![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/130008104/rectangle_large_type_2_a1cc58fa294248fa9887fc2f01c2060e.jpeg?width=1200)
自叙架空#141
ある日エジソンから、今日これから私の家に遊びにいきたいと電話が入った
現在エジソンは十四もの会社を所有する経営者であり、日々新たな技術革新に尽力をつくす発明家で、私とはしばらく会っていなかったのだが、少し時間の都合がついたので久しぶりに顔を見たいと言い、今から家を出るので待っていてほしいと電話が切られた
エジソンの自宅と私の家は三百キロほど離れていて、おそらくエジソンは自家用のヘリか、ハイウェイを運転手付きのリムジンで走ってくるはずなので、ニ、三時間もあれば到着するだろうと私は客人を招く用意をして待っていたのだが、エジソンがうちにきたのは五時間後だったため、ずいぶん時間かかったけど、ここまでなにできたんだ?と私が訊ねたところ、「何に乗ってきたかって?そんなの機関車に決まってるだろう」とトーマス・エジソンは親指を立てながら自信満々に言った
コウ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?