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直島・赤かぼちゃスマホ写真(物撮り)のトリセツ

直島に来たら「赤かぼちゃ」を写真に撮ろうと思っている方は多いと思います。直島に移住して1カ月経ったフォトグラファーの僕が、どのように撮ると可愛い写真になるのかを検証しました。

直島に行くご予定のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

今回の写真はすべてiPhone13Proで撮影しています。ポイントは望遠カメラ(0.5・1・3←コレ)が付いていること。このnoteを読んでいる方は、カメラ意識高い系の方を想定しています。きっとProもしくはProMaxを使っているかと。。(違ったらスミマセン!)


広角レンズ(1×)と望遠レンズ(3×)による写り方の違い

まずは下記の2枚を比べてみてください。

左・広角レンズ(1×) 右・望遠レンズ(3×)

さて、この2枚。どちらも同じ赤かぼちゃですが、写り方が違いますよね。左は目で見た時と違って、膨れ上がっているように感じます。対して、右は見た目通りと言えるでしょう。

これは使っているレンズの違いによります。

最近のiPhoneはレンズが3つ付いているモデルが主流です。カメラアプリを立ち上げると広角レンズ(1×)が立ち上がりますね。まずはこの広角レンズの特徴をみていきましょう。


広角レンズのメリット・デメリット

メリット
・広く撮ることができる
・狭い場所でも撮れる

デメリット
・写真が見た目と違って歪む

この「見た目と違って歪む」というのが広角レンズの難しいところです。これが要因で写真に違和感を覚えるんです。

この膨張感は広角レンズの歪みによるもの


それでは続いて望遠レンズの特徴です。

望遠レンズのメリット・デメリット

メリット
・遠くからでもアップで撮れる
・写真が見た目通りで歪みがない

デメリット
・ある程度の広さが必要

望遠レンズは対象物が見た目通りの写り方をするので、違和感を覚えません。つまり、広角レンズよりも自然に写ります。これが今回のポイントであり、結論でもあります。


結論:望遠レンズ(3×)で撮ろう

これだけです。。ただこれで終わっちゃうと「え、それだけ・・?」感があるので、さらなるポイントをお伝えしていきますね。


赤かぼちゃ上から撮るか下から撮るか

それではこちらの2枚を見比べてみてください。

左はスマホを下から 右は立った状態で撮影

この2枚、印象がだいぶ違いますよね。

左は地面近くまでスマホを下げて撮っていて、右は僕が立った状態で撮っています。

こんなに変わるんです。

ちなみにこの赤かぼちゃのアートは「てんとう虫🐞みたい」なんて表現をよく耳にします。このように捉えた場合は芝生に立っているように見えた方が、てんとう虫らしい可愛さが引き立ちますよね。

ここで注意したいのは赤かぼちゃの周りの環境です。

Google Earthより

このように赤かぼちゃの周りは緑色のコンクリートなんです。芝生エリアは少し離れた場所から広がっています。

なので、てんとう虫🐞感を出しながら可愛く撮ろうとするには、芝生エリアから撮るのがポイントになります。

結論2:目線ではなくスマホを下から構えて芝生を入れて撮る

このようにしゃがんで、カメラの上下をひっくり返し地面ギリギリまで下げるのがポイントです。

ちなみに、こちらは雨でできた水たまりのギリギリまでスマホを下ろして撮影した写真です。

水面が反射してますね


この時、ピント合わせが失敗しやすいのでコツをお伝えします

カメラを地面限界まで下げて撮ると、画面が見えにくくなることもあってピントが草に合いがちです。

これはこれでアリかもしれませんが…

こんな時はAE/AFロックを使いましょう!

AE/AFロック機能を使うと、対象物にピントと明るさを固定してくれます。ここでは赤かぼちゃをロックします。使い方は画面上に写った赤かぼちゃを長押し(タップ)するだけです。

これでピントが草に合うのを防ぐことができます。

ここまで読んでいただければ、ほとんどの方は赤かぼちゃの可愛さを引き立たせる撮影ができると思います!

ここからは、どの位置から撮ったらいい感じに写るのか、よくわからない方のために撮影場所をお伝えします。


結論3:場所はここで撮る

ここで撮ってください。
(多少の誤差はあっても大丈夫)

右側には松の木があります。

左側には階段があります。

ここで撮ればこんな感じで撮れます。

「あれ、さっきより赤かぼちゃが小さくなってない?」と思われた方。さすがです。こちらはわざと小さく撮っています。理由はインスタのストーリーにアップすると縦横の比率が変わって左右が切れてしまうからです。

撮ったままの比率(3:4)
ストーリーズの比率(9:16)

少し小さめに撮る

ストーリーズでもしっかり入る

ちなみにiPhoneの待受にもいい感じで収まります。

待受にしたり、インスタのストーリーにアップする予定のない方は、もう少し前から撮ってもいいですね。

その場合はこの辺りがおすすめです。

最初の写真です

さて、それでは最後に注意点と対策をお伝えしておきます。


離れた位置から撮る場合の注意点と対策

赤かぼちゃから離れて写真を撮る場合は、他に撮影中の人が写り込むことがあります。こればっかりは人気スポットなので人が集まってくるのはどうしようもできません。

けど、諦めないでください!

直島の赤かぼちゃまで歩いて5分の場所に移住して1ヶ月、僕なりの人集り回避方法を大きく2つみつけました。

1.朝早い時間帯に撮影する

これは直島に泊まった場合に有効な手段です。朝イチは観光客の人数は少ない上に、朝食タイムなどを過ごしている人が多いです。おのずと赤かぼちゃへやってくる人は少ないので狙い目の時間帯です。

※個人的にはこちらが特におすすめ


2.船の下船、乗船時間の前後を避ける

観光客の多くは直島に着くと、目にとまった赤かぼちゃへ一直線してくる方を多く見受けます。また、帰りの船に乗るために港へ戻ってくるのですが、多くの方が少し早めに戻ってきます。他にすることも少ない港なので、赤かぼちゃで写真を撮っている人が多い印象です。

なので、その時間を外すのがいいでしょう。こちらはフェリーの時刻表なので参考にしてみてください。

運もあります


参考:方角による赤かぼちゃ写真の違い

ここまで紹介した赤かぼちゃの写真はすべて同じ方向からでした。それにはもちろん訳があります。一番赤かぼちゃが引き立つ方角だからです。

この方角(背中側に駐輪場)がおすすめ


それがわかるように他の角度からの写真を紹介しておきます。

こちらは反対側(海側)から撮った写真です。後ろに引けないことと、芝生がないこと、背景に民家や海の駅が写り込んできます。(山が入るのはめっちゃいいんですけどね)


こちらはフェリー側から。背景に電灯や漁船、停まっている車などが写り込んできます。


他にも斜めからなどを試しましたが、やはり写って欲しくないものが写り込んでしまいます。。

なんだかんだでやっぱりここからがおすすめです。


まとめ

それでは今回のポイントをまとめておきます。

  1. 望遠レンズ(3×)を使用する

  2. スマホを地面まで下げる

  3. 場所は指定のところで

以上、これから直島に遊びに来られる方はぜひ参考にしてみてくださいね!

ご質問などがあればコメント欄や、下記のインスタからDMください。

また、今後も需要があるようであれば、赤かぼちゃでの人物撮影や、パヴィリオンでのおすすめ撮影をご紹介いたします。

僕は直島に住んでいますので、もし出会えた時は楽しく写真を撮りましょう!インスタのフォローもよろしくお願いします!


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