- 運営しているクリエイター
2021年6月の記事一覧
平成生まれが好きな80年代洋楽 Babyface「Where Will You Go」(1989)
(作詞作曲 Kenneth "Babyface" Edmonds) 先日ジャニーズのKing & Prince(キンプリ)のアルバムの一部楽曲のプロデュースが報じられて少し驚いたベビーフェイス。80年代はポール・アンカ→トシちゃん、90年代はボン・ジョヴィの二人→J-FRIENDS、最近はブルーノ・マーズ→嵐とジャニーズの政治力(?)に驚きを隠せませんが、ベビーフェイスの名前がトレンドに上がったことで多くの人に聴いて貰いたいなと思ったのがこの曲。シングルにはなってませんが彼が数多く作ってきたバラードの中でも個人的に一番心に響いており、プロデューサーの松尾潔3も自身の本の中でこの曲の素晴らしさを説明していたのも記憶に新しい所。
平成生まれが好きな70年代洋楽 Paul Anka「Everything Is Super Now」(1977)
(作詞作曲 Paul Anka) ニッカウイスキーのCMソング。調べると日本限定で発売した曲だそうで当時の日本企業の贅沢なお金の使い方が伺えます。曲は70年代中盤らしいAOR寄りの優雅で洗練された雰囲気を纏っており、単なるオールディーズ系の歌手ではなくシンガソングライターの元祖的存在である事を再認識。マイケル・ジャクソンの「Love Never Felt So Good」のライターでもあるという事を考えればやはり優秀なメロディーメーカーでもありますね。今でこそ珍しいですが、日本(企業)からの企画で作られた洋楽は80年代位まで色々有るみたいで興味が有ります。
平成生まれが好きな80年代洋楽(ハードロック) Keel「The Right To Rock」(1985)
(Ron Keel・Marc Ferrari・Kenny Chaisson) イングウェイ・マルムスティーンともグループを組んでいたナッシュビル出身のロン・キールによるグループのそのまんまズバリなロックアンセム。ヘアバンドにカットTシャツ、レザーパンツといういかにもな出で立ちは良くも悪くも80年代を感じさせ、キッスのジーン・シモンズプロデュースによるこの癖の強い過剰なシャウトから始まる大味な歌とサウンドが実は好きだったりします。LAメタルと言えばモトリーやラットが思い浮かびますが、メジャーではあったけどちょっとB級、的なこんな立ち位置のグループに個人的に愛着が湧く今日この頃。
リアルタイムではないけど好きな70年代洋楽 悲しくも猛々しいウェディングソング Yvonne Fair「It Should Have Been Me」(1975)
(作詞作曲 William "Mickey" Stevenson・Norman Whitfield) ジェームス・ブラウン関連で知られるシンガーの一枚だけ出されたソロアルバムからの一世一代のヒット曲。元々はキム・ウェストン、グラディス・ナイトが歌っていた結婚式に参列するかつて新郎に捨てられた女性視点の曲でもありますが一番圧が強く強烈なのが彼女のバージョン。アレンジも一番洗練されていますがゴスペル直系のパンチが効いた歌唱からは「あんたの隣にいるはずだったのは私だろ、オラッ!」と猛々しく結婚式を荒らす姿さえ想像に難くないです。
平成生まれが好きな80年代洋楽(とPV) Henry Lee Summer「I Wish I Had a Girl」(1988)
(作詞作曲 Henry Lee Summer) 当時本国でヒットしたものの日本ではおそらく知名度が低い若干織田哲郎3ルックな歌手と曲。そんなわけでいつも以上に反応が殆どないと思われますが、泥臭さの無いストレートなアメリカンロックに途中挟まれるゴスペルのコーラス隊が加わり非常に良い味出してます。ひたすら女性に振られる所をある女性(結構タイプです)がやれやれ、と眺め最終的にはその女性と意気投合、仲良く夜の街を歩いていく・・という80年代洋画ラブコメそのまんまなPVも良いじゃないですか。