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水の底から空を見たときどんな感じなのか…
私は前衛書道の作品創作の時に、“水”をイメージして制作することよくあります。
水から派生して、川の流れ、海の広さ…
海は、静けさや荒々しさなど表現の幅が広がるテーマになりますし、川も森林や土などのイメージにつながって、これまた想像が広がっていくテーマでもあります。
子どものころ、海やプールに行ったとき、必ずと言っていいほど、潜って上空を見上げていました。
このまま沈んだらどうしようと思う反面、だんだんと空が暗くなって、太陽の光がどんどんぼやけていく様子をずーっとみて…ということが好きだったのです。
このことを思い出し、「水の底から空を見たときどんな風景を感じるのか」ということを想像してよく制作します。
どんより暗い気持ちで想像したときと、明るい楽しい気持ちで想像したときではまったく違うものが出来上がります。
これは、水の流れのイメージで、墨のにじみにまかせ、ただただ筆を動かしてできた作品です。
墨のながれや水の動きを感じていただきたいなと思いました。
真ん中の余白が予期せず、大魚に見えるような気もします・・・
タイトルは image としました。