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不妊治療1人目

KouLenと申します。

2020年7月、我が家には1才と4才の兄弟がおります。4才は毎日テレビとお菓子をせがみ、1才は兄のおもちゃを略奪する術を身につけてきています。平日は仕事なので、2人は保育園やおばあちゃん家へ預けて働かせてもらっています。一見どこにでもある家庭ですが、そんな私も不妊治療というものを少し経験しています。

本格的に治療している方からすれば「何をぬるいこと言っているんだ」と怒られそうですが、当時は相当メンタルやられていました。毎月生理が来るたびに「また駄目だった・・・」と。こんなに頑張っているのにどうして赤ちゃんできないの。。。また、不妊治療は続けば続けるほど出費がかさみます。努力したけどなかなか成果が出ず、お金だけが消えてゆく・・。

今、子供が欲しいのにできない方、本当にお辛いと思います。そんな方へ、少しでも参考になればと私の経験談をお話ししたいと思います。(きちんと不妊治療をされている方は、不快に思われるかもしれないので読まないでください。)

まず一人目。2014年冬、同僚の紹介で初めて不妊治療専門のクリニックへ受診してみました。その頃の私は「前にも妊娠したことあるからすぐ子供できるでしょ」(20代で1度中絶しています)と非常に安易な考えで、一応検査だけしておくつもりでした。治療を受けた方ならご存知かと思いますが、一通りの検査をするだけで数か月かかります。血液検査や精液検査、卵管造影など。

そこで一つ事件が。卵管造影の翌日、朝起きると全身が真っ赤に。発心というか、すごく小さい蚊に刺されたあとみたいなのが全身にできて、とにかく痒い。クリニックで薬を処方されるも、あまり効かず、近くの皮膚科へ。強めの薬を出してもらい何とか痒みは治まり、1週間ほどで完治しました。卵管造影の前に使用したボルタレンとブスコパンという薬にアレルギーがあることが後で判明しました。あー怖い怖い。

そんなこんなで2015年春、検査結果が全てそろいました。すると看護師さんから呼び出され、何やら真剣な表情。数値に対して解説が入ります。「この数値はこういう意味で・・・」一番最後に「AMHが0.8です。これは卵子の残りの数に比例していて、年齢に換算すると45才以上です。」(当時の年齢はギリ20代)最初に聞いた時は「そうですか」と言ったものの、徐々に思考が追いつき「え?もう卵ないってことですか??」「かなり少なくなっています。妊娠できるチャンスが少ないということです」
もうそのあとは勝手に涙がぽろぽろと・・。私、全然健康じゃなかったんだ。

それからDrが今後の方針説明。「AMHが低いから、すぐに人工授精しましょう」先生はとても優しく「大丈夫だよ」と勇気づけてくれましたが、メンタル的にノックアウトされた私は旦那に泣きながら電話。旦那も慰めてくれたけれど、事実を受け入れるまでそれなりの時間を要しました。

人工授精当日、旦那と一緒にクリニックへ。精子をとって数時間培養し、それをDrがチューブで子宮へ戻すという作業でした。これで出来なかったらどうしよう・・・不安にかられながらも、なんとか施術修了。その日は念のため夜もタイミングをとりました。

そして、数週間後。・・・結果はなんと、妊娠していました。クリニックで先生から「妊娠しましたよ」と言われたとき、周りにいた看護師さんも安堵の表情で、一緒に喜んでくださり、受診して良かったと心から思いました。その後はつわりに苦しむ日々が始まるのですが、そこは置いておいて。

以上、一人目の不妊治療についてでした。AMHが低くて悩んでいる方、大丈夫です。卵の数が少ないならチャンスを無駄にしなければいいのです。20代でまだクリニックへは行かなくていいと思っている方、私みたいな例もあるので、一通り検査を受けておいて損はないと思います。ぜひ、一度受診してみてください。

ちょびっとでもサポートいただけたらKouLenが驚きすぎてフォローしに行きますっ😳💖