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【経過報告】2023年開始の新事業 建築プロセスを動画にして家づくりをもっと楽しく

株式会社新潟家守舎 代表 小林紘大さん。自身の法人以外にも多数の事業を手掛けており、携わっている事業は30以上にも及ぶパラレルワーカーとして活動している。
今回は、2023年にスタートを予定している新規事業について伺った。
注文住宅を作る過程を写真や動画・インタビューに残せる、toC向けの新しい試みである。
(聞き手・小野寺 美咲)

家づくりのストーリーを形に残す新規事業とは

紘大さん(以下、紘) これは、僕の第一の専門分野である建築(木造の注文住宅)と、さまざまな仕事に携わる中で培ったスキルを組み合わせたサービスです。
2023年にスタート予定で、名前はまだ未定ですが、概要はこんな感じ。

結婚式なんかだと、お祝いムービーや記念写真を残すのが一般的ですよね。
「一生もの」だから、と。

結婚式と同じくらい、家を建てることも一生もののイベントのはず。もっとスポットがあたってもいいと思うんです。
注文住宅作りの裏側には、ドラマがあります。
お金を貯めて、夫婦が意見をすり合わせて、仕事の合間に打ち合わせをして。この家に住んだらどんなことをして過ごそう、と期待を抱いて夢を見て……たくさんの準備を乗り越えてやっと、1軒の家が建つんです。

振り返って思い出すとグッとくる、そんな大イベント。
思い出に残さなくちゃ、もったいないですよね。

家づくりの途中経過(プロセス)を形に残すという、今までありそうでなかったサービス。
設計士や工務店スタッフとご家族のお打ち合わせから、竣工(しゅんこう)時の現地チェック、そして引き渡し式での鍵のお渡しに至るまで、ポイントを抑えて撮影する。

さらに、サービスのポイントとなるのが建築インタビュー。後述するどのプランにも、家づくりの経緯等をインタビュー+2〜3千文字のテキストの提供が含まれているのだ。

価格・サービス内容は仮のもの

紘 テキストは自由に抜粋して、FacebookやInstagramに掲載していただけます。
色々な覚悟を持って家を建てるけれど、そういう想いってなかなか口には出さない方が多い。でもテキストで形にしておくことで、子どもたちにも伝わります。
家を建てた時には小さかった子どもが、大きくなった時に「パパ、こんなこと考えてたんだね」と思ってくれたら。……想像しただけで、なんだかすっごく嬉しくないですか?

+プロセスエコノミーでより満足度の高い思い出を


紘大さんはこれまで、住宅設計業務をベースに「建築」「暮らし」「つながり」「文化」の4つの方向性から、事業を起こしたり、イベント運営・プロデュースに携わってきた。

紘大さんの本丸、(株)新潟家守舎で手掛ける事業。
2022年に立ち上げた「ハイシン」に続いて、今回紹介した建築プロセス事業が加わる。


ーーこれまで、基本的にはBtoBで事業を展開してきたと思いますが、今回の事業はBtoCの試みですよね。

紘 そうなんです。BtoCの事業をいつかやりたいと思ってて。
お客さんに直接届くって、やっぱりいいもんですよね。僕は学生時代
マクドナルドで働いていたんですけど、やりがいがあっていい経験でした。その頃と変わらない気持ちで(笑)、この事業を楽しもうと思っています。

建築業界で長年働く中でしみじみ、家づくりってハッピーなものであるべきだし、実際にすごく楽しいものだと思います。それを可視化することに意味がある。

最近は「プロセスエコノミー」という言葉をよく耳にします。

プロセスエコノミー
完成品を作って売るだけではなく、制作過程自体で収益を得ること。
商品の機能や性能で差別化を図ることが難しくなった現代、プロセスを共有しファンをつくるプロセスエコノミーが注目を集めている。

紘 商品の機能や性能で差別化できなくなったからこそ、作り手や担い手が持つ「こだわり」や「ストーリー」が反映されたプロセス、制作過程を売るのがプロセスエコノミー。
「こだわり」や「ストーリー」の濃度が価値であり、お客さんの満足度になります。

尾原さんの書籍やキングコングの西野(亮廣)さんのオンラインサロンでその考え方に触れるうち、建築業界とも相性が良いと感じたんです。


今や「良い家をつくって当たり前」。でも、その住まいづくりの裏側にはオンリーワンのストーリーがあります。大げさじゃなく、1本の映画くらいの。ご本人は「案外淡々と準備が進んでいくなあ」なんて思うものですが、そこには大きな覚悟、初めてだからこその不安、そして未来への期待が詰まっているものです。
そういうのもちゃんと、形に残してあげる。素材を提供して、Instagramとかにアップしてワクワク感を盛り上げる。
自分の家を持つって、すごく素敵なことです。そんなイベントを大切に、一緒に盛り上げることで、お客さんにとっての家づくりはもっと楽しくなる。

その思い出を次の世代にまで残すことで、大きな希望にもなると思うんです。

特別な時間を形にできる仲間を募集中

現在紘大さんは、来年のサービス開始に向けて着々と準備を進めている。
これまでにないサービスなだけあって、多くの意見とアイデアが必要となる。「紘大がまた面白そうなことをやってるぞ」と集まった仲間たちと、日々アイデアを出し合っている。

紘 このサービスは将来的に、僕の住んでいる新潟だけでなく、首都圏など他エリアでの展開の可能性もあると思っています。

そのために、僕らにはまだまだ仲間が必要。このサービスに共感していただけるクリエイターを探している真っ最中なんです。

基本的に土日の稼働になると思うので、副業との相性もいいと思います。
どれだけお客さんの想いを引き出せるかがポイントとなるサービスなので、
取材やカメラの練度よりも「誰かの特別な時間を大事にできるか」どうかが超・超・超・大事。共感してくださるクリエイターの方がいらっしゃいましたら、ぜひこのリンクから気軽にメッセージください!


単に写真や動画を提供するだけではなく、特別な時間を大切に、形に残し、次の世代へ希望を繋ぐこのサービス。
紘大さんがサービスを形にしていくプロセスは、改めてインタビューの形でアップする予定だ。(了)


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