人の『痛み』を理解する③~18種類の早期不適応スキーマ~

『自動反応』とは、外界からの刺激に対して、自動で沸き起こってしまう反応のこと。

何かを見た・した・された・言われたときに、ムカッとしたり、イラっとしたり、ざわっとしたり、もやっとしたり、、、

こんな風に分かりやすい時もあれば、

誰かに勝手に憧れる、誰かを勝手に見下す、誰かを勝手に評価するなど、、、

身体反応では気付かないレベルで生じている場合もあります。

この自動反応はいたるところで起きて、勝手に我々の人生を決定しています。

中でも、強烈な自動反応を引き起こすのが、前回見てきた『早期不適応スキーマ』です。

この早期不適応スキーマに基づいて、自動反応し続ける限り、自身の内的な感覚に基づいて生きていくことは出来ません。

この自動反応から自由になるための入り口は、自分の無意識の痛み、スキーマを知ることです。

そんなわけで今回は、ヤング博士が定式化した、18種類の早期不適応スキーマを紹介します。

なお、今回の内容は95%くらい以下の書籍の内容です。

非常に短くさっと読めて、かつ、スキーマ療法を分かりやすく解説してくれているので、興味を持った方はKindleでぽちっとしてみてください。

また、この記事は本の内容を参考にした『私見』に過ぎないことをご留意ください。

18種類の早期不適応スキーマ

細かく言うと、5種類の中核的感情欲求に対して、5つのスキーマ領域があり、18種類の早期不適応スキーマは、その5領域のいずれかに属しているのですが、、、

今回の記事ではあまり気にしないことにします。

読み方のポイントは、ざわっとしたり、グッときたりする言葉を探すことです。

そのスキーマは自分も有している可能性が高いです。

それでは行ってみましょう。

ざわっとしたり、グッと来たりするものはありましたか?

複数当てはまるのが普通です。

僕の場合は、

  • 欠陥・恥スキーマ

  • 感情抑制スキーマ

  • 完璧主義スキーマ

辺りがなんかざわっとします。

なお、文言は心の体質改善「スキーマ療法」自習ガイドから抜粋していますが、人によって刺さる文言が変わります。全て読みたい場合は書籍買った方が良いです。

自分がどの早期不適応スキーマを持っている可能性があるかを知るだけで、日常の自動反応の質が変わっていきます。

「あっ、なんか自動反応してるな~」と思ったら、これらのスキーマが反応してないか観察してみてください。

今回のまとめ

今回は、ヤング博士が定式化した(そして伊藤絵美さんが分かりやすくかみ砕いてくれた)18種類のスキーマを見ていきました。

次回は、これらの早期不適応スキーマによって、どのような自動反応が引き起こされるのかを詳しく見ていきます。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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