくなる→音が通るようにと音量を上げてしまう→やはり音程悪いままなので聴こえにくい→もっと音量上げる、、、こんな感じになりがち。パワフルなんだけど細部が見えてこない。調味料ガバガバ加えて素材が台無しになる感じ😱
結局基礎、って話になっちゃいますね。。
でもさ〜、とりあえず皆、もうちょっと落ち着いて弾いてみない😅?いつまでも気持ちが若いんだよなぁ。。