【2024年対策】刑務官採用試験の難易度は?試験内容や受かる方法を完全解説
刑務官採用試験の難易度
結論、刑務官採用試験の難易度はそんなに高くありません。
主な理由は次の3つ。
試験問題は中学〜高校1年レベル
ボーダーラインは4割程度
倍率は過去最低
問題レベル
基本的に中学校から高校までに勉強した部分が筆記試験の範囲です。
そのため、基礎的な学力を身につけておけば、比較的容易に合格点をとることができます。
ボーダーライン
結論、3割〜4割です。
一次試験の合格率も80%〜なので、高得点は必要ありません。
同じ国家公務員試験でも、裁判所事務官のように8割以上の正答率が必要なら超難しいですが、3割〜4割なら傾向に沿って勉強すれば十分に得点できます。
倍率
令和5年度の最終倍率は過去最低の2.0倍でした。地域によっては1.5倍程度ってこともあります。
10倍を超える試験もある中で2倍は低難度といっても過言ではないでしょう。
総合的に判断すると、刑務官採用試験の難易度は、それほど高くありません。
とはいえ、単純に筆記の点数だけでは合格できないので、努力がそのまま結果に結びつかない難しさがあります。
『公務員になるための試験=就職試験』でもあるため、公務員(刑務官)としての適性・資質や人間性(コミュニケーション能力)も総合して評価されるんですよね。
なので、合格するのは思っている以上に難しいと言えます。
刑務官採用試験の対策
試験内容や傾向を正確に理解して、効率よく対策することが重要です。
刑務官採用試験は「就職試験」なので、筆記試験以外にも様々な試験が課されます。
試験は段階式で行われおり、まず一次試験(筆記)で受験者を絞り、二次試験(面接)で最終合格者を決める感じです。
それぞれの内容を紹介します。
一次試験
■ 基礎能力試験
一般知能と一般知識に関する筆記試験です。全区分が同じ問題に解答します。
試験科目、範囲は膨大なので、出題傾向を正確に把握して勉強することがポイント。
詳しい出題傾向や過去問は次の記事でまとめています。
■ 作文試験
テーマに沿って、自分の考えを文章にして表現する筆記試験です。
文章構成力や表現力、文字数などが評価されるため、普段から時間内にかける練習をしておきましょう。
詳しい傾向やテーマは次の記事で解説しています。
二次試験
■ 人物試験(個人面接)
学生時代(会社員時代)に頑張ったことや、刑務官になりたい理由などを問われる人物試験です。
自分という人間について、時間をかけて考えることが大切です。
合否を左右する重要な試験なので、早い段階から取り組むといいでしょう。
刑務官採用試験に受かるには?
ここまで解説したように、刑務官採用試験に合格するには勉強しないといけないことが多いです。
少しでも合格の可能性を上げるには、効率よく勉強することが重要となります。
たとえば、基礎能力試験の科目の一つに数的推理があります。出題の2割程度を占める重要科目なので、最初から最後まで勉強する受験者は多いです。
しかし、出題傾向をきちんと理解していれば、勉強しなければいけない部分は3分の1ぐらいしかありません。
このように、平均算は100%出ているから優先して勉強したり、整数や数列などほとんど出ていない分野は捨てたりする判断ができるのです。
頻出部分に沿って効率よく勉強していけば、浮いた時間を作文や面接に使えるため、最終合格する確率をどんどん上げることができますよ。
やることは多いですが、きちんと傾向を理解して対策すれば短期間でも十分に合格を狙うことができます。
効率を意識して、時間や労力の無駄をしないように勉強してくださいね。
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