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大学4年生が伝える、長期アルバイトの良いところ

こんにちは。高校5年生です。

社会人になりましたが、春休み期間に書いた記事をなくなるまで投稿していきます。慌ただしくて投稿を忘れていたらごめんなさい。覚えている限りはアップし続けたいので、お時間のあるときにご覧いただけますと幸いです。

今回から、アルバイトに関する記事を連続で投稿していきます。第1弾は、長期で雇用されるアルバイトの長所です。

私は大学4年生の7月から3月下旬まで、単発のアルバイトを続けました。大学1年生から、大学4年生に上がる春までは飲食系のアルバイトをしておりました。大学生活の4年間で、長期で働くアルバイトと単発のアルバイト、どちらの良さも悪さも味わいました。そこで、長期で働くアルバイトと単発のアルバイトの違いを記事にまとめたいと思います。私の主観で書いておりますので、当てはまらない職場もあります。

では、長期で雇用されるアルバイトの長所を33点挙げます。もっと絞る予定でしたが、書き出したら止まらなくなったので、全て解説します。必要なところだけ、とばし読みしてくださいませ。

・人間関係が築きやすく、密

アルバイトであるなしクイズを作るとしたら、最初に出てくるポイントはこれでしょう。きっとウエストランドの井口さんも、「単発にはなく長期にあるもの」と言ったらこう答えてくれるはずです。悪口ではありませんが。

これはメリットでもありデメリットでもあります。人によって、メリットになることもあればデメリットになることもあると言った方が正しいでしょうか。今後、長期アルバイトの短所や単発アルバイトの長所・短所を挙げる際にもお話ししますので、お見逃しなく。

「人との関わりが苦にならず、距離が縮まった後の方が居心地が良い」という方でしたら、メリットとして享受できるでしょう。

・大学生が多い職場だと、情報交換ができる

私が勤めていた職場はほぼ全員大学生・専門学校生のスタッフでした。そのため休憩室では「来月、国試なんだよね~」「テストやばい~」「夏休み何するの?」などなど、学生らしい会話が繰り広げられておりました。

私も1度、この会話に助けられたことがあります。何と、大学の授業開始日を1週間遅いと思っており、「明日から授業だね~」と言っているアルバイトさんの声を聞いて「え!マジで?!何も準備してない!!ホントに?!」と焦りました。もしあの言葉を聞き逃していたら、私は全ての授業のオリエンテーションに出ず、単位を落としていた科目があるかもしれません。ああ、アルバイトしていて良かった……。

・友人や恋人ができる場合もある

人間関係が密な分、親しくなって友人関係や恋人関係に発展する可能性が十分にあります。私が勤めていたアルバイト先でも、プライベートでも遊ぶ仲の人達やお付き合いしている人達が目立ちました。

え、私?私は結構長く在籍しておりましたが、親しくなる人はおりませんでした。情けなくなるほどに本当です。退職してからももちろん、誰とも連絡を取っておりません。個人的な連絡先を知っている人が誰1人おりませんので。数十人大学生が所属しているアルバイト先なのに、なかなかこんなことないですよね。
プライベートでの集まりも、1度だけ誘われた飲み会を断ってしまってから、それ以降一切誘われることはありませんでした……。特殊な例ですので、これから長期アルバイトを始める皆さんはこんなことにはならないと思います。

・シフトの融通が利く場合がある

アルバイト先によりますが、継続して長く勤めていると「この日からテストなので、2週間休みます」とか「旅行行くので休みます」と言いやすくなると思います。アルバイト先も、大事なアルバイトさんが辞められたら困りますから、きちんと対応してくださるのではないでしょうか。

私のアルバイト先は繫忙期に関わらず、土日祝日は問答無用で「全員出勤」でした。大袈裟でも何でもなく、シフト希望票の出勤できるかどうかチェックをつける欄に、大きく「全員出勤」という文字が書かれていたのです。チェックなんて入れさせないぞ、出勤するかどうかなんて選ばせないぞという圧がすごかったです。
私は大学でも友達がおらず、土日は必ず予定が空いていたので問題なかったのですが、交友関係が広そうな他のアルバイトさんは、土日祝日に10~12時間、朝から夜まで拘束されることに不満はなかったのでしょうか。

今考えると(当時も薄々感じておりましたが)勤めていた職場は少々ブラック気味でした。仕事を始める前の準備はタイムカードを押す前に終わらせなければならなかったり、タイムカードを押してから片付けやゴミ出しに取り組む必要があったり、12時間勤務でも一切休憩時間が貰えなかったり……。そのため、土日祝日に出勤を強制するのは、おそらくダメなことなのだと思います。アルバイトを始める皆さんは、もし絶対に出勤しなければならない日を指定されたら、出られない日は出られないとはっきり伝えてくださいね。

