自叙架空#149
干支の十二支全員に声を掛け、十二人で新たにプロサッカーチームを立ち上げることになった
私は監督としてこの十二人の選手をまとめ上げ、数年以内にJリーグに昇格させるつもりでいた
実際にフィールドでのプレイを見ると、それぞれ自身の特徴を生かした個性的なプレイスタイルで、申はバナナ片手にエラシコを決め、酉は卵と勘違いしてボールを温めるなど、各選手のポジションの適正を見極めるのに苦労したのだが、試合は十一人しか出られないため、ボールを扱う技術が一番劣ると判断した『辰』を控えに回すことにし、試合前のミーティングでそれを伝えたところ、プライドを傷つけられて切れた『辰』があたり構わず口から火を吐き、周りにいた私や十二支達に炎を浴びせ掛けると、私達が身に着けたスーツやユニフォームが焼けて消失してしまい、『辰』以外の全員が裸になった
コウ