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20191222

homecomingsのライブでした。
毎年恒例ですが今年も。

福富さんのもっとみんな優しくなればいいのに、ってのがめちゃくちゃに響きました。個人的にもちょうどそんな感じの時期だったので、、

So FarとTorch Songを聴いて感じたことですが、たぶん俺は子どもたちに「美しいものは美しい」ってことをシンプルに伝えたいんだなぁと。美しいものを素直に美しいとか、いいものをいいとか言えるのってほんと一握りの子たちだし、そもそもふとそんな気持ちになることを恥ずかしいなんて思わせちゃいけない。

人にはそれぞれ別の感覚があって、感じることなんてみんな違うと思う。自分がいいな、これすげえな、って思うことでも他の人はそうじゃなかったり。例えば小さい教室の集団の中で、発言力とか雰囲気をつくる子が感じたものが集団の総意、みたいになるのは一人ひとりが保障されていない。学校はそれぞれがグッとくる瞬間をちゃんと表現できる場所だといいと思うし、そうでなきゃいけないと思う。小学校は人間の基礎を形作る場所だって、昔ぼんやり考えていたことを思い出した。

授業で触れる言葉、文章、問題、資料、音、、学校の子どもたちの学びを構成するものはまだまだあるけれど、それに触れた中で感じるものをもっと素直に表現させてあげることができれば、人は優しくなれるんじゃないか、もっと関わり合えるんじゃないか、困った時に協働できるんじゃないか。みんな感情を見つめる経験が浅い。それを経験して、体得することができるのが、学校での日々の授業であり、教師の役目のひとつなのかな。

ライブ中ずっと仕事について考えてました。そこでこの3年間、問いかけられるたびに困って、なんとなくそれっぽく答えていた、「鈴木先生の教師観ってなんですか」って質問の答えのパーツが見つかった気がします。"日々の中で美しいものに気づき、素直に美しいと表現できる子どもたちを育てる"
ひとまずこの感覚に向かって、子どもに向き合っていきたいと思います。

homecomingsのこの時期のライブに行き続けて4年くらい経ちますが、大学生の頃とは考えることが変わってる、感じることも変わってる、向き合うものも変わってる、って感じでなんかジーンときました。

今年もあとちょっと。いい夜でした。

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