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メンタル強いって何なのか

koujitsuのCOO 早坂です。
仕事でよく「メンタル」の話が出てくるので、「メンタル強い」って何なのか?を言語化してみました。
SPYxFAMILYで「タングステンメンタル」という言葉が使われてて、鋼のメンタルより強そうで好きです。

仕事をする上で、メンタルの強さは武器になると思います。
コールドコールをする営業さんはよくメンタル強い人として引き合いに出されますが、そもそもメンタルの強い・弱いってなんなのでしょうか。
言い換えると「ストレス耐性」のことだと思います。
仕事の場面で「ストレス耐性」と向き合う場面というと、こんな感じでしょうか。

  • 物理的な業務量や長時間労働に対する耐性

  • 責任のある仕事を実行する耐性

  • ネガティブなフィードバックを受容する耐性

  • 未知・未経験の仕事に挑戦する恐怖への耐性

どこからが「強い」で、どこからが「弱い」なのか定量的な指標はないですが、管理職の方なら、自分を含めたメンバーに、メンタル強度1点~10点で点数をつけてみてくださいと言えば、なんとなく割り振りできるのではないでしょうか。

低いとだめ、高いといい、というわけではないですが、何かしら目立った成果を残す人、認知されるような貢献をする人というのは、メンタル強めな人が多いのではと思います。

メンタルが強い人の方が、人より努力することができる(量に対する耐性がある)、より難しい業務、責任ある業務を実行する器がある可能性が高いのでそうなると思います。

ところでメンタルは筋肉のように鍛えられるんでしょうか。
個人的には鍛えられると思っています。ただし、自重トレーニングや自主練のような筋トレはなく、実践でしか心の筋トレは基本的にはできないと思います。
シンプルに「経験すること」がメンタルの筋トレだと思うからです。

筋トレすると筋肉痛があるように、心も痛みを伴います。
ストレス対処(心の筋肉痛の乗り越え方)には、パターンがあると思います。
先述の4つの「耐性」パターンに対してだと、やや傾向が異なるので、乗り越え方も異なると考えられます。
1個目と、のこりの3個で大きく分かれると思います。

  • 物理的な業務量や長時間労働に対する耐性

    • ①慣れる

    • ②体力をつける(立ち仕事等肉体労働の場合は物理的な筋力、頭脳労働の場合は集中力)

    • ③同じ仕事をより短い時間でできるように工夫する

注意点として、「長時間労働を常態化させていい」ということではないです。ただ、集中力を伴う作業を人より長くできると、いざという時の踏ん張りが違ったり、たとえば休日に仕事のためのインプットをする胆力ができると思います。

  • 責任のある仕事を実行する耐性

  • ネガティブなフィードバックを受容する耐性

  • 未知・未経験の仕事に挑戦する恐怖への耐性

    • ①1回経験する(知っている・やったことがあることに対して少ないストレスでできる)

    • ②セルフストレスコーピング的なアプローチ(自分のご機嫌を自分でとる、うまくストレス発散する)

    • ②セルフコーチング的なアプローチ(捉え方を変える、体験に対して自分で意義づけをする)

こちらのパターンは、ストレスを軽減したり、転換したりすることを知識や経験として知っていることでも対処ができる場合があると思います。

個人的な話ですが、ストレス対処の方向として、一度「ストレスを全部受け取らない」という方向に行ってしまったことがあります。
いろんな人からもらうネガティブなフィードバックも、責任も、全部受け取っていると心がもたないので、聞く、メモして記憶しておく、対応を考える、でもそれに対して感情を持たない、という対応です。
結果的に、それをやると、受け取ったフィードバックをそもそも忘れてしまいやすくなる(いわれたことさえ忘れている)だけでなく、情緒的リーダーシップゼロになり、人がついてこない人になりかねませんでした。(今ついてきているといえるかはともかく)

感情も含めてストレスを受け取り、「ま、でも大丈夫でしょ」と楽観性をもって進める柔軟性をもってる人が一番メンタル強いのかもしれません。

このへんは専門家じゃないので、全部の語尾に「思います」がついてる歯切れの悪い文章になってしまいましたが、個人の経験や1年ほどトライしてきたこととして言語化してみました。何か参考になったり使えるところがあったらうれしいです。

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