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自分の幸せは何か?未来を思う思考力。

最近若い世代と話していると、10年前よりも目標や、将来のビジョンが見えないと感じている人が増えたような気がする。

僕個人の感覚ですが、10年前は今ほど情報量は多くなく、将来の目標も画一的である意味目指しやすい状態だったのではないか?と思います。しかし今は情報に溢れ、選択肢が多くあり(そう見える)、何にでもなれそうな感覚になると(実際にはなれないが)何か1つをやり抜くような目標設定がしにくいのかもしれません。

僕は20歳の時に『30歳までにシェフになるか独立する!』と決めて、そのために必要なことしかしませんでした。料理しか勉強しておらず、というか料理以外勉強する気がなかった。それしか学ぶべきものはないと思っていたからだ。ある意味、的を絞って腹を括れていた。

しかし今は、様々な情報の中で、どの情報の精度が高いかも見極めながら、たくさんある選択肢に迷いながら未来をみているような気がします。実際には自分の性格や価値観、スキルや知識に基づいた選択肢を絞ると、ほとんど選択の余地はなく、限られた領域でどうやって成果を出すのか?という話になると思います。(もちろん個人の努力次第で如何様にもなれるのだけど)

自分の経験やスキルとはかけ離れた選択肢はあるけれど、その選択肢を選び、ゼロから何かを学び直し、しかもそれで長く生きていくのは容易ではなく、とても努力が必要で、その覚悟も持って挑める人は普通は多くありません。でも様々な選択肢が選べると思えてしまう時代というか、それが素敵だという時代になっている。

ある意味で、選択肢が少なく、一本道を走るしかなかった僕らの時代はいい時代だったのかもしれません。なぜならばアドバイスできる人が多く、答えを持っている先輩も多かったからです。

今のような新しい働き方や挑戦の仕方は、経験してる人が少なかったり、アドバイスできる人が少ない。そしてイメージがわかないから批判する人も多かったりする。そうすると挑戦者は意欲が削がれやすい(それで削がれるならそもそも無理なのだが)

そんな中でどうやって目標を立てるべきなのか?を僕はよく考えます。

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