- 運営しているクリエイター
2021年2月の記事一覧
リアルタイムで好きな2010年代洋楽 Vintage Trouble「Strike Your Light」(2015)
(作詞作曲 Rick Barrio Dill・Richard Danielson・Tyrone Taylor・Carl Colt) 60年代のソウルミュージックを彷彿とさせる歌とサウンドを提供するのがこのグループ(アメリカで結成、イギリスから火がつくという経緯も彼ららしい)。アルバムを聴くと思ったよりも大人しい曲が多く、Otis ReddingやWilson Pickettを聴いてればもっと出来るという感じもしますが、その中でもこの曲は豪快で疾走感が有り、彼らの魅力がより伝わるライブ版をチョイス。
B面で聴く筒美京平作品の良い曲 少年隊「ミッドナイト・ロンリー・ビーチサイド・バンド」(1987)
(作詞作曲 康珍化・筒美京平) 有名曲「君だけに」のB面。なんだかThe Beatlesの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」みたいなタイトルですが、おそらく当時のThe Blow MonkeysのようなUKのブルーアイドソウルに影響を受けた意外な位かなりお洒落な感じの歌詞・曲・歌となっており、最近流行りのシティポップ系コンピに紛れても全然違和感無いクオリティの高さで驚きます。ちなみに同年発売の「冗談じゃない朝」(By 平山三紀)もこの系統の曲なので気に入った方は是非チェックを。
リアルタイムではないけど好きな80年代洋楽 「ストレンジャー・シングス」でも使われた Corey Hart「Sunglasses At Night」(1984)
(作詞作曲 Corey Hart) 友人から(80年代好きなら)きっと好きになるはず的な事を言われ、今更ながら最近観始めてハマっているドラマがネトフリの「ストレンジャー・シングス」。想像以上に自分が求めていた世界がそこには有り、この曲はそのドラマ内で流れていました。「嘘をつく人を見たくないが為にサングラスを夜でもかける」的な歌詞はちょっと難解なんですが、浮遊感のあるこの時代らしいシンセサイザー、サビで爆発する鋭い彼のハスキーの声は独特の世界観を作り出す事に成功しています。
完全リアルタイムではないけど好きな90年代洋楽とPV 俺様ソングなPrince「My Name Is Prince」(1993)
(作詞作曲 Prince · Tony M.) 勿体ぶって(?)今まで投稿していなかった殿下の曲。タイトルの通り、「我の名はプリンス、そしてファンキー、ワンアンドオンリーだ」と自身の曲をサンプリング、お馴染みの「アゥア!」というシャウト、そしてラップを交えながらたたみかけるように自分の存在を訴えるのですが、何もかもが強烈。聴いてるだけで自然と体が熱くなり、個人的には90年代の殿下ソングでもかなり上位に位置する曲でもあります。 冒頭から「神はまず最初に海を創り、7日目に自分を作り上げた」と歌い、暴動が起きてる街中のパトカーの上でチェーンがぶら下がったような顔がはっきり見えない「ジョジョ」に出てきそうな帽子と衣装で歌うわけですから凄まじい(笑)。そして斜めのアングルまた格好良い。 曲名に対しあえて顔を見えにくくする演出はおそらく「俺の顔なんて見なくても分かるだろ?」という挑戦的なアティテュードを感じますし、当時盛り上がってみたギャングスタ系ヒップホップの影響も有るのかもしれません。ボーリング場等に有るPVが観れるジュークボックスにこの曲が有れば大画面で観たいものです。※本格的な歌は1:30~から始まります。
リアルタイムではないけど好きな60年代洋楽 Tony Bennett「The Good Life」(1963)
(作詞作曲 Sacha Distel, Jack Reardon) 丁度今日アルツハイマーを患っていると伝えられた、近年はレディガガとも共演している90を超えてもなお現役のトニー・ベネットの曲。日本の洋楽メディアは常にロック中心だからかもしれませんが、彼やフランク・シナトラ、サミー・デイヴィスJr等といったスタンダード系(クルーナー系)歌手は欧米での支持の高さに比べて日本では存在感が希薄なのが気になる所ですが、この深い歌声と裕福な生活をどこか皮肉を込め、退廃的に捉えたこの曲は今なお輝きを放っています。