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女性用下着って、高いですよね①

こんにちは。高校5年生です。

1月下旬のテスト期間中、下着を買いに行きました。私は新学期が始まるときや旅行に行くときに下着を総入れ替えするようにしているのですが、ここ2年ほど総入れ替えするタイミングがありませんでした。1つ処分したら1つ新しく入れる、というのは行っておりましたが、そろそろ新しいものに入れ替えようと考えたのです。使わずに長く取っておいた、下着を買うときに使えるギフト券を持っていたこともあり、重い腰を上げました。

恥ずかしながら私、1人で下着を買いに行くのは本日が初めてです。長らく貰い物を使い続けており、お小遣いで下着を買いに行ったときも母が横におりました。完全なる自己判断で初めて下着を購入したのです。
今回は、下着を購入するまでの感想を書いていきます。

地元の下着店を検索したところ、想像よりもたくさん見つかりました。ただ、都会にあるお店は値段が高そうな気がしたので(あくまでも気がしただけですが)、最寄り駅から電車ですぐの商業施設の下着店に向かうことにしました。

洋服や靴はいつも1人で買っているので、下着も簡単に買えるはず!!と余裕で出かけた私。しかし、それは甘い考えでした。
まず、下着店に入るのに勇気が要るのです。皆さんも想像してみてくださいませ。レースや花柄の下着が並ぶ、キラキラした空間。平日の夕方に足を踏み入れてしまったせいか、お客さんが見当たりません。店員さんが複数人、固まってお話しされているのを横目に、「入って選んで良いのかな……」と店の外をうろうろしておりました。まるで不審者です。
たまに女性下着売場に男性がいたという話を耳にしますが、女の私ですらこんなに立ち入りづらいのに勇気があってすごいですよね。
ちなみに、私は女性下着売場に男性がいることは嫌だと思わない派です。視線が気になるという方もいらっしゃいますが、お買い物に来ているのですから拒否する理由がないからです。

意を決して下着店に足を踏み入れると、固まってお話ししていた店員さんのお1人が近づいてこられ、「何をお探しですか~?」と接客がスタートしました。洋服を買うときも靴を買うときも、なるべく店員さんには話しかけられたくない私ですが、さすがに今回はちゃんと向き合わなければならないだろうと、覚悟を決めました。

特定の商品を目的に来たわけではないことを伝え、「色々見ても良いですか?」と言いました。このセリフは、私の中で決め台詞みたいなポジションです。「色々見ても良いですか?」と言うと、店員さんが話しかけるのを止めて遠くで見ていてくださる可能性が高いからです。
ただ、今回の店員さんはご年配の女性だったからか、昔ながらの接客スタイルでした。陳列された下着に歩み寄ると「こちら、今日入荷したんですよ~」、違う棚に歩み寄ると「こちら人気で~」と解説してくださいます。私以外誰もいない下着売場で「放っておいてください」とは言えず、「そうなんですか~」「へえ~かわいいですね~」と応答し続けました。

応答しながら下着を手に取り、裏返した私が思ったことはこれに尽きます。

「た、高っ!!!!」

勧められて最初に手に取ったブラは、7000円を超えておりました。ブラだけで?!それもお金持ちのマダムが買うような下着ではなく、20代前半くらいのモデルさんのPOPが置かれている下着です。
もっと奥に行けばリーズナブルな価格のものもあるはず……と店内を回りましたが、価格は下がってもブラだけで6000円、5000円です。あれ?ネット検索したときは「女性用下着は1000円~3000円」って書いてあったけどなぁ……。1000円どころか3000円もないぞ……?
持っていたギフト券は3000円分だったので、「高くても1つ、リーズナブルなものなら少し現金を足せば2つ3つ買えるかも」と見込んでいた私は、己の考えの甘さを思い知りました。

店員さんがずっと下着の説明をしてくださるのが申し訳なくなり、私は店内で1番リーズナブルな約5000円のブラを手に取りました。「試着されますか?」と訊かれたので「できるんですか?」と尋ねると、「試着しないと合うか分かりませんから」とのこと。試着せずに買う選択肢はないんだ……と、今まで着ていた下着と同じサイズで良いよね~などと考えていたのが恥ずかしくなりました。

下着の試着をしたのも初めてです。試着室に通され、さっとカーテンを閉められたのですが、「あれ、まだ買っていないのに直接肌につけて良いのかな」と不安になりました。カーテン越しに質問したところ、「良いですよ」とのお返事。そんなことも知らない私、世間知らずですね。
服を脱ぎ、試着をします。鏡に映る自分の体は瘦せていて貧相でした。我が家には全身鏡がないので、自分の体を客観的に見る機会がないのです。着たことを報告するとカーテンを開けられ、店員さんが肩ひもの調整をしてくださいました。

「どうですか?」と訊かれました。色は落ち着いたグレーで綺麗だったのですが、特段好みのデザインというわけでもなかったので、何も感想が思い浮かびません。咄嗟に「ちょうど良いです」と答えました。店員さんは「そうですか~」と言うだけで無言になってしまったので、貧相な体をこれ以上店員さんに凝視されるのに耐えられず、「き、着替えます」と言いました。「どうぞ~」とカーテンが再び閉められました。ああ、接客しづらいと思われているだろうな……。

着替え終えると、私は試着室から出て「これ、買います」と店員さんに伝えました。好みのブラが他にあるわけではなかったですし、買わずに帰るのもと思い、初めての試着記念に購入することにしたのです。
「合わせて下も購入されますか?」と訊かれましたが、ブラのお値段に圧倒されている私は、上だけ購入しました。

店員さんがレジまで案内してくださいました。レジまで遠かったので、2人で歩いている間無言になります。そこで、店員さんに下着を1人で買うのが初めてであると伝え、下着を買うときに何かした方が良いことがあるかを質問しました。すると店員さんは目を見開き、明らかに困ったように「特に……ないですけど……」とおっしゃいました。「脱ぎ着しやすい服で来た方が良いですよ」とか「買いたい下着をあらかじめ決めておくと良いですよ」といった答えが返ってくると思ったので、拍子抜けしました。
困らせてしまった後ろめたさから、お会計の間はずっと「慣れていなくてご迷惑おかけしました」「お手数おかけしました」とずっとペコペコしておりました。

こうしてはじめてのおつかいは終わったのですが、まだ続きがあります。当初下着を3つ買おうとしていたからです。私はお会計を済ませた後、同じフロアにある下着売場に行きました。
長くなりましたので、一旦区切りますね。残り2つ下着を購入した経緯は、次の記事でお話しします。

以上、「女性用下着って、高いですよね①」でした。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
次の投稿でまたお会いしましょう!