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怪奇!東京ゲームショウに行って輪投げで遊んだ広告ファン

 今年も東京ゲームショーの季節がやってきた!
 前回は完全初見で行ったらおねがい社長やザ・アンツなど広告でよく見るゲームの出展がたくさんあってとても面白かった。
 そんな思い出があったので、今回も広告勢の出展を目当てにTGS2024に参加して来たのでした。

・海浜幕張駅→会場まで

改札前、絶対目に入る位置にホワサバの広告が登場

 今回目を見張ったのは、TGS会場到着以前からだった。なんと海浜幕張駅内から、ホワイトアウト・サバイバルの広告がお出迎え。

横断幕でも告知していたがこれは帰り際に気付きました

 海浜幕張駅の割と広いスペースに渡って広告を展開しており、早速広告でよく見かけるゲームの真骨頂を見せつけてくれた。
 海浜幕張駅内に広告を展開出来ていたゲームはホワイトアウト・サバイバルとドラゴンクエストⅢのみであり、こと広告を抑えるという面では今回ホワサバは相当頑張ったと言える。

画面男勇者の右側に注目

 ちなみにドラゴンクエストⅢの広告も不評だった女戦士のビキニアーマー部分を盾で隠した広告が出ており、見せ方の工夫が伺える。
 とはいえ他の広告では規制済みビキニアーマーを使っているので、けしてデザインに対して引け目を感じていないという気概も充分感じられた。


画面上⇒1~2番線 画面下⇒3~4番線 角度ごちゃごちゃなのはゆるして

 東京駅からやってくる1番線、2番線の広告には幕張にようこそ的なメッセージで、東京都に戻る3番線〜4番線に向かう階段にはお疲れ様でした、さようなら的なメッセージを入れていたのはオシャレなやり口だったと言えるだろう。
 歴代ドラクエ3 のパッケージをそのまま広告にしたのも、それだけ歴史あるタイトルだという事を周知するには充分。

画像上⇒ホワサバ 画像下⇒鳴潮

 幕張メッセに向かう道には鳴潮の大きなオブジェが置かれていたり、またまたホワイトアウト・サバイバルの広告があったりと広告に余念が無い。
ここにはきちんとブースの場所も明記されており「意地でも我がブースに来てください」というメッセージ性を感じた。
 もちろん日本のゲームも絵は展示されていたのだが、ブースの場所までは明記していなかったはず。特に鳴潮に関してはインパクトあるオブジェだったので、最初と最後の記念撮影スポットとしても人気があるようだった。どんなキャラなのかは知らないと思うのだが。

・HALL1〜3

TGS2024公式サイトより

 広告勢の中でもクオリティ自慢の猛者たちが集っていたのがHALL1〜3。
 ネットでしばしば広告を見かけるタイトルではあるが、それに問題性を抱く人は少ないような優秀タイトル、優秀広告が多かった。

・KURO GAMES(鳴潮)

NIKKEブースの対岸

 鳴潮は現地でのタイムアタックイベントや、大掛かりなフォトスポットがメインだった。
 フォトスポットとコスプレイヤーを重視した構成は前年と同じだが、違った点としてはパニシンググレイレイヴン関連の出典は見当たらなかった事。今回はアップデートなどの見どころが無い分、鳴潮のプロモーションに特化したのだろう。

 キレイな画像はこちらでどうぞ。
 特に鳴潮は新バージョンの告知がメインだったようなので、その辺の要素を紹介したかったのだと思います。
 昨年以上の大混雑だったので、鳴潮にもスタンプラリー企画がある事には気付きませんでした。昨年そんなにKURO GAMESのブースは混んでなかったじゃん!

・Level infinite(NIKKE)

