視聴回数か、それとも登録者数か、「中田敦彦」と「カジサック」の進む道

1.はじめに

2020年4月終了時点で、芸人ユーチューバーで200万人登録を超えたのは中田敦彦(敬称略、不快に思われたらすみません)、エガちゃんの2人であり、カジサックは200万人間近という状況です。カジサックと中田敦彦はいろいろと対称的だなあと思うところがあるのですが、みなさんはどう思いますか。今日はそんなお話しです。

2.カジサックチャンネルに対する漠然とした不安

カジサックチャンネルは、開始当初は「はねトビ」の亡霊を引きずっており、カジギリスや、体を張った芸人魂に満ちた企画が多かった。しかし、ファミリー企画が大ヒットしたことで、開始当初から続いている企画は、芸人とのさしトークぐらいになった。

想像するに、キングコングは芸人で一番早く出世したというフレーズをいまだに頻発するカジサックが、芸人としてのプライドを捨て、ファミリーチャンネルのユーチューバーとしての立場を受け入れたことは、決して容易な決断ではなかったと思うし、その点に関しては本当に凄いと思います。

カジサックの方向転換は、視聴回数、登録者数から分析したものだと思うが、私は一つの懸念を感じている。確かに、カジサックの動画は、視聴回数の伸びが速いし、登録者数では先に200万人に到達した中田敦彦と比較しても、平均視聴回数は多いように思う。しかし、その事こそ私には心配なのだ。

3.何が不安なのか(カジサックと中田敦彦の比較)

「カジサックチャンネル」の登録者は、動画の内容から推測するに、主婦、子供などの層に人気と思われるが、「中田敦彦のYoutube大学」は学生、サラリーマンなどの層に人気があると思われる。此処で、視聴する時間的余裕、視聴するタイミング、累積の視聴回数、この3点に関して、両者を比較してみよう。視聴する時間的余裕は、主婦、子供が多いカジサックに軍配が挙がるだろう。自ずと、視聴するタイミングはカジサックの方がアップされてからの日数が早くなると思われる。一方、累積の視聴回数は、ホームドラマ、ホームコメディ的なカジサックと、知識、教養番組的な中田敦彦とでは、10年、20年先には、「Youtube大学」が伸び続ける可能性も否定出来ない。つまり、カジサックは初速では確かに中田敦彦を上回っているし、その理由も納得出来るが、保存的価値では中田敦彦が上回る可能性が高い、私はそう思うのです。

ある意味、登録者数と視聴回数のミスマッチにも、それは表れているのではないか。中田敦彦の動画には、常に全動画を見る訳ではないが、特定のテーマに強く共感する、端的に言えば、マニアが集いやすい動画が多いため、視聴回数が分散しているのではないかと思うふしがある。

4.最後に

いかがだったでしょうか?アドバイスがあれば、コメントからお願い致します。お待ちしております。またお会いしましょう!

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