・有休が貰える

厚生労働省は、年次有給休暇を「一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のことで、有給で休むことができる、すなわち取得しても賃金が減額されない休暇」と定めているそうで、アルバイトにも同等の権利が認められております。
私はこれを、アルバイトを辞めた後で知りました。シフト制だったので適用されなかったのかもしれませんし、正社員の方ですら休みの日がない職場だったので(よく社員の方に「○○連勤なんだよ……過労死ラインとっくに超えてんだけど……」と愚痴られておりました)、申請してもアルバイトに有休をやるなんてとんでもないと言われていたことでしょう。
アルバイトに入ってすぐは訊きづらいでしょうから、数ヶ月勤めてみて、様子を見て社員さんに尋ねてみてはいかがでしょうか。

・収入が比較的安定する

固定シフトでは間違いなくそうですし、シフトを自ら指定する形でもある程度は出勤する日数が決まっているでしょうから、収入が安定します。「土日祝日は全員出勤」というルールのもとで働いていた頃、私には毎月必ず数万円のお給料が入っておりました。最低賃金が800円台の地元で、時給950円のアルバイトをしていたので、スーパーマーケットやコンビニで働くよりは高いお給料をいただいておりました。
ただ、私の働いていた職種はハードで、高単価な商品を扱う仕事であったため、時給は見合っておりませんでした。働いていた頃、タウンワークを読んでいたら同じ職種が時給1500円で募集されていて、同じ地域なのにこんなにも違うのかと驚きました。移る勇気は出ませんでしたが。
おそらくもっと都会だったら、時給が2000円近くになる場合もなくはないのでは?と思います。

・就職活動のエピソードとして話せる

就活の鉄板エピソードと言えばアルバイトですよね。長く続けていれば偉いわけではないはずですが、長く同じ職場に勤めていればいるほど、面接官の方のウケが良かったです。コロコロ仕事を変えていると、「入社した後もすぐ辞めそう」と思うんでしょうかね。

私が職場のブラックさに気づいた後もアルバイトを辞めなかったのは、続けていなければ面接で印象が悪くなるかもしれないと危惧したからでした。退職した後は辞めなくて良かったと思ったものの、在籍中は精神的に辛い時期が続きました。アルバイト以外のエピソードも作れますので、無理は禁物です。

・社会人と接する良い機会を得られる

学生にとって、これは大きいです。学生が接することができる社会人なんて、インターンシップや就活以外では大学教授か両親かアルバイト先の社員さんくらいですもんね。
働く大人、それもリアルな働く姿を近くで見られるのは、とても貴重な経験です。

・社会経験を積める

「アルバイトなんて大した社会経験じゃない」と思うことなかれ。学生にとって、社会で働いた経験を積むことは、その後の進路や価値観を変えていく重要なことです。
中学校・高校では知り得ない、社会での立ち振る舞い方を学べます。また、理不尽なお客さんを相手にするケースも多々あり、「社会にはこんな人もいるんだ」と耐性をつけることもできます。

・1から教えてもらえる

長期アルバイトでは大抵、研修期間があります。専門学校のように教えてもらえるわけではありませんが、未経験者にはどう動いたら良いのかしっかり教えられます。

単発アルバイトではこうはいきません。なぜなら、来た瞬間から即戦力として動けることを前提に募集されているからです。単発アルバイトで「アルバイトするの初めてなんですけど、何をどうしたら良いですか?」と訊いたら、多分嫌な顔をされます。長期アルバイトで、未経験を受け入れているところなら、右も左も分からない状態でも丁寧に教えてもらえますので、アルバイト初心者も安心です。

・スキルが身につく

長期間、同じ仕事をするメリットですね。単発アルバイトでは洗い場やホールスタッフなど、軽んじた言い方ではありますが、基礎さえ分かっていれば誰でもできる仕事を任されます。一方、長期アルバイトでは1から専門的なスキルを教えてもらえるため、料理の作り方や仕込みの仕方、魚の捌き方、飲み物の注ぎ方など、やったことがない人ができないことをできるようになります。このスキルは、退職後も役立ちますよ!