コスプレイヤーがいっぱい出てくるところはXにも載ってるからそっち見て

 NIKKEはニコニコ超会議などでも話題になったリアル10連ガチャ展示が大盛況。コスプレイヤーがガラスケースの中に入っており、ボタンが押される度にコスプレイヤーが登場。いかにもガチャを回したような疑似体験が出来る出展。
 実際展示としてはとても派手だし、足が止まる人も多く混雑を引き起こしていた印象がある。これは決して批判では無く、他ではストリーマーイベント、ライブイベントなどもっと大掛かりなイベントをしていた場所並み、あるいはそれ以上に足を止めてしまう人を見かけたのだから展示としては大成功だったと言えるだろう。この対岸には鳴潮のブースがあったのも混雑の一因だったので、一概にNIKKEだけってワケでもありません。
 あとは次回以降必要以上の混雑にならないよう列を整理するのを頑張ってもらうだけである。ちなみに、NIKKEゲーム本編の試遊などは無かった。

 level infiniteの本命としてはDUNE:awakeningなどの新作タイトルの紹介だろうが、人が行き来している中で一番目に入る入り口方向の角にNIKKEコーナーを配置していたのが技アリ。
 NIKKEコーナーを見たまま前に進むと必ずLevel infiniteの新作発表が見える位置に視線が誘導されるので、NIKKEリアル10連ガチャという釣り竿を上手く使って告示を進めていたように見えた。

・GLYPHLINE

 アークナイツが有名なGLYPHLINEが昨年よりブースを大きくして参戦。昨年もいたのは覚えているんだけども、なんかそんなに印象に残って無かったんですよね。それは自分の記録にも残ってない辺り、普通の出展だったんだろうなと思います。いや、良い事なんですよ。普通ってのは。
 実際今回もコスプレイヤー、フォトスポットという王道の構成に、アークナイツ:エンドフィールドという新作ゲームの試遊コーナーがメインの王道構成だったんだから自分からそんなに書く事は無い。なのにわざわざ取り上げてるのは、チラッと見えたゲーム画面が中々凝ってたからなんですよね。
 アークナイツファンの方は期待しても良いかもしれません。多分アークナイツエンドフィールドも将来的に広告をやりまくるでしょうから、その辺も兼ねて要チェック。

・Saroasis Studio(運命のトリガー:The Novita)

知る人ぞ知るタイトル名のアンケートだけ取ってたタイトルがブース出展していた。アンケート広告だけ見ていた時はこんな大掛かりなゲームだとは思っていなかったのだが、マジでちゃんとしたゲームっぽい。

 こんな事を書いてしまうのは、何だかよくわからないアンケートツイートしか自分が見ていないせいである。
 アンケートしか見ていなかった自分はしょうもないソシャゲか何かだと思っていたので、本当にまさかこんなゲームだとは思わなかったというのが実情である。商品は広告によらない。
 結局アンケート結果のタイトルは使われていない。658票届いた中で「コード:ノヴィータ」が50.5%、「ノヴィータ:運命のトリガー」が49.5%で割れていたので、両方使って「運命のトリガー:The Novita」になったのだろう。

 有名ストリーマーやZETA DIVISIONも呼んで、プロモーションもばっちり行っていた。
 何というかTGSでの配信者イベントの数、尋常じゃなかった気がするんですけど気のせいですか? 毎年こんなもんなのか、それとも自分が配信者に対して詳しくなっただけなのか……

・HALL4〜6


TGS2024公式サイトより

 現代の広告勢、また未来の広告勢らしきタイトルが勢揃いしていたのはここ。

・JOY MOBILE NETWORK(キノコ伝説)

社畜ニキ参戦!!(予告なく女性化したキノキノを添えて)

 キノコ伝説の目玉はやはり小冰(lil ice)こと社畜ニキが東京ゲームショーにやって来た事だろう。かつて自分はジョーク気分で今年の東京ゲームショーには社畜ニキがやってくる! と書き散らしていたのだが、まさか本当になるとは思わなかった。ライブイベントはやらなかったんですけどね。
 本ブースでは記念撮影をやっていたのだが、自分が現地に到着して撮影待ちをしようとしたら「もう終わりです」という無慈悲なお言葉。13時までやると聞いていたのに、12:30で終わりなのは少し残念だった。生社畜ニキが見られただけでも、自分は満足ですけど。

ゲーム内に登場する衣装のコスプレ

 その他にはコスプレイヤーを4名体制で配備しており、時間を空けてゲーム内の女神の格好をした女性コスプレイヤーかキノキノを被った巨乳コスプレイヤーが現れるのが定番パターン。コスプレイヤーがいればカメコがやってきて、その熱に寄せられて他の人もふらふら寄ってくるのは昨年も見た光景である。
 スタッフは全員キノコの被り物をしており、遠目に見てもキノコ伝説スタッフだと分かるようになっていた。TGSのような人混みのあるイベントだと、一目見て何のブースか分かる被り物をしているのは有利な個性の一つだと言えるだろう。
 JOYはちょうどホールの中央に位置しており、相変わらず同ホールにはセガアトラスブース、KONAMIブースがある。そちらのインパクトも非常に大きかったとは思うが、その中でも目立ちに行こうという気概を感じた。

