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住職の週報12 - 2021/7/18

毎年毎年、未曾有の豪雨が日本各地を襲っています。シトシトと長雨が続くかっての梅雨も一変しています。世界的な気候変動の一環でしょう。

今から丁度17年前、2004年7月18日、福井を襲ったゲリラ豪雨によって一乗谷は水没し、福井市街を流れる足羽川の堤防南側が決壊し甚大な被害をもたらしました。正に先駆け的な大水害となりました。

光教寺も、本堂裏の山塊が崩落して土砂や樹木で埋まりましたが、雨戸ぎりぎりで何とか持ち堪(こた)えました。多くのボランティアが駆けつけて下さり、大いに助かりました。厚く御礼申し上げます。

さて、2030年までの10年間に脱炭素、脱廃棄物などの持続可能な社会への転換の目途が立たない限り、人類に未来はないとまで言われています。あと10年しかありません。「持続可能な未来」を求めて、世界各地で若者達が立ち上がり始めています。未来を生きる若者や子供たちが、社会の変革者として登場して、高齢者がそれを支えていくことが望まれます。

格差を拡げ、地球を破滅させる強欲資本主義ではなく、仏教の教えである“小欲知足”(欲(よく)少(すく)なくして足(た)るを知(し)る)がその基本ではないでしょうか。

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