緊急事態宣言

昨日、政府より緊急事態宣言が発動されました。これから約1ヶ月は学校の休校、塾などの休校になると思います。
そうなると、この1ヶ月の学習時間の確保が大事になります。この確保ができるかどうかで大きく今後の学習の充実度が変わります。今日はその辺りを話していきたいと思います。

今回は教育歳時記として出す予定でしたが、大事な内容となるので、無料公開に踏み切りました。最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

非受験学年の学習

まずは非受験の学習から入ります。必ずするべきことは、朝の学習習慣をつけることです。これができてなければ、普段の学校の授業に影響を及ぼします。そのため、50分の3~4セットを平日は行ってください。映像授業を見られる方は前半は映像授業を、後半は演習と分けて使ってください。大事なのは、倍速で見ないこと。早く終わらせたいからといって、肝心の内容が入ってなければ意味はありません。教育歳時記の初回でもインプットをしたのちにアウトプットを行わないと意味がない、といいましたが、演習を通じて学んだ知識が使えるようにならないといけません。
たとえ分かりやすい授業(神授業)を受けたとしても、アウトプットができてなければ意味がありません。一人で映像授業を使う場合はこれができなければなりません。特に英語・数学は公式を覚えたら必ずアウトプットをしてください。単語やイディオムでもそれを覚えても用例で覚えないと意味がありません。使える知識にはなりません。
理科や社会についても、要点整理をしたのちにまずは一問一答形式でも構わないので、覚えた知識が使えるかチェックをしてください。それが演習形式になっても使えるかどうかの確認が必要です。その後、まとめたノートと問題の照合を行ってください。これができればあとは暗唱して覚えていけばいいのです。
そこで、その知識の関連性が弱い場合は、教科書を使って補完してください。それでもわからないときは、補助輪参考書(ひとつひとつわかりやすくシリーズなど)や辞書型参考書(自由自在、パーフェクトコースなど)などを用いて確認してください。

受験学年の学習

受験学年については、学習時間の確保ができるこの時期だからこそ時間を確保してください。理想は50分を6セットを最低ラインとして行ってください。間違っても、午後や夜にしないように。
学校の時間は3年内容の予習(やり方は非受験学年の学習と同じです)を、夕方・夜には1・2年の復習などと時間を使い分けるといいでしょう。そのため、必然的に非受験学年よりは学習時間は多くなります。そして、間違いなく言えることは、学校が休校になっても、入試の日時は確実に近づいてるという事実です。そのため、この1ヶ月が本当の勝負です。中学生の場合は、夏休みでも間に合う、とは言われますが、早い準備をしておくに越したことはありません。なぜなら、9月以降からは学校や塾などで実力テストが毎月行われるからです。そして、その間にも定期テストも行われます。そうなると、何かしらのテストの準備をしているとてんやわんやになります。そのため、この期間を十分に活用するのが大事になります。

そこで、市販教材で構わないので、中1・2年の復習のできる問題集を1冊手元に置いておくといいでしょう(できれば半年くらい長期にわたってできる問題集の方がいいと思います。薄手の問題集は最終確認用にしておくといいかも、です)。学校で中学3年間のまとめをもらってる場合はそれも並行して使うといいでしょう(テスト期間に範囲だけやっても意味ないです。自分で一周はやっておくといいですよ)。

小学生の場合は…

小学生の場合は、午前中に45分の学習を4時間分行ってください。ただし、今年入学された方に関しては机に正しく座ることをしてください。本来は親御さんがこれをしっかりと教えないといけませんが、無理な場合は祖父母さんや近所のご家庭と協力して行ってください。できれば1ヶ月分は進むであろう授業を予習しててもいいでしょう。もしくは教科書を読むだけでも十分です。

学習時間の話は3月のnoteでも話しました。今回は情勢が変わったことと4月からの1ヶ月、という視点で話しました。時期が変わればやることも変わってきます。この1ヶ月、どれだけ学習時間の確保ができるかはあなた自身にかかってます。そして、映像授業を使って学習されてる方は、映像授業を見る習慣付けを必ず行ってください。映像授業を見るだけで満足せず、必ずアウトプットを行ってください。これができなければ使える知識になりません。映像授業を使われてる管理スタッフの方はしっかりと進捗チェックを行ってください。
CAMELではそのような機能が備わってます。詳しいことは、是非CAMELのホームページで確認ください。検討されてる方は1度お問い合わせ、お願いいたします(僕も歴史で参加させていただいてます)。

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