承認欲求に振り回される人たち

こんにちは。高校5年生です。

本日、とある本を読みました。今回は久しぶりに、読書感想文ならぬ読書感想記事を書いていきます。
読書感想記事を書くのは、584回目の記事「『卒論応援団 2』を読んで」以来です。

タイトルは『承認欲求に振り回される人たち』。著者は榎本博明さんです。
内容は、承認欲求を得ることに価値を置くあまり、良い人を演じてしまったりSNSにのめり込んでしまったりする人々がいることを背景に、承認欲求との上手な付き合い方や向き合い方を指南するものです。

私はこの本を読み、今まで名前がないと思っていた自らのある感情に、名前がついていることを知りました。それは、「見捨てられ不安」です。見捨てられ不安を持つ人は、相手に見放されてしまうかもしれないという気持ちから、自ら他人と距離を取ってしまったり、人付き合いを避けたり、表面上の付き合いに終始したり、明るい面だけ見せて良い人であろうとしたりするそうです。その結果ストレスを溜め込み、心を開いた家族や恋人の前で感情が爆発したり、健全な人間関係が築けなかったりするとのことです。

私も見捨てられ不安を強く持っている1人だと思います。10数項目のチェックリストがありましたが、私は全てに当てはまりました。
しかし、この本はただそれを伝えるだけではありませんでした。承認欲求は自己成長などプラスに繋がることもあるので必ずしも捨てる必要がないこと、自ら心を開いていけば徐々に改善されること、心を開いた結果傷つけられてしまったときはそういうものだと割り切れば良いことなど、きちんとその後どうすれば良いのかを教えてくれたのです。今まで承認欲求をマイナスイメージで見ていた私は、考え方が変わりました。

自己開示は私が最も苦手とすることの1つです。大変な思いをして心を開くくらいなら閉じたままで良いと、開示することを避けてきました。けれどもそれでは進展しないのです。開示しなければその先はないのです。それを知って、開示することの意味を実感しました。

ここ最近、人間不信みたいな性格を直したいと思っていたので、小さな自己開示から始めたいと思います。

以上、「承認欲求に振り回される人たち」でした。
最後までお付き合いくださってありがとうございました。

次の投稿でお会いしましょう!