スタンプラリーシートのデザインはかわいらしい

 そんなキノコ伝説ブースの目玉は「キノキノがスタンプラリー」。ブース内で行っているミニゲームをクリアして、福引を引いて豪華景品をゲットだ、という催し。
 参加にはキノコ伝説アプリのダウンロードが必要になる。当然焼きそばはかつてダウンロードしたキノコ伝説があるので、ここのハードルはありません。
 スタンプラリーの種目はキノコ伝説をダウンロードする事、輪投げゲーム、釣りゲーム、そしてブース内を撮影してXに投稿する事。とりあえずアプリをダウンロードした時点で1種目クリアだ。

キノコ伝説ブースなのに何故か信長ワンもいる(コラボはしてるが……)

 輪投げゲームに関しては3枚のカードを引き、指定された絵柄の枠に輪を投げようというルール。輪が何個入ってもスタンプは1個だけだし、入らなくても多分スタンプはもらえる。
 3つとも入ったら何かあったのかもしれないが、自分が見た範囲では3つとも入れた人は見かけなかった。

一般販売されているオモチャだが、今にして見るとシールで装飾しているのは細かな良い仕事

 釣りゲームは30秒で7匹、片手で釣り上げろというルールで行われる。実際片手だと結構難易度が高く、手の震えが止めづらいんですよね。これはアル中とかじゃなくて、意外と人間の手って震えてるもんですよ。
 課題をクリアするとキノキノポーチがもらえるが、別にクリア出来なくてもスタンプはもらえる。
 ちなみに自分は失敗してキノキノポーチを手に入れる事が出来ませんでした。釣りゲームの練習をしておけばなーッ!!

 そしてXの投稿であるが、これは何でも良い。何なら自分の前の人はX投稿無しで福引をしていたので、あくまで努力目標なのだろう。自分は当然投稿した。
 福引の景品はキノコ伝説オリジナルトートバッグやキノコ伝説Tシャツ、キノキノフィギュアなど。ハズレでも、ゲーム内で使えるシリアルコードつきのカードが配られる。

キノコ伝説Tシャツ(TGSスタッフが着ていたのと同じデザインです)

 自分は無事2等のキノコ伝説Tシャツを手に入れました。ガチャ運の強さ、そして普段から熱心に広告を見て、広告を記録し続けた功徳が実証された物と思われます。
 ところでMサイズだと若干サイズが合わない気がするので、家の中に飾るなり保存して自慢するなりに使う事になりそう。

 ここまでのゲームを振り返ると、それぞれのゲームに「クリア」「クリア失敗」という括りが無い事にお気付きになるだろう。強いて言えば釣りゲームは景品が貰えなくなる可能性があるが、最終ゲームである福引は皆が楽しめるようになっている。
 そしてこれらのスタンプ、別に4個押してあろうが3個だろうが福引を回せるのは1回きりである。もしかしたら初期状態から押されているスタンプだけでも、福引が出来てしまうかもしれない。試してはいないが、いっぱい課題をクリアしようがXの投稿が無かろうがやれる事は結局一緒だ。
 よく言えばミニゲームの巧拙に関わらず誰もが楽しめるし、悪く言えば技術介入点は釣りゲームしかない。そしてコンパニオンさんはそれぞれちゃんと結果に応じてハイテンションに応じてくれたので、失敗しても「いや〜しょうがないか〜」くらいで済む。
 この催しははキノコ伝説本編の色んなミニゲームをやって、さらっとした達成感を得るような体験に近いなと感じたのは自分だけだろうか。毎日少しずつ継続するゲームと1日限りの催し物では一概に比較出来ないが、割とキノコ伝説本編っぽい催しだったなと思います。キノコ伝説本編の試遊コーナーはありませんでしたけど。

 ところでこういう出展だからか、小さな子供もキノコ伝説ブースでは楽しそうに輪投げを楽しんでいる姿を見受けられた。
 子連れの方も多かったところを見るに、キノコ伝説ブースが見ていたのはゲームマニアや広告オタクでは無く家族連れだったのかもしれません。それで子供がテーマソングであるキノコ勇者にハマったら、親もうっかりゲームを始める可能性もあるでしょう。
 キノコ伝説ブース、恐ろしい奴!

