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2021.08.14 NECONOMAができるまで


株式会社新潟家守舎の代表、小林紘大(こばやしこうだい)です。「楽しい暮らしはみんなでつくる」をモットーに、建築のキャリアを活かして家づくりやまちづくりに関するプロデュース業やコンサルティング業、デザイン業を行なっています。

現在、次の3事業を行なっています。
・コウダイ企画室 https://koudai-niigata.com/
・AMINARI:建築プロデュース
・タノクラ:楽しい暮らしは自分でつくる


工事困難な状況

ご覧の通り、前面道路の幅は、3メートル以下と狭く、途中に電柱もあり、軽自動車でも通過ができないほど。工事車両の乗り入れができずに、建築資材の搬入にも苦労しました。

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隣地との離れも狭く、ここのスペースに足場を組み、外壁を交換するのは、難しいでしょう。(今回の工事では、この部分の外壁は施工していません)

ちなみに、外観のサッシ部分の一部ブルーシート仕上げ。笑。

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インターンの女子大生と一緒に壁を壊す

手始めに、コウダイ企画室。へインターンシップで来てもらっていた女子大生と一緒に壁を解体。彼女曰く「すごく、楽しかった!」と大満足。建築はつくることよりも解体する方が難しいと言われています。今回は土壁があり、土壁の解体には根気が必要な作業だったと思います。

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解体前のビフォー

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セルフ解体後のアフター

こんなに綺麗になりました。壁は綺麗に解体できましたが、テレビはぽつんと残っています。壁を解体してみると広く見えますね。

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屋根を直すか?直さないか?

今回、屋根を直すかについては私も悩みました。

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大雪の時。この時は、屋根の崩壊を恐れました。(購入したばかりの物件がリノベーション前に倒壊するのでは、、と心配になりました)

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条件とコストを検討した結果、屋根は補修することにしました。補修としっても既存屋根の上にアスファルトルーフィングという防水シートを施工し、その上から新しい板金の屋根を施工します。屋根施工は、中学校からの友人で同級生のtazawa さん。こちらのパンフレットやWEBページもコウダイ企画室でサポートさせてもらいました。

【WEB】tazawa株式会社   https://tazawainc.com/

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屋根は横葺き。落雪が道路に落ちないように「雪止めアングル」という金具もつけます。色は古民家らしく、ブラウン系の色としました。

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解体後、リノベーション見学会を開催してみた

一通り、解体が終わったタイミングで、見学会イベントを開催。スケルトン状態の古民家を公開!という誰得?とつっこみたくなるような企画のイベントでしたが、沼垂テラスのインスタグラムのシェアもあり、多くの方に来ていただきました。建物の見学、建築からの考察、ここでどんなビジネスをしたいかなど少しだけプレゼンテーションをさせていただきました。

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断熱工事をして、エコハウスへ

今回のリノベーションで最も、優先順位の高かった「断熱改修」

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床:XPSt50mm の断熱材を大引き間

床下はコンクリートを打つお金がなかったのと、ポンプ社が入らない敷地だったために、地面からの湿気を抑えるために、防湿フィルムを床一面に敷き込みました。壊れいた床下換気口のガラリも新しいものへ交換。(このガラリはコメリで購入)

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床が終わると壁です。壁は柱間に高性能グラスウールt100を柱と柱の間につめていきます。その後に耐震強化のための「モイス」という耐力面材を打ち付け、建物全体の剛性を確保していきます。

本来の工事では、耐震性も十分に考慮しなければならいでしょう。今回の工事では、「前よりは格段に耐震性を向上させているが、詳細は掲載まではしていない」という結果です。壁の配置もバランスを見ていれていますが、少しサボっていることを正直に告白します。

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大工工事が終わると内装工事へ移行します。

そして、完成に向けて工事は進んでいきます。

(2021.8.20 つづく)

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