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2021.9.26 「失敗しない家づくり」への違和感と家づくりNGワードについて雑感。

今回は、毒舌記事です。家づくりを考えの方へ・・・という内容でなく、私の思考の整理というか、考えをまとめたくて、noteを書きました。バシッとまとまっていないので、途中で「あれもNGワードに追加しよう」「これは違うな」とか思うかもしれません。ご了承ください。

株式会社新潟家守舎の代表、小林紘大(こばやしこうだい)です。「楽しい暮らしはみんなでつくる」をモットーに、建築のキャリアを活かして家づくりやまちづくりに関するプロデュース業やコンサルティング業、デザイン業を行なっています。

現在、次の3事業を行なっています。
・家づくりの会社をつよくする:コウダイ企画室  https://koudai-niigata.com/
・AMINARI:建築プロデュースにキャスティングの力を
・タノクラ:楽しい暮らしは自分でつくる

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0.はじめに

家づくりをしていると時々、大変失礼ですが「この人の家づくりは失敗しそうだな」と思ってしまうお客さんもいます。その人の共通点はなんでしょうか?考えてみましょう。

その要因として大きいのは「マイナス思考」と「買い物感覚」この二つの感情を持ちながら、家づくり(特に注文住宅)に挑むと、どうも。うまくいかないケースが多いように思います。(統計データがないので主観ですが)

1.マイナス思考


合理的な理由ではなく、イメージと先入観主体で判断しがちな人。 
加点ではなく、減点方式の評価のため、あらさがしにつながり、満足度が上がらない。具体的なフレーズ集でみていきましょう。

「・・・・・・って大丈夫ですか?」「・・・・・のデメリットは?」「失敗したくないので」「後悔したくないので」「イメージがわかない」「XXさんの家(ママ友)の家はこうだった」

もちろん、メリットとデメリットを比較して検討することは大切です。私もします。マイナスの面だけにスポット当てて、なんとか失敗しないように「失敗さん」になってしまうと、家づくりという大きな目標を見失うケースがあります。

2.買い物感覚


質的な向上よりも、金銭面を優先すると、満足する結果につながらない。
資金超過に対して恐怖感が強く、些細なことで不信感が生じやすい。
他社比較をする傾向が強く、比べて値切って安く買えたことによる満足感を得るタイプ。

「人生最大の買い物だから」
「坪いくらですか?」
「子供室は最低●帖で寝室は、●帖ないとだめ」
「おたくは、いくら値引きしてくれるんですか?」「ちょっと、勉強してくださいよー」

私は、文章でも実際の言葉でも絶対に言わないのが
「一生に一回の買い物」というフレーズです。

土地建物がセットになっている建売住宅は、現物をみて、それになっとくして代金を支払い、取得します。これは「買い物」です。モノとお金の交換です。なぜなら、注文住宅は、モノを売り買いする「売買契約」ではありません。
注文住宅の場合、まっさらな敷地の上にカタチにないものを施工者と一緒に完成させようという「請負契約」だからです。発注者である施主と受注者である工務店は、請負契約上は対等な関係にあり、お互いに協力しながら、この契約を履行します。つまり、注文住宅は買い物ではなく、共にに作り上げるという契約です。

注文住宅を買い物パラダイムで、挑んでしまうと成功と失敗が出てきます。
本来、注文住宅はそれぞれで成功しかないはずなんです!!

もちろん、「失敗しないために〜」「人生一度きりの買い物〜」というパワーワードなので、多くの人の目にもとまり、SEO的にもいいでしょう。ただ、私たち住宅の情報提供するものとして、それでいいのかな・・・と違和感がありました。

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私たちは、家づくりを通じて、住まい手の暮らしをつくっています。


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まだ、具体的なアクションが見えていませんが、

少し問題提起ということでnoteに書き留めておきます.



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