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2020年8月の記事一覧
リアルタイムではないけど好きな曲 Dinah Shore Buttons And Bows(1948)
(作詞作曲Jay Livingston・Ray Evans)50年代以前の洋楽は戦時中・戦後混乱期等という事もあるからか、日本でまとまったヒット曲集も余り出ていなく未知の領域でもあります。子供の頃ドキュメンタリーで40年代の映像が流れた時使用されていたこの曲が耳に残っており、それから何十年も誰の曲か気になっていたのですが、やっと最近Youtubeがきっかけで分かりました。「底抜け二挺拳銃」という映画で使用され、牧歌的で独特の趣が有るこの曲は当時日本でもカバーされ、「バッテンボー」と親しまれたとか。
リアルタイムではないけど好きな曲 Frank Sinatra「L.A. Is My Lady」(1984)
(作詞作曲:Alan and Marilyn Bergman, Quincy Jones, Peggy Lipton Jones)シナトラの長いキャリアでは晩年の方の作品。プロデューサーのクインシー・ジョーンズの手腕か、いつものシナトラの優雅な声とビッグバンドにAOR・フュージョン寄りのサウンドが違和感なく融合しています。そしてPVの出演者が豪華。シナトラ本人は最後にちょっとしか出てきませんが、娘ナンシーやクインシー、盟友ディーン・マーティンは勿論、冒頭からデイヴ・リー・ロスとエディ・ヴァン・ヘイレン、「情熱物語」そのまんまなドナ・サマー等々色んな人が出ていて楽しいです。全員把握は難しいので分かった人は教えてください(笑)。
リアルタイムではないけど好きな曲 Mary MacGregor「Sayonara」(1981)
(作詞:Mary MacGregor作曲:Mary MacGregor,Brian Whitcomb)70年代の洋楽ヒット曲を聴いている人ならば、この歌手は「Torn Between Two Lovers」の人というイメージを抱いている方が居ると思いますが、個人的にこの人の名前を知ったのは知人宅で観た映画「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」でした。どういう経緯で日本のアニメの曲を歌う事になったかは分かりませんが、歌詞も曲も歌い方も内容にちゃんとマッチした切ないものになっています。松本零士×洋楽で言えば、「1000年女王」という映画の主題歌もNeil Sedakaの娘が担当しているみたいです。余談ですが、メーテルというキャラを知ったのも当然リアルタイムではなく、特番や「笑う犬」のウッチャンのコント(ものまね?)でした(笑)。
リアルタイムじゃないけど好きな曲 沢田研二「晴れのちBlue Boy」(1983)
(作詞:銀色夏生 作曲:大沢誉志幸) 後に「そして僕は途方に暮れる」のヒットを出す二人による、Adam&The Antsを下敷きにしたこの曲、一般的にどれ位知られているのでしょうか(前に実家で「言いたい事はヤシの実の中~」と歌ってたら母は反応しましたが)ちょっとジュリー人気が落ち着き、曲もファッションも当時の歌謡界には先進的(?)すぎて大ヒットとまではいかなかったようですが、全く古さを感じさせません。この曲だけでなく、ジュリーは「ロンリーウルフ」や「灰とダイヤモンド」等、所々に挑戦的だったり凄く渋い曲をシングルに採用するので侮れませんね。
リアルタイムではないけど気になる曲 Street People「You're My One Weakness Girl」(1976)
(作詞作曲:Ray Dahrouge) 70年代に1枚だけアルバムを出して消えたニュージャージー出身のボーカルグループがこのStreet People。アルバムは質が高く、後にL.T.D.がカバーした曲含む多くの楽曲のアレンジにはFour Seasonsでも知られるCharlie Calelloが携わっており、フィリーソウルをより軽やかにした感じが好印象。そしてこの曲は「哀愁でいと」そっくりで驚きました(「哀愁でいと」の原曲の 「New York City Nights」が1979年という事を考えればこちらが先ですが)。