201X年2月 太陽の街
毎年、極東の島国の冬の寒さが身体に合わず、この季節には居場所を探しているのだが、冬の太陽を求めてようやく辿り着いたのがこの街だ。世界で何番目かに美しいと言われる駅を降りたところにホステルがあった。この地域ではよくある、ビルの1フロアがホステルというタイプでとても綺麗で快適だ。電車を何度も乗り継ぎで来たため、着いた時にはすでに夕暮れ時。チェックインして明るいうちに街へ出ようとしたところホステルの受付に居合わせたHJという女性と話し、一通りの旅の挨拶をしたところでどういうわけか一