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何もやりたくない人が多い

人間は怠惰

人間は本当に怠惰である。
面倒な事が嫌いで、面倒な仕事や勉強が終わったら、ぐったりして、何もやる気になれない状態になる。

人に指図される事は、誰にとっても嫌だ。
では、何か自分から動くのも、多くの人は嫌なのだと思う。

働く理由、勉強する理由、将来困らないだけの保証があれば、何もやらないのだろうか?
本当に、何もやらない人が多いと思う。


何もやりたくない理由

いつでも安心・安全で居たいし、報酬を得たいという、傲慢で怠惰極まりないのが人間というものだ。

何もしたくないのは、今が安全・安心であり、空腹でもない。
だから無駄なエネルギーを使わないように脳が活動を抑制しているのだ。

人間は、身体は動物の延長だから、意外と簡単で、苦労して食料の調達を行うのが本来の動物として備わっている機能である。

だから、素直に、動物としての本能があることを認めれば、基本的に何もやりたくないのは、普通だとも考えられる。

何かやりたい気持ち

貴方も、好きな趣味の1つは、あるだろう。
もし、将来の心配が何も無くく、仕事も勉強も、何もしなくても生きていける状態になったら、貴方は何をするだろうか?

きっと、まずは大好きな趣味だけはやる事だろう。

なぜ趣味をやるかと言えば、簡単だ。
過去に楽しさなど報酬を感じた事があるからだ。

人は、報酬の可能性を感じた時に、脳内では報酬物質が得られ、行動が促進されるようにプログラムされているらしい。

ギャンブラーにとっての報酬は、掛けて、大当たりする可能性を感じている時だという。

結果では無く、期待している状態に報酬を感じる仕組みなのが興味深い。
簡潔なやる気のモチベーションは、以下の様にシンプルだ。

<自分のやる気スイッチ>

  1. これが出来たら、褒められるかもしれない。

  2. この服を着たら、カッコ良く見られるかもしれない。

  3. このスキルを身に着けたら、将来稼げるかもしれない。

だから、この性質を使った、上手に自分を騙すと、やる気がコントロールできそうだ。

やる気のない人

自分のやる気は、コントロールできるが、他人のコントロールは難しい。
グループで活動するとき、協力的では無い人は多いのだ。
では、何とか動いてもらうために、どう活用したら良いだろうか。

実は簡単で、自分を騙す方法と同じで、他人に対していも、報酬をチラつかせると、報酬と感じるのだ。

<他人のやる気スイッチ>

  1. これをやってくれると、私が凄く助かる。

  2. これをやってくれると、偉い人(上司・先生)が見ていて、凄い評価される。

  3. これをやってくれると、みんなから感謝される。

この様に、報酬をチラつかせれば、動く可能性が出てくるのだ。


コミュニケーション不足

何もやる気がない人が多い日本社会の根は深い。
脳内の報酬を得られる機会が少ない事、そのようなコミュニケーションが不足している事が根本にあると思う。

たいした価値を生み出していない人が、いかに多いことか。
せっかく居るなら、もう少し価値を生み出すように、自他ともに働きかけて行こうではないか。

みんなで、報酬をチラつかせて行こう。
そうすれば、価値のある活動が増えて、間違えなく良い方向に向かう筈だから。
終わったと言わる日本社会、このままで良いのか?
まだ何とか逆転できるかもしれない、逆転できるとしたら?
この状況を逆転できるとしたら?
(それも、自分を騙す報酬だ。分かっていても効果あり!)


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