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仕事帰り、見知らぬ中国人女性が私を笑顔にしてくれた

こんにちは。高校5年生です。

昨日の仕事帰り、とっても気持ちが温まったことがありました。内容はタイトル通りですが、詳しく話していきます。

20時頃に会社を出た私。疲れと、気づいていたのに防げなかった間違いでくよくよして、毎日のことでありながら泣いておりました。
駐車場を通っているとき、だいぶ遠くから「お疲れ様です」という声が微かに聞こえました。声が遠かったので私じゃないだろう、ここで振り返ったら違う人を呼んでいたと分かって気まずいだろうと俯いたまま歩き続けました。しかし、その声は私を呼んでいたのだと後に分かります。

分かったのは、職場の敷地を出た後でした。先程よりもはるかに近くで呼ぶ声がしたので思わず振り返ると、女性が1人小走りで近づいてきているところでした。第一声は「家、近くなの?」だったと思います。驚きながら「歩いてすぐですよ」と応じると、女性は私の顔をぱっと見て「お姉さん目大きい。美人ね」と言いました。話し方から「中国の人かな?」と思って、ゆっくり喋るようにしたのですが、そんな気遣いは要らないくらい日本語が堪能な方でした。

彼女は手に持ったスマホから、爆音の音楽を鳴らしながら歩いておりました。これは2回目に声をかけられたときも、背後で聴こえておりました。最初はびっくりしたものの、なぜ鳴らしているか聞くと「熊除けと防犯」でした。「お姉さん美人なのに何も流していないの危ないよ」と何度も注意を受けましたが、ディスコ音楽を爆音で鳴らしながら帰る勇気はないかも(笑)。けれども、爆音で音楽を流しながら歩くと不審者には出会わなそうなので、理にはかなっております。

15~20分ほど一緒に歩きました。お名前を聞くとチャットアプリの登録名を見せてくれました。日本語名だったので、帰化された方なのかもしれません。もしくは、私が東京に来た理由を訊くとき「結婚?それとも恋人?」と言っていたので、彼女自身、日本人の旦那さんと結婚して名字が日本のものになったのかもしれません。自己紹介をし、仕事のことを軽く話し、日本語と中国語の話をして、道の分岐点で別れました。

彼女に話しかけられたとき私は泣いておりましたが、独特のテンポと温かい会話に心が和みました。彼女と別れるときには自然に笑顔になっておりました。やっぱり私が必要としているのはこれだなぁと思いました。

以上、「仕事帰り、見知らぬ中国人女性が私を笑顔にしてくれた」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
次の投稿でまたお会いしましょう!