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洋楽邦楽の好きな曲、アルバム、音楽ネタ等

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2021年6月の記事一覧

大御所をはじめとする意外な歌手達によるシティポップ寄りの曲10曲

今割と話題のシティポップですが、それらは何もシティポップ全盛の70年代~80年代当時若手だった歌手やミュージシャンだけが歌っていたわけではありません。この頃は大御所をはじめとするシティポップのイメージが余り無い、ジャンル的にカテゴライズされにくい歌手もシティポップ系統の楽曲を歌う試みも行われ、今回はそれらを簡単に紹介していきます。 ※楽曲が収録されたアルバムはアマゾンで購入可能なものの場合、リンクを貼っておきました(一部試聴可能)。 ①美空ひばり「笑ってよムーンライト」(

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平成生まれが好きな40年代洋楽 早過ぎたヒップホップ? The Jubalaires 「Noah」(1946)

(作詞作曲 Orville Brooks・Ted Brooks・Caleb Ginyard ・George McFadden) 1930年代40年代のラップで検索してヒットしたのがこのゴスペルグループによる曲。シンプルな伴奏とコーラスに割とソフトですが畳み掛けるような語り(歌)とこれはまさに元祖的存在。この動画では1:30以降に現代的なビートが登場するアレンジですが組み合わせて聴くとより納得できるはず。

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リアルタイムではないけど好きな井上大輔作品 山瀬まみ「スターライト・セレナーデ」(1987)

(作詞作曲 森雪之丞・井上大輔) アニメ「機甲戦記ドラグナー」主題歌。筒美3と並び好きな作曲家が元ブルーコメッツの井上大輔(忠夫)3。元々ガンダムの「めぐりあい」「哀戦士」をヒットさせているだけにスケールの大きいメロディアスな作風はロボット系アニメとの相性は抜群で、今はバラエティのイメージが強い山瀬3の歌唱力の高さにも驚きです。

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平成生まれが好きな80年代洋楽 Babyface「Where Will You Go」(1989)

(作詞作曲 Kenneth "Babyface" Edmonds) 先日ジャニーズのKing & Prince(キンプリ)のアルバムの一部楽曲のプロデュースが報じられて少し驚いたベビーフェイス。80年代はポール・アンカ→トシちゃん、90年代はボン・ジョヴィの二人→J-FRIENDS、最近はブルーノ・マーズ→嵐とジャニーズの政治力(?)に驚きを隠せませんが、ベビーフェイスの名前がトレンドに上がったことで多くの人に聴いて貰いたいなと思ったのがこの曲。シングルにはなってませんが彼が数多く作ってきたバラードの中でも個人的に一番心に響いており、プロデューサーの松尾潔3も自身の本の中でこの曲の素晴らしさを説明していたのも記憶に新しい所。

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中国語で聴く筒美京平作品 曹西平「一切有我(ギンギラギンにさりげなく)」

(作曲:筒美京平) 70-80年代の中国語圏では当時の日本の歌謡曲が様々な歌手達によってカバーされており、多くのヒット曲を出していた筒美3の曲がカバーされるのはごく自然な流れ。これはマッチの代表曲のカバーで、オリジナルのアレンジに忠実なものの微妙に違う楽器の音色や中国語の響きを楽しむのもアリでしょう。

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平成生まれが好きな70年代洋楽 Paul Anka「Everything Is Super Now」(1977)

(作詞作曲 Paul Anka) ニッカウイスキーのCMソング。調べると日本限定で発売した曲だそうで当時の日本企業の贅沢なお金の使い方が伺えます。曲は70年代中盤らしいAOR寄りの優雅で洗練された雰囲気を纏っており、単なるオールディーズ系の歌手ではなくシンガソングライターの元祖的存在である事を再認識。マイケル・ジャクソンの「Love Never Felt So Good」のライターでもあるという事を考えればやはり優秀なメロディーメーカーでもありますね。今でこそ珍しいですが、日本(企業)からの企画で作られた洋楽は80年代位まで色々有るみたいで興味が有ります。

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リアルタイムではないけど好きな筒美京平作品 ズー・ニー・ヴー「ひとりの悲しみ」(1970)

(作詞作曲 阿久悠・筒美京平) 一部では知られている「また逢う日まで」の原曲。ボーカルは「戦士の休息」でも有名な町田義人3で、作詞はこちらも阿久3ですが、こちらはこちらで良い雰囲気を出しておりたまに聴きたくなります。それにしても50年前の曲なのに、ジャケットがかなり今風で驚き!

