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直島にてスキルシェアで泊まれる宿をしたくなった話

ただ今、直島の古民家をDIYして写真館づくりをしているフォトグラファーの岩田耕平です。昨日今日とちょっと面白いことがありましたので紹介させてください。

日中、島外に出て撮影をしていた僕はちょっと疲れ気味でした。そこで、最近届いたEVトゥクトゥク(えもび号)に乗って夕焼けドライブに出かけました。地中美術館から宮浦港に向かう下り坂は、遠くに大槌島が見えてそれはもう美しい夕景が望めます。

えもび号はこんな乗り物

EVトゥクトゥクを道路の脇に停めて、しばらく夕暮れの瀬戸内海を見ていました。心が穏やかになった帰り道、大きなバックバックを背負った欧米系のカップルが分かれ道で立ち止まっていました。

どうしたのか聞いてみると、宿まで行こうとしてるとのこと。このEVトゥクトゥクは3人乗りなので、彼らを乗せて彼らの指定する宿まで送り届けました。笑顔で別れを告げて家に帰ると、彼からインスタのDMでお礼が届きました。

驚きの内容でした。彼らは宿の予約をとってなかったようで、キャンプをしようとしたけど雷も風も強いから、あなたの家に泊めてもらえないかとの相談でした。

僕は今、一軒家をお借りしています。元々が会社の寮として使われていたので寝室が3つあります。今はDIY中で散らかっているけど、片付ければ一晩なら彼らを泊めても大丈夫と思い、迎えに行きました。

彼らを家に招いた後は、Googleマップのストリートビューで彼らの住んでいるスイスをバーチャルツアーしてもらいました。

彼らの公用語はフランス語。英語も割と話せますが、僕が日本語しかダメなので翻訳アプリを使ってのコミュニケーションです。煩わしさは多少ありますが、僕はそれが嫌いではありません。

ビデオグラファーの彼と、音楽の先生の彼女と教えてもらったり、2人の出会いの経緯なども聞かせてもらいました。コミュニケーションが難しい割に僕たちはいっぱい笑いました。

翌朝、彼らと散歩に行きました。朝食を買いに直島で唯一のコンビニ(セブンイレブン)に行き、そのまま赤かぼちゃのある広場へ向かいました。一緒にパンを食べた後、彼らの写真やインタビュー撮影。(近々インスタにアップします)

予定が一通り終わったので家に戻ろうとした時、彼が次はあなたの活動を紹介するインタビューを撮りたいと言いました。まさかの申し出に僕は嬉しくなって、もちろんお願いしました。

動画のシーンら僕が海外旅行者にインタビューをしているところ。直島の風景を撮っているところ。EVトゥクトゥクに乗っているところ。そして、なぜそういった活動をしているのかといった質問を投げかけて撮ってくれました。

この出来事は今これを書いている日の午前中のことなので、まだ彼の動画は見れてないけれど、ただただ嬉しい出来事になりました。

困っている人を助けたら、彼らにできることで返してもらえました。。

直島に住んでいるからといって、こういったことが日常茶飯事ではありません。今回は特別な体験でした。けど、これからもこういったカタチで旅行者の方とつながれたらいいなって思います。

お金を払って泊まれる宿じゃなくて、その方々にできることをスキルシェアみたいなカタチでご提供いただけるとか、、おもしろいだろうなって。

ADDressみたいなサービスもありますけど、スキルシェアでも晩御飯を作るとかでも、そういったことで一晩お世話になれる宿があったらいいな。写真館DIYが終わったら告知していこうかな。。なんて思った昨日今日の出来事でした。

いただいたサポートは直島での活動に使わせていただきます!