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履歴書はどうやって育てるのか?

暑い夏がやってきて気持ちも昂っている田村です。今回は履歴書の育て方。というテーマで話をしようと思います。これは僕が最初に働いたシェフに言われて、とても記憶に残っている事なのですが、履歴書は自分で作り、育てていくものだと言われました。

最初はなんのことだ?という感じでしたが、話を聞いてみると、なるほど!と思うことが多かったのでシェアします。これは料理人やパティシエに近い話ですが、ビジネスの人にも通ずるものがあるかと思います。

履歴書は自ら作るもの。

自分が将来の目標を見据えた時に、どこで誰に何を学べば良いのか?僕は仕事をはじめた当初、その感覚は全くありませんでした。とにかく自分が美味しいと思うレストランで働きたい!という想いから最初のレストランを選んでいるし、20歳の時に30歳までにシェフになる!と決めたものの、そこに至るまでの経緯は考えられていませんでした。

なぜシェフと履歴書の話になったかは覚えていないのですが(フランスに行きたいって話をしたからかな?)どの店でどう働くかはとても大切だから、なぜそのお店で働きたいかが明確でないならやめておけ、と言われました。

シェフの意図としては『履歴書を見ただけで8割くらいが決まってしまう。どこで働いてたかはそれくらい重要だ。だからこそ、自分の履歴書を育てるように働き先を考えなければならない。』ということらしい。

確かに履歴書の働き先で、大体のスキル感や労働の仕方が見えてくる。リファレンスも取りやすいし、最悪履歴書で落とされる事もある。勿論スキルで判断されるべきとも思うが、一定の水準を超えると働き先でスキルも知識も担保される部分が大きいからこそ、どこで働くかがとても重要になる。

これは出身高校でも大学でも企業でも同じように測られるし、どんな賞を取っているか、どんな成果を出しているかでも判断される。全く同じスキルの人が2人いた場合、何をもとに判断するかのウエイトは経歴に依存しやすい。そういう人の心理や世の中の構造も理解して働き先を考えろ!ということだったのだろう。まだ20歳の僕には難しかったが、分からないなりに理解に努めた気がする。

長期的な視点はあるか?

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