・大抵どんな地域でも募集が見つけられる

単発・短期のアルバイトは比較的都会の地域での募集がほとんどです。そのため、都会から離れた地域にお住まいの方は交通費が多くかかったり、通勤時間が長かったりして働きが時給に見合わないことがあります。
長期アルバイトは募集が全く出ない地域の方が珍しく、探せば見つかるので、単発・短期のアルバイトより発見しやすいと言えます。

・「家から近い所が良い」「時給が高い所に行きたい」など、希望条件に合うアルバイトを探すことができる

長期のアルバイトは種類が豊富で、募集されている全体の数も割と多いです。そのため、勤務地や職種の選択肢が幅広いのが特徴です。
単発のアルバイトは応募競争が激しく、そうそう都合の良い募集は見つからないのでなかなか選り好みしてはいられないため、希望に合わせてじっくり選んでから決められるのは長期アルバイトの大きなメリットです。

・アルバイト経験として後々、話せる

先程申し上げたように就活でも話せますが、日常生活においても話のネタになります。なぜなら、誰もが経験できることではないからです。アルバイトについて知らない人には面白がってもらえますし、同じアルバイトを経験したことがある人には「こういうこともあるよねー!」とあるあるトークで盛り上がれます。

・周りの人が親身に接してくれる

長期アルバイトは人間関係が密で、同じ人達と同じ空間で長期間働きます。したがって誰もが周りと協調して上手く付き合っていこうとするため、周囲から親身に接してもらえます。
単発のアルバイトではお互い初めて会った人ですし、その場限りの関係性なので、あっさりした接し方になることが多いです。

・自分が利用するとき、他のお客さんより良い利用ができる

Instagramでこんな感じの投稿、見たことありませんか?
元スタバ店員が教える!これ足したらもっとおいしい!!
そう、おいしいトッピングの組み合わせを伝授している投稿ですね。この情報は働いていた人だからこそ知っております。スタバ店員さんに限らず、働いたことがあるからこそ知っている情報を持っている人は、きっと多いはずです。

在籍中も退職後も、その知識は自分がお客さんになったときに役立ちます。お得なメニューを頼んだり、正しい食べ方を実践したり、さらには店員さんの気持ちが分かるからこそ、食べ終わったお皿を片付けやすいように置き換えておくこともできます。
接客業を経験すると、お店を問わず店員さんに優しくなります。

・社割が効くことがある

私が勤めていたアルバイト先にはありませんでしたが、主に飲食系のアルバイトでは社割が使えることがあります。プライベートで利用するときに便利ですね。
退職してしまうと使えなくなるので注意です!

・一旦覚えれば、分からないことによるストレスがなくなる

分からないことに手探りで取り組むのは、想像する以上に負担が大きいです。一時も気が抜けないのです。長期アルバイトでは、1度覚えてしまえば考える前に体が動くようになるので、覚えるまでは必死ですが、だんだんと楽になってきます。あくまでも業務への取り組み方が楽になるだけで、仕事自体が減るわけではないのですが。
単発のアルバイトだと毎回分からないことに向き合うので、大きなメリットと言えます。

・アルバイトの選択肢が多い

先程「都会でなくても見つけやすい」と書いたのとほぼ同じですが、数だけでなく種類もたくさんあります。熟練者でなければできない仕事は単発・短期のアルバイトでは募集されませんが、長期アルバイトなら挑戦することができます。

・慣れたら自分がやりやすい方法に、アレンジできる

単発アルバイトでは我流は許されません。受け入れ先は決められた時間、指示された通りに動く人間が欲しいだけだからです。いくら「こうした方が効率が良いのになぁ」と思っても、受け入れ先のやり方に従うしかありません。

一方、長期アルバイトは勤務回数を重ねるごとに信頼も積み重なっていきます。ゆえに「こうした方が良いと思うのですが、変えて良いですか?」と提案することができるのです。ガチガチに厳しい職場でなければ自然とやり方を変えても怒られません。「何でやり方が違うの?」と訊かれたら「こうした方が良いと思うんです」と説明すれば納得してもらえることが多いです。
任せてもらえる、というのは徐々に信頼を得られる長期アルバイトならではですね。

・ボーっとしていても、行く先を間違えない

「書くほど大したことか?」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、大したことです。なぜなら、通勤時間は時給に含まれないからです。
単発のアルバイトは基本的に毎回初めて行く場所ですから、事前に受け入れ先の場所を検索し、アクセスや周辺地図を調べ、余裕を持って家を出て知らない街をキョロキョロしながら歩く……がマストです。時給が出ていない通勤時間でも、降りる駅を間違えないように、道を間違えないようにと常に気を張っていなければなりません。
一方、長期アルバイトは毎回同じ場所に向かいますから、慣れるとボーっとしていても勝手に辿り着きます。通勤時間に気を張っていなくても良いって、素晴らしくないですか?

