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なにかしちゃいけないわけじゃないよ

 世の中には憧れてしまうような格好いい人が沢山いる。ミュージシャンであったり、作家であったり、哲学者であったり。もちろん身近にもそのような人はいるだろう。

 そのような人の行いを見たり聞いたりしていると、自分も何かしたくなったくる。極端にいえば、今の仕事や日常生活が嫌になってくる。嫌になってくるというよりも、もともと嫌なものなので、どうしてもそこに目が行く。

 自分はこんな生活をしていていいのだろうか?自分は本当にこんなことをしていていいのだろうか?こんなことやっていて意味があるのだろうか?私はもっと世間の役にたちたい等だ。

 今の自分の日常生活をなげうって、そういう世界を目指すことを否定しない。だけれど自分の日常を捨てることもできない人も世の中には沢山いるだろう。親や子ども。奥さんに恋人。現実的には難しい。そういう人がほとんどだろう。

 それらの現実的に日常生活を捨てることができない人はなにも出来ないのか?本当に僕達は何もしてはいけないのだろうか?僕はそうは思わない。してはならない理由はどこにもない。

 自分の生活範囲の中で出来ることをやっていけばいいと思う。音楽でも文筆でも社会貢献でも何でも良い。自分の目の前にあることの中で、自分にできることを行えばいいと思う。

 なんだか決まり文句のように聞こえるかもしれないが、僕たち一般人でも何か行為することは許されていると思うからだ。

 ゴールや成果というものを考えてしまうし、求めてしまうこともある。だけれど、やらずにはいられないこと。そういうものは結果なんて関係ない。


僕たちは日常生活にありながらも何かすることを許されているんだよ。


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