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露出することが全てではない。

今の時代SNSに触れないことの方が難しくなっている。日々何かがバズり、それがテレビでもネットでもニュースになる。それを見た人たちは、自分もバズを生み出したいと思い、そして何者かになりたいと思う。

僕が高校生の頃、ケータイはガラケーで、ネットもまだまだで、SNSと言われるものもありませんでした。だからこそ、最新のニュースはテレビや雑誌であり、自分の足で手に入れるものでした。良くも悪くも自分の関われる世界はとても小さく、その中で自分にできる努力をする世界でした。

今の時代は地球の裏側の全く知らない誰かのバズを目にするし、それに憧れや嫉妬の感情もあるでしょう。それ自分にあまり関係のない領域だとしても何かしらの焦燥感を感じながら自分と比較しているような、あまりヘルシーとは言えない状態ではないかと思います。

僕自身もそういう時期がありました。SNSでバズったとしても、根本的な自分という人間は何も変わらないのに、なぜかとても自分が凄い人間に感じてしまったり、これからも同じような勢いで何かを成し遂げられるような錯覚に陥る。

露出すること自体はとても大切で、自分の事を世の中の人に知ってもらうとても大切な機会。それによって人生が大きく変わる事もあるでしょう。しかし、大切なのはバズることではなく、バズったことによって元々スキルがあった人にスポットが当たること。それによってバズるという機会を最大限に活かして更なるジャンプアップをする事です。

これは、元々のスキル×バズによる拡散=認知獲得による新しい機械の創出であり、それによって更に新しいが回り続ける事です。これがスキル由来ではないただのバズだと掛け算は生まれにくい。認知と期待度が上がり切った後に戦う術がないと単発な露出になってしまうからです。


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