公立高校入試解析9 特別編 2021年茨城県

本日もよろしくお願いいたします。
今回は、前評判でかなり難化した、といわれていた2021年茨城県の解析を行いたいと思います。

実際にひも解いていくと思ったよりも平均点は悪くありませんでした。が、小問ごとで難化したポイントがありましたので、こちらで解説したいと思います。

今回の記事は、「公立高校入試解析」のサークル限定プランに加入された方限定の記事となります。記事については、単品購読も可能です。元々限定公開でしたが、教育委員会様より指導が入った関係で限定公開になります。


■2021年茨城県入試問題解析(無料公開)

茨城県の公立入試の大問構成は4題です。地理総合・歴史総合・公民総合・三分野総合問題という内訳になっています。そして、今までの茨城県の公立入試結果はWeb上では公開されておりませんでしたが、今年はついにWeb公開になりました。Web公開に踏み切ってくださいました教育委員会の関係者の皆さま、ありがとうございます(なお、令和2年以前につきましては県庁3階にて公開されています。一度お問い合わせいただくといいと思います)。
2021年の平均点は56.18点と前年とあまり変わりませんでした。ですが、それぞれの正答率を紐解くと、点差がつく問題とそうでない問題の差が大きかったです。その部分で平均点が思いの外下がらなかったのでは、と思います。詳しいデータについては下記のサイトより参照ください。

■大問1 解析(以降限定公開)

今回の解説については、事前に解説速報(無料公開)をしています。こちらを事前に見ていただけると、効果は倍増です。そのため、問題のアプローチ法については今回は解説をあまり行いません。
大問1は北海道を中心とした問題を世界地理(農業)と融合させた問題です。

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