高い声に憧れて③
こんにちは。高校5年生です。
先日、こんな記事を見かけて「そうなの?!」となりました。
「女性が高い声を作ってしまうのはなぜ?声の研究者に聞いてみた」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6429243
女性は小学校高学年頃から周りの目を気にして、作った声を出すようになる傾向があるという内容です。高い声は生体が幼く未成熟であることを示しており、アニメ作品や社会情勢の影響を受けて2000年頃から女性の声が高くなったそうです。声の研究家である山﨑広子さんは記事の中で、「そういった女性像が求められているとしたら、私たちは意識的に女性の表象に気をつけるべきだと思います」と言っていらっしゃいます。
173回目の『高い声に憧れて』、491回目の『高い声に憧れて②』でもお話ししたように、私は昔から自分の声の低さに悩み、無理して高い声を維持しておりました。そのため、この記事を読んで「声を作っているのは私だけじゃなかったのか!!」と衝撃を受けました。どうりで私が無理しなければ出せない声を、当たり前のように周りの女の子は操っていたわけです。私が「地声でそんな高い声が出るなんて良いなぁ……」と羨ましがった子の中には、トーンを上げて話す努力をしていた子もきっといたのでしょう。
そう思うと、何だかほっとしますね。私だけではなかったのですね。
もう1つほっとすることは、日本人女性の声が高いことです。今までこれが標準なんだと思っていた高さが、実は標準ではなく高いのだと分かって、私の声の低さは低いのではなく標準なのだと気づきました。地声で話すと機嫌が悪いと思われそうで無理していた日々。「かわいくない」と思われそうで無理していた日々。声を作るようになったのは記憶の限り幼稚園の年中くらいからなので、その頃の私にこの記事を教えてあげたいです。
綺麗と言われる声でなくても、私の声は私の声。これからは胸を張って生きていきたいです。
以上、「高い声に憧れて③」でした。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
次の投稿でまたお会いしましょう!