・XD(Go!Go!マフィン)

かわいい着ぐるみも登場

 キノコ伝説と似たような出展をしていたのがGo!Go!マフィン。9月頃からぼちぼち広告を見かけるようになった最新タイトルです。
 要はよくある放置MMOっぽいけども、お手玉投げゲーム、占いゲームを行えた。占いゲームは机の上に並べられたおみくじ(ゲーム開始時に使えるシリアルコード)がもらえるだけ。急にゲームイベントっぽいのが出てくる。

お手玉投げゲームの的(画像左) オリジナルのお手玉本体(画像右)

 お手玉投げゲームは、ゲームオリジナルデザインのお手玉を穴に入れるゲーム。お手玉自体のデザインも結構可愛いし、パネルのイラストもゲーム本編に登場するキャラクターを掲示しているのだろう。
 大きな穴に入れると2等、小さな穴に入れると1等らしいが、何が当たるのかは失念してしまった。とはいえ何も入らなかった残念賞でも小さなアクリルスタンドがもらえたので、そんなに悪くは無い。むしろ相当良いのでは。


自分が見た時はずっとこんな感じでした

 展示としては大体こんな物なのだが、配信前でβテストもやっているゲームだというのに試遊コーナーがそんなに盛り上がっていなかった。
 
コンパニオンさんもそんなに試遊コーナーは重視していないのか、「やっても良いですか?」と尋ねても「あ、良いですよ」くらいの対応で特にゲーム説明や案内は無く、アンケートを取るためのQRコードなども見当たらず。やりたければ勝手にやってくれくらいのノリだし、別にやらなくても普通に景品はもらえる。
 ゲームショウとしてこれはどうなんだと思うかもしれないが、結局そこまでゲーム本編に触れてもらう事が目的では無く知名度を高めるのが目的なのだろう。この辺は大掛かりな営業として楽しむべきなのだろうと思った。

・Century Games(ホワイトアウト・サバイバル)

ここでもコスプレイヤーとフォトスポット完備

 屋外広告から存在感を放っていたホワサバであるが、ブースの大きさ自体は中〜小サイズであった。むしろその規模だからこそしっかり周知をしなければならんと考えたのであれば、立派な事です。
 いつものフォトスポット、コスプレイヤーに加えてホワサバも試遊が行える……のだが、なんと試遊出来るのはゲーム内のミニゲーム。ゲームの本編ではないのだ。

ミニゲームの紹介パネル

 というのもゲーム本編が拠点を発展させていくタイプのじっくり遊ぶ内容であるから、試遊しても面白さが分かりづらいジャンルである事は否めない。
 実際のところ、キノコ伝説やNIKKE、昨年参加したおねがい社長だって、試遊コーナーは存在しなかった。ちょっと試遊しただけでその面白さが十全に伝わらないゲームであるならば、試遊コーナーを作らないのもまた一つの選択だろう。
 しかしやはりまだゲームを遊んだ事のない人に対して何かしらでゲームに触れてもらいたい、という場合には、確かにミニゲームはうってつけである。スマホゲームにメインと異なるミニゲームを導入するメリットはこの記事にも記載しているが、そのメリット群に「ゲームショーなどのイベントで少しだけ遊んでもらう要素としてミニゲームを入れておく」という点を付記しても良いだろう。

・東映アニメーション(金色のガッシュベル!! 永遠の絆の仲間たち)

令和の世にガッシュと清麿

 割と広告を見かけていたトワキズも出展していた……が、ガッシュと清磨の像があるだけだった。
 スペースにも限りがあるから、多少仕方がないか。

 だが後に調べてみると、ちゃんとチラシの配布、アプデ情報の周知、ギフトコードの配布を行っていた。壁際の狭いスペースながら、やるべき告知活動をしっかり行っていたのはとても良いと思います。
 このビラはわざわざ現地に取りに行かなくてもX上で公開されたので情報だけが欲しいなら要らないっちゃ要らないのかもしれないけど、こういうのは記念としてあると嬉しいもんなんですよ。多分自分が通りかかった時にはもう無くなってたんじゃないかな。

