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陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。④

こんにちは。高校5年生です。

前回の記事をご覧くださった皆さん、ありがとうございました。新生高校5年生の誕生を見守っていただきました。
今回はいよいよ、開会後の様子をお届けします。

所属していた部活の元部長と再会した後、同窓会はようやく開会しました。学年主任だった先生、実行委員さんの開会の挨拶に始まり、乾杯をしました。
乾杯は瓶ビールをグラスに注ぐか、ウーロン茶をもらうか選ぶことができたのですが、自分で注ぐ形だったので迷わず瓶ビールを飲むことにしました。今思えば、あれが初めて「家の外でお酒を飲んだ瞬間」でした。自分の人生の歴史的瞬間にすら気がつかないほど、興奮していたようです。

乾杯後はクラスごとに、ビュッフェスタイルのお料理を順に取りに行きました。取る順番はクラス代表によるじゃんけんで決まります。じゃんけんの様子はテーブルから遠すぎて一切見えませんでしたが、どうやら早めに負けたようです。私のクラスは呼ばれるのがすごく遅かったのです。じゃんけんに行った子が「いつまで待ってれば良いのよー、もう飲み物なくなっちゃったんだけど~(笑)」といじられていたものの、食べ始めるのが遅かった分、周りの子とたくさん話せました。頑張ってくれたクラス代表の子に拍手。

お料理を取る順番がやっと回ってきました。取りに行ってみると、思ったよりこじんまりとしておりました。私は同窓会が開かれている宴会場のアルバイトに何度も入ったことがあるのですが、今までで1番こじんまりしておりました。
何より、取り皿が回転寿司のお皿と同じくらいの大きさなので、ピザを2切れのせたらそれだけで終わりです。この上にサラダやグラタンをのせると見映えが悪くなってしまいます。お料理が並べられている場所が、私のクラスのテーブルから最も遠い壁沿いだったため、結局2回しか取りに行きませんでした。ピザ2切れとサラダ1盛りくらいしか食べておりません。
しかしこれは、嬉しい誤算でした。「きっとすぐに話し相手がいなくなって、1人でごはんを食べ続けることになるんだろうな……」と想像していたからです。ずっとお喋りしていてお料理を取る暇がなかったなんて、参加を迷っていた私が聞いたら信じないでしょう。
ドリンクを取る場所も同じところだったため、ノンアルコールカクテルを2杯飲んで終了でした。炭酸のジュースみたいでおいしかったです。

歓談中は、最初にバス乗り場で会った子と少し話したり、私の友人によく喋りかけていた子と3人で話したりと、時間を持て余すことなくお話しすることができました。行く前に「自分から話しかけなきゃ……どんな風に声をかけたら良いんだろう……」と繰り返したシミュレーションはからきし使う場面がなく、友人と喋るか、他の人に話しかけてもらうかだけでした。話しかけてくれた人達は、きっと勇気を出して話しかけに来てくれたと思います。今度は私が、声をかける側になりたいです。

次回は、同じ部活に所属していた人達と話したことをお話しします。

以上、「陰キャ大学4年生、人生初の同窓会に挑む。④」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。
次の投稿でお会いしましょう!