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遂に愉怪屋杯の結果発表!

お世話になっております。管野光人です。

いつも愉怪屋を応援してくださり感謝しています。

ありがとうございます。

お待たせしました!
第二回愉怪屋杯の結果発表でございます!!


第二回愉怪屋杯の結果発表

沢山の方々にご応募頂きました愉怪屋杯。

完全匿名での募集でしたので、純粋に作品だけを拝見させて頂きました。

頂いた作品はどれもレベルが高く、メンバー全員、応募がある度にワクワクし、楽しく読まさせて頂きました。

涙あり、笑いあり、感動ありの個性あふれる作品の数々は、「どれも面白く甲乙つけがたい!!」と悩みに悩みながら審査致しました。
ご応募くださった方々。
素敵な作品をご応募してくださり、本当にありがとうございました。

あらためて、お礼申し上げます。

審査の方式は点数方式で行わさせて頂きました。
点数の内訳はストーリー、表現・文章力、インパクト、キャラクター、共感度、熱意の各5点の計30点満点で採点。

先入観をなくすため、メンバー6人がそれぞれ点数や感想を提出し、最終的に集計をとるという形で行いました。


結果、メンバー6人が提出した点数の総合計によって、受賞作品を決定!

受賞者の方には先日、メールにてペンネームをお聞かせ頂きましたので、作品タイトル&ペンネームを発表させて頂きます!


★受賞作品

【大賞👑忍ぶれど我が心は】

藤原 基子さん

数ある応募作品の中で、他とは一線を画す時代小説。

圧倒的な筆力と描写力によって、読み始めた直後からあっという間に小説の世界観へと引き込まれる感覚に驚きを隠せませんでした。

作品に描かれているのは、身分差による「区分」がきっちりとされていた時代。

その時代背景を主軸とし、焦がれる心と身を引く心のせめぎ合いが何とも言えず切ない気持ちにさせてくれました。

運命は時代を反映し、相応しいもの同士を結びつけるが、悲恋を単なる悲しさだけで終わらせないところが、この作品の素晴らしさであったかと思います。
審査員全員の胸を震わせ、グランプリに輝いた傑作。愉怪屋杯の大賞、おめでとうございます。


【準大賞🌟ブリキの恋人】

椿 更紗さん

SFラブコメディ。

「アンドロイドは夢を見るのか」

「AIは感情を持つようになるのか」

古くから議論され、多くの映画や小説、漫画等の題材にもなっている内容を、たった五千文字でまとめ上げた筆力には圧巻。

近未来に起こりうることがコミカルでありながらも、切なく、ハートフルに描かれた作品でした。

人もロボットも共に老化(劣化)し、寿命がくることを悲観せず、共に長い間過ごしてきたからこその絆や愛情の深さが感じられ、読後ジーンと胸に響きました。

この作品を拝読できた事を嬉しく思います。
準大賞、おめでとうございます。


【入賞⚛️「運命」と作曲家と家政婦】

イノウエ佐久*さん

大人のラブコメディ。個性的なキャラクターとテンポの良さが光る作品でした。


【入賞⚛️魔法の言葉はないし、言葉は魔法になり得ない】

神威遊さん

すべてがラストの一文に帰結するお手本のような作品。男性の独白という冗長な枕を読者に飽きさせず、読ませてしまう技量の高さに唸らされました。


【入賞⚛️運命(さだめ)振り切り恋せよ乙女】

小湖音(ここね)ここさん

読者を投げ飛ばすような勢いで展開されるストーリーは、ツッコミが間に合わないほどボケ倒し。大変面白かったものの、ラストは賛否両論あるかもしれません。


【入賞⚛️夢を見るのはやめたけど】

 michicoさん

「運命」という題材に真正面から向き合った王道ラブストーリー。グッと心に沁みました。


【入賞⚛️鹿《しか》くの画面を丸く掃く】

 和久井 要さん

興味をひくタイトルからは、想像できない切ない系の恋愛物語。初期段階である程度ラストは見えてしまうものの、淀みのない文章で、最後まで読ませきってしまえる筆力の高さは天晴れです。


【入賞⚛️約束は今も】

 五丁目 光佑さん

戦争ものだけに重々しく、胸を打つ作品。文章も丁寧に磨いてあるように感じられ、作者様のこの作品に対する熱意や心意気が伝わってきました。


【入賞⚛️乙女ゲームのように】

 ひなた桜さん

タイトル通り、ライトノベルやラブコメとしては王道展開の内容。気持ちのいいぐらいにノリとテンポのいい作品でした。


【入賞⚛️それが運命だというのなら】

 彌砂さん

話の展開と登場人物の性格が明確で、非常に読みやすい。ラブコメとしての破天荒さが良い塩梅。これ以上だと単なるコメディで、これ以下だと笑いが足りない。まさに「いい塩梅」といったバランスのとれた作品でした。


受賞者の皆様。

本当におめでとうございます!