・HALL7〜8

TGS2024公式サイトより

 インフィニティニキだけ催しを撮ってきたが、それ以外は確認出来ず。というのも、ここまでにダラダラと試遊したり散歩したりしていたせいで時間が足りなくなってしまったのである。大バカ者!
 他のまとめでは絶対に話題に挙げるであろうポケットペアも見てません。まあどうせ他の所がまとめるでしょってのもあるし、時間も無かったし……

・インフィニティニキ

 インフィニティニキの見どころはやはり広大なブースを活かした豪華なフォトスポットだろう。男性向けの催しが多い東京ゲームショーではかなり異質な感じがあった。
 試遊コーナーもちょっとおしゃれなカフェみたいな感じで、薄暗くクールでゲーミングPCがブォーンみたいな無骨さとは真逆である。これがブランディングというやつか……

 インフィニティニキはTGS特別番組という企画も行っていたのだが、このハイライトを広告投稿しているのも見所。早速Xで短く編集した映像になっており、Youtubeを見ていない人、TGSに行っていない人も新情報を知りやすくなっている。
 正しいやり方だとおもいます。

・まとめ

 そんなわけで、広告で見かけるゲーム勢は大体以上と思われる。昨年のTGS2023と比較してみると、ダークテイルズを擁していた阿波羅テクノロジーやザ・アンツで話題になったSTAR UNION GAMES、荒野行動のNeteaseは今年は未出展。
 特にNetease未出展はそこそこビックリだが、その分今回は海外のGamescomというイベントに出展していたようなので日本で発表する事が特に無かったのかもしれない。昨年目玉にしていたRusty Rabbitというゲームも発売延期ということで、中々明るい話題を用意しづらかったのもありそう。とはいえXboxショーケースにて新作『FragPunk』のトレーラームービーは公開していたらしいので、告知すべき所はしっかり告知出来たようだ。

 あと、もし阿波羅テクノロジーが今年も出展していたらポケモン/パルワールドのパクリ臭いタイトルである『タマモンワールド』の出展になっていただろうから、パルワールドの巻き添えを食うリスクは高まっていたんじゃないかと思います。そうじゃなくても悪い話題しか増えなさそうだし……
 とはいえ、昨年に比べてもより広告勢の勢いは伸びており、今後も期待がかかります。目指せ広告だけでホール1個占拠!

 ところで広告勢は全部見た気でいたんだけど、ローグウィズデッドがメインホールとは別の建物で出展していたという事実を知って泣きました。昨年の日本広告界隈で大活躍だったローグウィズデッドを見逃したのはここ一年くらいで最もデカい不覚!
 でもインディーズの広告ってのもローグウィズデッド以外知らないし、割と企業勢の試遊で満足しちゃったみたいなところもある。まあ、来年は2日全日参加を目指して予定を開けていく予定ですのでよろしくお願いします。

・その他試遊したタイトルの話

・ゲームショーボックス/ねこホテル

 いわゆるidle系ゲーム。タップして施設を拡張し、放置している間に働く猫を雇い、どんどん猫を集めていく。
 つまり、こういうイベントではすぐに楽しみが分かりづらいです。じっくりやれたら面白さが出てくる可能性はありますが、短時間ではしんどい。
 現状猫とスープみたいな路線で広告に出て来てもおかしくなさそうだなあとは思う。

・ゲームショーボックス/食魂徒〜百花妖乱〜

 自分の好きなタイプの弾幕stg。弾がかなり遅めだと感じたが、それはcaveシューに慣れてしまっているせいかもしれません。最近の人は縦シューティングとかやらないんだから……
 相手の弾を当たり判定付近にかすらせる事によって魂を溜めて、溜めた魂を使うと弾消し+高火力な弾が出る感じ。要は東方のグレイズをやったら怒首領蜂大復活のハイパーが出ると言ったら経験者には分かりやすいだろうか。
 実際初心者でも楽しめそうだな~と思いながらやってるうちに4面でゲームオーバーになったんだけど、隣を見ていると大体1面も抜けられてない辺り、やっぱり現代人におけるシューティングゲームとはFPSになってしまったんだなあと痛感した。大体魂吸収システムもオタク向けなんだけど、弾速が遅い分落ち着いて掠らせに行きやすいのは良調整だと思います。