ちなみに私はアルバイトに行く日は「失敗しないかな……」「遅れないかな……」といつも気が重かったので、通勤時間、心が休まる暇がありませんでした。意味がないですね。道は間違えたことがありませんが。

・慣れると、交通機関の時刻や徒歩でかかる時間を前もって調べなくても辿り着ける

1つ上と同じで、事前に受け入れ先の場所を検索してアクセスや周辺地図を調べる必要がないことを指します。調べる時間も時給が出ませんので、あるよりはない方が良いですよね。

・賄いが出ることがある

お店にもよりますが、飲食系は出るところが多いようです。制度は様々で、お店のメニューから選べるところもあれば、アルバイト専用の賄いが出るところもあります。また、いずれの場合もお金を払う必要があるお店と、無料で食べられるお店があり、無料で賄いが出るお店は今やあまりない印象です。大抵は定価の半額や、80%オフのお値段で食べられるという風に、割引をされるみたいですね。
私は実家暮らしなので賄いは要らないのですが、1人暮らしの学生さんは嬉しいかもしれません。

・ミスしても周りがカバーしてくれたり、成長途中だからと大目に見てもらえたりする

長期アルバイトは長い目で見られますし、周りと接している時間が長いので、ミスをしたときの重みが単発のアルバイトよりも多少軽くなります。ミスの度合いにもよりますが、誰もが1度は通る道だった場合、「次から気をつけろよ」ぐらいで済みます。

単発のアルバイトはその場限りなので、たとえ小さなミスでも(お皿を置く位置を間違えるなど)、1つあるだけで「こいつ大丈夫か?」という目で見られます。即戦力を一時的に入れているという感覚で受け入れられているため、失敗は許されないのです。私はお皿を割ったり、物を壊したりといった大きなミスをしたことはまだないものの、いつやらかすか分からないので毎回ヒヤヒヤしております。

・綺麗な服や靴で働ける

靴は自分で用意したり、指定の物を買ったりしなければなりませんが、綺麗な物を身につけることができます。服はお店から貸与されることが多く、自分専用の服を着たり、クリーニングされた服を毎回着用したりすることができます。

単発のアルバイトでは帽子やTシャツを貸与されることはあるものの、過去に単発で働いた方が着た服を貸していただくので、綺麗かどうかは場合によります。私が入ったお店のほとんどで貸与されたのは、洗濯はしていないんだろうなと思われる服でした。お店も、単発アルバイトの人が着る服にまで手が回らないというのが現状でしょうから仕方ないのですが、汚れや臭いが気になる方はいらっしゃることでしょう。

1度、居酒屋さんの単発アルバイトに行ったときにお借りした黒いTシャツがすごくベタベタで、強烈な臭いを放っていたことがありました。おそらくお店の方は鼻が慣れているのでしょう。手に持った瞬間「うっ」となるような臭いでしたが、着なければ働けません。ホール業務を任されましたが、お客様の近くに寄るたび「臭いって思われていないかな……」と気になりました。帰った後も体に臭いが染みついていて、臭いが強そうなお店に行くときは中に着るための汚れても良い服を持って行かなければと反省しました。

ちなみに単発アルバイトでも、自分で帽子やワイシャツ、パンツスーツ、室内靴などを用意しなければならない募集があります。私はまともに用意していたら収入が減ってしまうので、特別に用意するものがある募集には応募しないようにしております。特別に用意するものが指定されている募集は応募者が限られるので、穴場かもしれませんね。

・多少、人間味や自分らしさが出せる

自由奔放に振る舞えるわけではありませんが、休憩時間に素の自分を出せたり、仕事中の私語が許されたり、多少人間味が感じられる人の方が好かれたりするのが長期アルバイトの良さです。決められた時間に指示された通りに動くことだけを求められている単発アルバイトでは、自分らしさを出すことは好まれない場合があります。接客だと笑顔を見せるなど、多少は人間味があった方が良さそうですが。
真顔で黙ってもくもく働きたいという方は、単発アルバイトのサイトで洗い場スタッフや軽作業の仕事を探してみてくださいませ。