受賞作品は、愉怪屋杯受賞作品アンソロジー本「運命」に収録させて頂きます。

予定としましては、2021年5月16日に開催予定の「文学フリマ東京」にて販売予定です。

また、ネット販売も検討中でございます。

もちろん、前回同様各作品に表紙をつけさせて頂きます。

なお、現在連絡が取れない受賞者の方の分も含めまして、表紙を描いてくださる絵師様が確定しております。


★表紙絵師様一覧

本自体の表紙 【まかろんKさん】

1,忍ぶれど我が心は 【ありすさん】

2,ブリキの恋人 【comさん】

3,「運命」と作曲家と家政婦 【mimoriさん】

4,魔法の言葉はないし、言葉は魔法になり得ない 【ホリホリさん】

5,運命(さだめ)を振り切り恋せよ乙女 【お粥さん】

6,夢を見るのはやめたけど 【RIKAOさん】

7, 鹿《しか》くの画面を丸く掃く 【エツさん】

8,約束は今も 【今やるよさん】

9,乙女ゲームのように 【海月美兎さん】 

10,それが運命だというのなら 【キリクノさん】

特別賞:犬畜生道 【村上未来さん】

ご協力くださる絵師の皆様。
本当にありがとうございます。


★審査員特別賞

藤白圭:「血肉が宿らなくとも愛は芽生えるで賞」

『ブリキの恋人』

近い未来。

もしかしたら普通にあり得るロボット(AI)と人との在り方。

コミカルなタッチで描かれているのは、深い絆と信頼、更には誰にでも平等にやってくる老いと死の足音まで聞こえてくるようで、切なさも感じさせてくれました。

長い年月を共に過ごしていく中で、異種間どころか生物と機械の垣根を超えて芽生え、育った愛情に心が温かくなりました。

ハートフルな作品に心が癒されましたので、副賞といたしまして、疲れた体を癒してくれるマシーン「La Lunaネックマッサージャー」をお送りいたします。

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みつお真:「その病気に思わず吹き出しちゃったで賞」

『運命(さだめ)振り切り恋せよ乙女』

その病に思わず吹き出してしまって、これでも食べて元気になってねピンポンで賞!

副賞として、デコポンゼリーを召し上がれ。

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うたうもの:「ジョイオストラーノ国際映画祭主演女優賞」

『忍れど我が心は』

ジョイオストラーノは、イタリア語のジョイオーソ(愉快)+ストラーノ(奇怪)をミックスした造語です!

国際映画祭の賞を受賞できるほどの芸術性の高い作品でした。本当におめでとうございます!

副賞としてカチンコ(フラッパー)型の掛け時計を贈ります!

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天音凛音:「『ヒャッホーイ!』が聞こえるで賞」

『「運命」と作曲家と家政婦』

副賞:ポール&ジョー2020コレクション・ドラミちゃんリップ

 ぜひ次のお仕事の時はこのドラミちゃん口紅で少しだけお化粧して行って、雇い主のハート❤をガッツリ鷲掴んでください。

ステキ楽しキュートなお話でした(〃∇〃)特別賞おめでとうございます。

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清水誉:「ラストの言葉で心を鷲掴んだで賞」

『魔法の言葉はないし、言葉は魔法になり得ない』

副賞:ガラスペン12色インクセット

言いたい事。言えない事。沢山の想いと後悔。その全てをひっくるめての最後の一行。

思わず「おお〜」と声が出てしまいました。

作品が手紙という事で、ガラスペンを贈らせていただきます。受賞おめでとうございます。

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管野光人:「無償の愛でもいいで賞」

『犬畜生道』

副賞:かわいい犬のスタープロジェクター

ジャンルが恋愛ではないと入選外になりましたが、審査員一同がホシに魅せられたので特別賞をおくらせてください。おめでとうございます(=^・^=)

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このたびは、ご応募くださいました方々、本当にありがとうございました。

また、ご協力、応援くださった皆様、いつも感謝しております。

コロナが落ち着きましたら、愉怪屋として何かしらイベント企画が出来たらいいなと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

なお、審査員も短編作品をかき、アンソロジー本「運命」に掲載させて頂きます。

審査員枠の表紙絵師様は後日発表させてくださいませ。

そして

第三回愉怪屋杯もやるつもりです!!

次回はSForファンタジーで攻めたいなと思っている愉怪屋です。

次回もどうぞ宜しくお願い申し上げます!

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