#5 スマホが普及したことで、私たちが得たもの/失ったもの【情報リテラシー論】【長岡造形大学】

今や小学生にもシェアを伸ばしつつあるスマホ。生活の中にスマホが入り込んだことで、私たちは何を得て、何を失ったのでしょうか。今回の講義で紹介されていたものをまとめました。



日本は世界で唯一の、子供のパソコン使用率が低下している国

 2024年頃から、GIGAスクール構想の実施が予定されており、政府は若者のパソコン離れ問題を重く受け止めています。今の中学生から30代までが、PC暗黒時代となると言われています。

スマホの小さな画面は制作に向かない  →  消費ツール

パソコンは「生み出す」のに向いている。(大画面、マルチウィンドウ、入力が早い)

得たもの:気軽にアクセスできる消費ツール
失ったもの:パソコンの操作スキル、創作活動のきっかけ


時代によって変わる電話の置き場所

家庭用電話の置き場所が時代によって違うこと、知っていましたか?大きく分けて以下の3つの時代です。

○玄関:家庭用電話があまり普及していなかった時代。近所の人々が訪れて利用するため、玄関や廊下に設置する。ダイヤル式電話が主流。

○リビングルーム:プッシュ式電話が主流。

○寝室:スマホが主流。

得たもの:一家に一台が主流になることで、気軽に電話ができるようになった
失ったもの:電話の貸し借り、ご近所付き合い


スマホ/パソコンのUI

スマホは主に指で、パソコンはカーソルでと、2つのデバイスの操作感はそれぞれ異なる特徴があります。



入力方法

音声認識機能は、Apple社の製品としては1993年のQuadra 840AV/Centris 660AVよりPlainTalkとして搭載が始まったように、スマホの登場以前にもあった入力方法です。しかし、音声入力の楽さはパソコンよりもスマホの方が相性が良いように感じられます。ベットに横になりながら友達とチャットなど、スマホでの入力方法の拡張はさまざまな便利なことをもたらしました。

得たもの:気張らない入力できるようになった
失ったもの:タイピングの機会


まとめ

得たもの:

気軽にアクセスできる消費ツールとしてのスマホ
・一家に一台が主流になることで、気軽に電話ができるようになった
気張らない入力できるようになった

パソコンの操作スキル、創作活動のきっかけ
電話の貸し借り、ご近所付き合い
タイピングの機会


スマホは便利ですが、同時に以前の生活様式を失ったり、人との繋がりの形をも変化させてしまうパワーがあるものです。プラス面もマイナス面もしっかりと念頭に置いて、賢くスマホを扱いたいですね。


━━━━━━━━━━━━━━━
情報リテラシー論 担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト横田秀珠 
https://yokotashurin.com



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?