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平成生まれが好きな80年代洋楽(ハードロック) Keel「The Right To Rock」(1985)

(Ron Keel・Marc Ferrari・Kenny Chaisson) イングウェイ・マルムスティーンともグループを組んでいたナッシュビル出身のロン・キールによるグループのそのまんまズバリなロックアンセム。ヘアバンドにカットTシャツ、レザーパンツといういかにもな出で立ちは良くも悪くも80年代を感じさせ、キッスのジーン・シモンズプロデュースによるこの癖の強い過剰なシャウトから始まる大味な歌とサウンドが実は好きだったりします。LAメタルと言えばモトリーやラットが思い浮かびますが、メジャーではあったけどちょっとB級、的なこんな立ち位置のグループに個人的に愛着が湧く今日この頃。

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リアルタイムではないけど好きな筒美京平作品 稲垣潤一「ドラマティック・レイン」(1982)

(作詞作曲 秋元康・筒美京平) 季節的に聴きたくなるのがこの曲。歌も歌詞も曲も良いのは言わずもがなですが、筒美3のキャリアを追いかけていくと、元々60年代から歌謡曲出身の作曲家がシティポップが流行るようになった80年代前半、当時比較的若手のミュージシャンに混じって普通にこういった楽曲を提供そしてヒットさせているのは地味に驚きです。

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リアルタイムではないけど好きな70年代洋楽 悲しくも猛々しいウェディングソング Yvonne Fair「It Should Have Been Me」(1975)

(作詞作曲 William "Mickey" Stevenson・Norman Whitfield) ジェームス・ブラウン関連で知られるシンガーの一枚だけ出されたソロアルバムからの一世一代のヒット曲。元々はキム・ウェストン、グラディス・ナイトが歌っていた結婚式に参列するかつて新郎に捨てられた女性視点の曲でもありますが一番圧が強く強烈なのが彼女のバージョン。アレンジも一番洗練されていますがゴスペル直系のパンチが効いた歌唱からは「あんたの隣にいるはずだったのは私だろ、オラッ!」と猛々しく結婚式を荒らす姿さえ想像に難くないです。

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リアルタイムではないけど好きな映画の主題歌(アニソン) 松谷祐子「愛はブーメラン」(1984)

(作詞作曲 三浦徳子・松田良) 最近観た映画で特に印象的だったのが「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」。噂には聞いてましたが既にこの時代にタイムリープを取り上げたりとその圧倒的な世界観には驚きました。その映画のエンディングで流れたこの曲は内容を微妙に反映させたような歌詞、シンセドラムがビシビシ鳴るサウンドと映画と共にインパクト有るもので最近何度も聴いています。作詞は初期松田聖子3を支えた三浦徳子3。

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平成生まれが好きな90年代洋楽 Trey Lorenz「Someone To Hold」(1992)

(作詞作曲Trey Lorenz · Mariah Carey · Walter Afanasieff) マライア・キャリーとの共演で知られる(?)シンガーのヒット曲。個性はそこまで強くないのですが、彼の声と個人的に好きなこの頃のキラキラしたシンセサウンドの相性は抜群。そしてNYのソーホー地区に有りそうな非常階段付きの建物やフェンス有りの屋上、階段付きの家の前で歌ういかにも80年代後半~90年代前半なPVも雰囲気良く気に入ってます。

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リアルタイムで気になってた曲 ネプチューン「日本人は胃腸が弱い」(2000)

(作詞作曲 ネプチューン・ゆず・寺岡呼人) 急に思い出した「日本人は、なんとかこうとか」というフレーズの曲。誰が歌っているのか知らず、子供の頃どこかで聴いてずっと頭の中に残っていたのですが調べてみたら当時出演番組をよく観ていたネプチューンの曲と判明。日本人批判&賞賛の歌詞を見ると、「明日があるさ」がリバイバルヒットしていたのもこの頃だなと思い出すのでした。特にノリノリのホリケンが最高!

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平成生まれが好きな80年代洋楽(とPV) Henry Lee Summer「I Wish I Had a Girl」(1988)

(作詞作曲 Henry Lee Summer) 当時本国でヒットしたものの日本ではおそらく知名度が低い若干織田哲郎3ルックな歌手と曲。そんなわけでいつも以上に反応が殆どないと思われますが、泥臭さの無いストレートなアメリカンロックに途中挟まれるゴスペルのコーラス隊が加わり非常に良い味出してます。ひたすら女性に振られる所をある女性(結構タイプです)がやれやれ、と眺め最終的にはその女性と意気投合、仲良く夜の街を歩いていく・・という80年代洋画ラブコメそのまんまなPVも良いじゃないですか。