【高校入試紙面講義】2020年兵庫県大問2 1(2)問題解説

本日より、高校入試の紙面講義を行いたいと思います。この紙面講義は「高校入試紙面講義」のマガジンに入れています。そのため、マガジンを購読いただきましたらその中にこの記事が入っています。マガジン自体は無料で購読できますが、記事自体はそれぞれで有料記事となっています。この記事については手軽に購入できるように値段も設定しています。そして、解説も僕独自の視点、講師から見た視点を中心に話したいと思います。そのため、赤本などにある解説とアプローチが異なりますが、様々な問題にも応用できるように留意しています。定期で購読いただけると幸いです。
問題部分までは無料公開といたします。ただし、資料やグラフなどは著作権の関係上、掲載はできませんので、各々問題を教育委員会のサイトなどでとっていただけたら、と思います。こちらでも文章で説明できるところはしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。都道府県によっては正答率なども示してくれている問題もあると思うので、その部分についても可能な範囲で掲載できれば、と思います。

■問題(大問2 問1(2))

では、さっそく問題から見ていきましょう。

(2)D~Fに関するあとの問いに答えなさい。
①D(金閣)が初めて建てられた時代に広まった、和歌の上の句と下の句を別の人が次々によみつないでいく文芸を何というか、漢字2字で書きなさい。
②Dが初めて建てられた時代に発展した日本の文化に関して述べた次の文X・Yについて、その正誤の組み合わせとして適切なものを、あとのア~エから1つ選んで、その符号を書きなさい。
 X:幕府の保護を受けた観阿弥・世阿弥父子により能が発展した。
 Y:出雲の阿国によってかぶきおどりが始められ、広く人気を集めた。
 ア X=正、Y=正 イ X=正、Y=誤 ウ X=誤、Y=正 エ X=誤、Y=誤
③EはFの左側の人物(松尾芭蕉)がよんだ俳句であり、(  )には地名が入る。(  )について述べた文として適切なものを、次のア~エから1つ選んで、その符号を書きなさい。
E:荒海や (   )によこたふ 天の河
ア 一向宗の門徒が守護を倒し、約100年にわたり自治を行った。
イ 五層からなる壮大な城が築かれ、楽市・楽座令により商工業が栄えた。
ウ 貨幣の原材料として使われる、金の代表的な産出地であった。
エ 北方との交易によって栄え、中尊寺金色堂などが建てられた。

如何でしょうか。では、そろそろ解説に行きましょう。

■解説

では、一つずつ解説したいと思います(ここより以下は有料公開です)。

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