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音量の話

アマオケの練習で、こういったシーンに遭遇したことってないでしょうか。

指揮者:●パート、もう少し抑えてくれませんか?
団員 :楽譜はfですが
指揮者:■パートを聴かせたいので
団員 :ではmfで弾けばいいですね?
指揮者:。。。

自分は稀に、でも何度も遭遇してきましたが、あたかもf=○○デシベル、mf=○○デシベル、、のように、強弱の絶対的な尺度を持たれているというか、「この音量で弾けばいいんですよね?」と言ってくる方。「mfからdimだからpで弾くべき」とか、とにかくどのくらいの大きさで弾くかを決めたがる方。

きっと真面目なんだと思います。でも自分はいつもモヤモヤします。

ソロなら、自己完結するならそれでよいかもですが。合奏は一緒に演奏する相手がいて、場所やら人数やら、環境は常に変わっていくので。。

それでも決めないと不安なのかもしれないですし、そういう心理もわからなくないのですが、、決めすぎるほど設計図をなぞるような演奏になっちゃいますし、周囲を見渡しながらバランスを探る、お互い聴き合いながら寄り添う、、このほうが楽しいと思うんですけどね。

もしかしたらコンクールで賞を狙う吹奏楽部は全員事細かに音量を定めて、意図して「設計図どおりに」演奏するのかもしれないですが。
母校の高校オケの演奏会を聴くときも子供たちの熱意あふれる演奏に毎回涙腺を刺激されつつも、「はい、ココはきちんとffまでクレシェンドしましたよ!」的な台本が透けて見える演奏を目にすると、モヤッとすることがあります(これは指導者に対しての不満かな。。)

全体としてのバランス、パートとしての役割を意識して演奏するって大事で、その瞬間にパートとして音量が足りなければ音が荒れても大きく弾いたり、逆にうるさければ聴こえないくらい小さくしたり、、自分はどうするべきかを常に考えるのが合奏の醍醐味であり、一方でストレスを感じるところかもしれないですね。明らかに弦楽器が弱いのに100%中の100%(笑)でぶちかましてくる金管とか😆

逆に弦楽器は頑張って練習に参加しないとですね、、弦の出席率低くて良い演奏ってムリですよ😅エキストラばかりの自分が偉そうに言えることではないですが🙇

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