 あと4面も試遊してるとさすがに占拠しすぎなのでは? と思ったんだけども、係員さんから特に声をかけられる事は無かった。あと隣の回転率も良かったので、片方が埋まり続けていてもそんなに困っていないようだった。結構日本のブースだと細かく色々説明してくれる印象があったので、ここまで好きに遊んで良いんだってのはお国柄を感じましたね。
 ゲームショーボックスはCFKという韓国のパブリッシャーが運営していたんだけども、まとめて試遊させてくれる感じでした。

・Project:JUDGE VISIONS

 VR機器をつけて3D世界でカードゲームを楽しめるぞ、みたいなタイトル。あのCODE OF JOKER VRが!?
 そういう冗句はさておき、VRでカードゲームを楽しめるんですって。実際操作に慣れは要るけども、慣れちゃえばカードゲームをベースにしたRPG的な物を楽しめた。3Dである必要性を問うてくるかもしれないが、カードゲームで目の前にキャラが出てくるってのは自分の世代からするととても大事ですよ。あとカードがかさばらないとか、そういうメリットもある。
 しかしこれは正直な感想として、このブースの対岸にセガアトラスブースがあってたまに音楽ライブをやってるのは立地としてしんどいだろうなとは思ってしまった。ゲームやってる時に後ろからすごい音が流れるので、説明が聞き取りづらかったり、他のゲームをやるにしても音楽を聞き取りづらかったりする。
 もうこの辺はTGS常連の皆様は風物詩として受け入れてるもんなのだろうか。セガアトラスブースが音楽ライブをするのを許容しなければ将来的にキノコ伝説やタマモンワールドの主題歌を取りそろえた広告紅白歌合戦も出来ませんから、自分は大いにやって欲しいと思いますけど。

・神託のメソロギア

壁際ながら結構盛況だった印象

 毎ターン1枚ずつカードを互いに出していって、相手のライフを0にした方が勝ちというシンプルなカードゲーム。カードはマナを貯めるチャージャー、攻撃するアタッカー、攻撃を守るディフェンダーの3枚で構成されている。
 この三種はアタッカーで敵にダメージを与える、アタッカーの攻撃はより大きなディフェンダーで守る、ディフェンダーで守ってきそうならチャージャーを出して相手の行動をスカしつつ次ターン以降のビッグアクションに繋げられる、チャージャーでマナを溜めている隙はアタッカーの攻撃が全通りする……という三すくみが出来ており、理屈が分かればかなり遊びやすい。

 独自点としては相手の手札が全部見えるので、多少相手のアクションを予測しながら対戦する事が出来る。残りの相手の手がある程度予想出来る分、相手の手札から絶対に攻撃が通るタイミングや、絶対にチャージャーを通せるタイミングが分かりやすいのは良かった。とはいえ将来的にテンプレデッキが出てきたら、その手元の内訳から互いの山の内訳をカウンティングするような超ストイックなゲームになりそうな雰囲気はありますけどね。
 現状の不明点を挙げるなら結局〇〇フィールドって何って話とか、ハンデスとかを行うコントロールデッキ的なコンセプトがあるならデッキアウトは狙えるのかとか、将来的には盤面の駆け引きを行わずに顔にダメージを投げ続けるバーンデッキも出てくるのかとか、まあ気になる面は色々ある。とはいえ色々気になる余地がある時点で、今後に期待しても良いのではないでしょうか。

・星の翼

 「ほぼエクバ(機動戦士ガンダム EXTREME VERSUSの略)」と話題の星の翼もTGSに参戦していた。試遊が出来て、ポストカードがもらえる感じ。
 実際コンパニオンさんに「なんかエクバっぽいって聞いてますけど……」と恐る恐る聞いてみると、「ああ、そうですねえ!」と回答されるくらいにはエクバ。同日に出展していたバンダイナムコはどう思っているのか。エクバはアーケードで今回のバンナムにはエクバ要素が無いからセーフなのだろうか。
 ぶっちゃけポケットペアがTGSにいる事よりも星の翼がTGSにいる方がヒヤヒヤしたのは自分だけなのかなあ。多分大丈夫なんだろうけど。

 一応他にも4~5タイトル試遊したが、気になったのはこの辺。
 今後ここに記載されてないタイトルでも、試遊したゲームが広告を始めたらその経験を下に何か書くかもしれません。

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