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2021年9月の記事一覧
平成生まれが好きな40年代洋楽 エンタメ精神溢れる Louis Jordan「Deacon Jones」(1943)
(作詞作曲 Hy Heath, Johnny Lange, Richard Loring) ジャズやR&Bといったブラックミュージックの交差点に立った男、ルイ・ジョーダン。ロックンロールの元祖とも言われ、1940年代においては圧倒的人気を誇っていた彼ですが、日本のジャズやR&B、ロックの愛好家や評論家達からはスノッブな香りがしないからか、あるいは時代が古過ぎるのか、冷遇されている印象を受けます。サックスを吹き、ユニークなメガネをかけ踊りも披露しながら「誰が一番ハンサムで尊敬されている?」といったラッパー風の歌詞を早口で歌う姿はエンタメ精神溢れるもので、ヒップホップにも繋がっている・・というのは決して大袈裟な表現ではないと思っています。
好きな2020年代洋楽 80年代90年代日本のアニメ風PVのDua Lipa「Levitating」(2021)
(作詞作曲 Dua Lipa · Clarence Coffee Jr. · Sarah Hudson · Stephen Kozmeniuk · DaBaby) 昨年のシングルに発言が問題になっているDaBabyのラップ部分をカットして2週間程前にアップされた曲とPV。ハンドクラップが小気味良いディスコティックな曲ですが、日本人として注目してしまうのは日本のアニメーションチーム、NOSTALOOKが手掛けたPV。クリィミーマミやセーラームーン辺りを意識したような80年代・90年代風のセル画時代を彷彿とさせるそれは平成初期生まれの自分にとっては懐かしさと新鮮さが湧くもので、ダフトパンク×松本零士のコラボも思い出します。しかしデュア・リパの大人っぽい風貌を考えるとこのキャラクターデザインはちょっと「Kawaii」すぎる?
平成生まれが好きな2000年代洋楽 Sean Kingston「Beautiful Girls」(2007)
(作詞作曲 Kisean Anderson · Ben E. King · J.R. Rotem · Jerry Leiber · Mike Stoller · Peter Harrison) 少し前に「YOUは何しに日本へ?」にも出演したショーン・キングストンによる高校の頃ヒットしていた曲。覚えやすく歌いやすい、そして「Stand By Me」をサンプリングしているという点でも興味を惹く曲でしたが、能天気な雰囲気なのに「君に「終わり」だなんて言われたら自殺したくなるよ」(=You have me suicidal, suicidal when you say it's over)なんて少しネガティブな歌詞がギャップを感じ新鮮に聴こえた記憶が有ります。