自分らしさが出せることは、クレーマー対策にも繋がります。単発アルバイトでクレーム対応をするときは、受け入れ先のスタンスが分からないので(ダメなことはダメだときっぱり言って良いのか、それともお客様の要望を最大限実現させるべきかなど)ひたすらペコペコして謝り、他の店員さんにバトンタッチするしかありません。お店側のスタンスと異なる対応をすることで、そのお客様が不満を持つなど、お店側に不利益をもたらしてしまってはいけないからです。
長期のアルバイトだとお店の姿勢がだんだんと分かってくるので、どう対応したら良いか見極める力がつきます。できないことは「できません」とはっきり言えるようになるのです。これは自らの心を守ることにも繋がります。

・自分が使えるロッカーや洋服ハンガーがある

長期でアルバイトすると、専用ではないこともありますが、自分の荷物や洋服を入れられる場所を貸してもらえます。単発でアルバイトに入ると場所がないので、「すみません、ここに置かせてください」と言って、油まみれの床に鞄を置くこともあります。

単発アルバイトを受け入れているお店で「このハンガー使ってください」「お荷物は空いているロッカー使って良いですよ」と言っていただけるケースもあります。そのときは、「何てお優しい……」と目を輝かせております。

・能力が認められると時給がアップする場合がある

長期のアルバイトならではですね。単発アルバイトはいくら頑張っても時給に反映されることはないので、同じところで長く頑張っている方の特権です。
ただ、時給アップには厳しい条件があり、アップした分だけ仕事が増えることは知っておいてくださいませ。時給アップの制度が全くない職場もあります。

・アルバイトから正社員に昇格する場合がある

アルバイト先によっては仕事ぶりを認められ、「正社員にぜひ」とスカウトされることがあります。私が勤めていたアルバイト先でも同級生の男の子が社員さんに気に入られ、リーダー的役割を任されたり、「大学を卒業したら社員になれよ」と何度もスカウトを受けたりしておりました。男の子は社員さん達と飲み会によく行っているようでとても仲が良く、社員さんが働いているブラックな環境を知っているので、毎回「嫌です」と答えておりました(笑)。

・比較的長時間働くので、1回出勤するとお金が貯まる

単発アルバイトは工場系だと長時間に及びますが、飲食系・事務系だと短時間で終わるものが多いです。なぜなら受け入れ先は、人が足りない時間帯だけ手伝って欲しくて募集をかけているからです。
基本的には長期アルバイトとして雇用されている人をメインで動かすため、長期アルバイトの人は1度入ると長い時間働くことが多いです。ゆえに、1回出勤したときの時給が多くなりやすいです。

1日3時間働くのを2日やるより、1日だけ6時間働いた方が交通費が1往復分で済むので、お得ですね。

・シフトを決めるとき、日時だけ考えれば良い(どこに行くかは考えなくて良い)

単発アルバイトは毎回、1から働き方を構成しなければなりません。一方、長期アルバイトは働く場所・業務はもう決まっているので、日時だけ設定すればOKです。いちいち考えたくない人にとっては、気楽ですね。

・休憩室や更衣室がある

単発のアルバイトに入るとトイレで着替えたり、キッチンの物陰に隠れて服を脱ぎ着したりすることが多いですが、長期アルバイトでは休憩室や更衣室が大抵用意されております。中にはないところもあり、私が単発で入った焼肉屋さんでは洗い場で店員さん達が賄いを立ち食いしていらっしゃいました。忙しいと、落ち着いて座ってごはんを食べられないお店もありますね。

基本的にはメリットですが、私のように休憩室にいるのが苦手な人にとってはメリットにはならないかもしれません。なぜ苦手かって?会話に入った方が良いかなと気を使ったり、座れない人がいないか常にチェックしたり、ごはんの食べ方が汚くならないように気をつけたりしなければならないからです。正直、仕事中より気を張ってしまいます。休憩時間のほとんどをトイレで過ごすという手もありますが、長期のアルバイトをしていた頃、トイレは1つしかなかったので占領するわけにはいきません。結果、休憩室の隅っこで振る舞い方を考えながら時間をやり過ごす毎日でした。
休憩時間が残り5分になって「あ、もう行かなきゃ!」と言い出す声が聞こえると喜んでおりました。

・「こう変えると効率が良いですよ!」「こんな風にしてみませんか?」など、改善点を提案できる

前の項目でもお話ししましたが、単発アルバイトは決められた時間、指示された通りに動く人間が求められております。ですから、与えられた仕事に工夫の余地があっても、言われた通りこなさなければならないのです。
長期アルバイトでは少しずつ信頼を積み重ねることで、改善点を指摘し、実際に変えることができます。大きなメリットですね。

以上、「大学4年生が伝える、長期アルバイトの良いところ」でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!