見出し画像

生理痛をセルフケアで改善したい!自分で押せるツボを紹介

「なかなか赤ちゃんを授かれない……」と悩んでいる方の中には、重い生理痛で悩まされている方も少なくありません。セルフケアでつらい痛みを乗り切れたら……と思うときには、ツボに注目してみてはいかがでしょうか。つらい生理痛を緩和する効果が期待できるツボを紹介します。


■気海(きかい)

おへそから指の幅2本分下に位置するのが、「気海」というツボです。東洋医学においては、気が全身を巡っていると考えますが、この気が集中する場所の一つが気海だと言われています。

気海を刺激すれば、全身の気の巡りに良い作用をもたらしてくれることでしょう。全身を巡るエネルギーの代謝を良くする効果も期待できます。以下のような症状で悩まされている方は、ぜひ気海のツボを刺激してみてください。

・腰痛
・生理痛
・生理不順
・便秘
・貧血
・イライラ

気海はお腹にあるツボなので、むやみやたらと強く押すのはおすすめできません。人さし指と中指を揃えて、ツボの位置に優しく当てます。もう一方の手の人差し指と中指を使って、ゆっくりと優しく、静かに押し込むのがおすすめです。

生理痛がつらいときはもちろんのこと、生理不順や貧血で悩まされているときの、日々のメンテナンスケアとして取り入れるのも良いでしょう。


■関元(かんげん)

おへそから、指の幅4本分ほど下にあるのが「関元」というツボです。気海よりも、さらに下に位置しています。

このツボの特徴は、身体にとって重要な肝・腎・脾の経絡が交わっているということ。これらのツボを刺激することによって、さまざまな経路を効率的に刺激できます。特に生殖器官への効果が高いと言われており、妊活中に積極的に活用したいツボの一つです。

関元のツボは、

・生理痛
・生理不順
・腰痛
・下半身の冷え

特に上記の悩身を抱えている方に、おすすめです。また生理痛だけではなく、不妊症や排卵異常で悩まされている方にも効果が期待できるツボとされています。全身のバランスを少しずつ整えるようなイメージで、刺激してみてください。気海のツボと同様に、優しくゆっくりと押し込むように刺激しましょう。


■三陰交(さんいんこう)

「三陰交」は、くるぶしの上、指の幅4本分のところにあります。すねにある大きく太い骨の端にあり、親指で刺激すると痛みを感じます。

三陰交もまた、肝・腎・脾の3つの経絡が交わっているツボの一つです。このため、さまざまな不調に対して効果を発揮してくれます。生理痛がつらいときにも、助けになってくれることでしょう。

またこちらのツボは、冷え対策・骨盤内の血流アップといった効果も期待できると言われています。妊活にも良い効果をもたらしてくれそうですから、ぜひ日常的なケアを意識してみてはいかがでしょうか。


■上りょう(じょうりょう)と次りょう(じりょう)

「上りょう」と「次りょう」は、腰とおしりの間に位置するツボです。この部分はちょうど仙骨がある場所ですが、その仙骨に開いている穴のうち、一番上の穴のところにあるのが上りょう、その下にあるのが次りょうとなります。

こちらのツボは、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。生理痛の原因はさまざまですが、ホルモンバランスの乱れが、つらい症状を引き起こしている可能性も。このツボを刺激することで、生理痛の原因そのものにアプローチすることができます。

上りょうと次りょうを刺激するときには、両手を腰に当てて、人差し指を上りょう、中指を次りょうに当てます。ぐっと力を加えて、痛く感じない程度にツボを刺激していきます。「ぐっと力を入れて緩める」という作業を、5分程度繰り返しましょう。

ホルモンバランスを整えることは、もちろん妊活においても効果的です。日々の生活に、取り入れてみると良いでしょう。


■生理痛のセルフケアは、ツボにもぜひ注目を

生理痛で悩まされているときには、「鎮痛剤を飲んでひたすら耐える!」なんて方も多いのではないでしょうか。このようなときには、ぜひツボ押しという新たなセルフメンテナンス方法も実践してみてください。ツボ押しは、自身の身体の内側と向き合う行為でもあり、身体全体を整えることは、妊活にとってもメリットがあります。今回紹介したツボも、ぜひ意識してみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?